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番いのもぐらたちが
ずっと永い冬を越えていく
温かい大地のなかでは
深い秋の湖岸に生える葦の匂いより
次ぐらいに心地よくて

ずっともぐって行くと
遠くまで吠えていた
動物たちやらの魂 ....
明日の朝餉で
煮物たちは
ついに食べられるつもりです
かぼちゃの君は
セミロング気味に散髪され
さらりと初冬の乾いた風になびかせ
そっと魔法の馬車馬が走り出す
だいこんの僕は
降りしき ....
すました顔のままで
トランプの手札をふいに見る
余裕をちらつかせた得意のブラフで
先にあるチップも巻き上げたばかり
次から次へ老境にあるチップ全てを賭けて
さらに威力を増したブラフが
上手 ....
やはり言葉には音程があるし
届ける意味と宛先があるのです。
けれども、感じるままに
あらゆる想いを誰かに伝えることが
メッセージなのだろうと
思い違いをすることがあるのです。
いつしか、鳴 ....
まるで天使の翼が
舞いながら
羽ばたくあいだのように
白い鍵盤は月明かりを
灯すみたいにして
黒い鍵盤は夜空に
溶け込んでいた

眩しい音色は鳴ることを
少し休ませながら
ようやく ....
いつも遠い夢に寄り添いながら
哀しい季節を越えていく
涼しい風が吹いていただけで
記憶に揺れるコスモス

きっと言葉にならない
絶望ばかりの昔を越えて
ひとすじ涙が流れただけで
誰かに ....
幼いころの古びた靴は
シャベルよりも
ずっと小さくて、
土遊びをしながら
泥だらけで夕暮れに沈んでいた。
永くて遠い春はすでに
まなざしの向こうにあって、

冬を越えるたび
軽くうな ....
{引用=Code C
人影と物陰をよく間違うのは
孤独ではなくて暗闇があるからで
月夜はひかりと影とを
沈黙の大地に捧げた}
{引用=Code D
潮騒が聴こえるはずの海辺に
大きな月 ....
水菜さんのりゅうのあくびさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もぐらたち- りゅうの ...自由詩8*16-12-11
待ちぼうけの煮物たち- りゅうの ...自由詩5*16-11-26
世界で最も哀しいポーカーテーブル- りゅうの ...自由詩2*16-11-10
口癖についての不思議- りゅうの ...自由詩1*16-11-6
フレンチトーストとピアノ弾き- りゅうの ...自由詩1*16-11-5
缶珈琲を飲み干しながら- りゅうの ...自由詩2*16-11-3
たんぽぽ花粉予報- りゅうの ...自由詩17*16-3-13
ミステリアス・パロディは月夜を染めて- りゅうの ...自由詩4*16-3-6

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