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「美」、には理由があるわけではない。実際のところ、「美」は「美として」存在するし、その存在自身によって「美」は保証されている。人が美しく感じるものには「美しさ」があらかじめ内包されているわけだ。そして .... 夏の暑さに、包まれ、静まり、静かな怒りの流れのように、
今、雷鳴がとどろき、わたしは戦慄した。
……ざあっと、雨が降るね。おびえる目で見守る。
やがて、ぽつりぽつりと、頬を打つ雨は感動で、至らな ....
父の祈り母に添いたる秋の夜

秋を見て父を見てただ心静けき

送りまぜ今日はかくやと嘆きおり

父の背に後の月を見し夕間暮れ

十六夜の月は空にはとどまらず
 誘うように、それは語り始めた。意識のうえに上るものが、必ずしも真実ではないと、それは告げているかのようだった。物質に満たされたこの世界において、心とはいかにもはかなげなものであり、今にも消え入りそう .... 夏空に恨みのような目を向けて、サラダを食す。ひとりの時間。

急な驟雨に雨傘もなく、濡れて走らせる自転車の上。

饒舌な父に合わせて受け答えを。こんな時間はいつまで続く?

食べられる、食 ....
夏井椋也さんの朧月夜さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日記から- 朧月夜散文(批評 ...7*24-10-4
ポエム- 朧月夜自由詩10*24-8-22
つれづれと俳句- 朧月夜俳句5*23-11-10
無題- 朧月夜自由詩2+*23-10-6
短歌雑詠- 朧月夜短歌4*23-7-22

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