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そうね
何も聞かないで
終わりにするわ

だって
ほんの小さな誤解からの
すれ違いだったとしても
もう戻れないし

きっとずっと
恋をして生きていくことに
なりそうだから

 ....
靴底に引きずる秋がしなびた、爪先から凍っていく
自販機は無関心に沈む
誰にも覗かれない口元で
そっと胃の中の小銭を罵倒して

木枯し
僕の夢もいでぼろぼろ
木枯し木枯し
乾いた唾液がへ ....
私がわたしの心臓を刺した
私がわたしの声を無くした
私がわたしの動きを止めた

暗い部屋に閉じこもっていた
ずうっと ずうっと
深い青い海の底で蹲っていた
冷たいのもあまり感じないの ....
お化粧をして、
お気に入りのワンピースを着て
お気に入りの靴を履いて
髪をくるくると巻いて
大きな鏡の前に立った
その先に何があるんだろう
何があるというんだろう
何にもないのにわたしに ....
白昼夢



箒の音



机で眠る



チャイムが鳴る







床に油を引いて



学期を終える



染 ....
右手を動かして
左手を動かして
心を動かさない
息をしている
つめたい夜だ

わたしがいて
あなたがいない
壁のない部屋で
月はかたまる
つめたい夜だ

身体を横たえて
 ....
何億光年前から
あなたが生まれるの
ずっと待ってた

よかった 元気そうで!

宇宙の中の片隅の
銀河系の端くれの
太陽系第三惑星の
小さな島から
あなたを見つけた時

も ....
目眩のする夜
夜風にあたって溶けてしまいたい
青い閃光
体の周りで光っている

振り払おうとフラフラ
まるでバレエのようね
雨に濡れたアスファルトで
ワルツを踊るの

頭が ....
今、空の底にいます
屈折した光に包まれて
案外うまく歩けています
地図を読むことは
相変わらず苦手だけれど
磁石を温めて
風を読むことが出来れば
目的地にはいずれ
たどりつくかもしれま ....
 
心が凍えそうな夜

カレーなんだな

みすかしたように、カレーなんだな



 
君のいないリビング

殺風景でアウェイで時間しか癒しきれない悟り

時折涙の理由を問いたいくらいに溢れ出す

寂しいよ とても

君のいないリビング 心にぽっかりとあいた穴

寂し ....
その手の中にある、幸せには気づかずに
自分の不幸を嘆いては愚かな事だと笑われる
それでも…
月の無い夜、不安に怯え
夜空を舞う、小鳥のように
見えない灯りを、探さずにはいれられない
少しクラクラすると
おかしなこと思いつくみたい

背がすごくおっきくなって
大陸を一跨ぎする
空の星を金平糖にして食べる
地面に転がる砂金を
手いっぱいに掬って
食べてなくなった星 ....
人の背中をみる
いろいろききたくてみる

なんにも言えないでみる
ふりむいてくれないからみる

それをみているひとがいる
不思議そうな顔でそれをみる

そんな風にだれもが
だれかの ....
私 もうずうっと前から
森の奥の大きな切り株で
寝たふりしてるの
小人のエキストラ7人も雇っちゃったの
クソまずいアップルパイ作って吐いたの

あなたをお待ちかねなの

ちょっ ....
東へ行ってとまどい
西へ行っておどろき
南へ行ってためらい
北へ行ってささめく

夕日だけは聞いている
旅人の来歴を
小さな声の問わず語りを

風の通り名を

城の孤独を

 ....
どんなに高い山に登っても
ビルにあがっても
下ばかりみてしまう

ちいさくなった車や
家をみてしまう

それなのに地上にいると
空が恋しいなんて

寝ころんでみる
白い雲は
な ....
はなしても はなしても
もどしても
つきかえしても

それは、三回
魔の三角

いずれはおなじ
いずれもおなじ

そのうち戻ってくるだろう
ピアノがないと ピアノは弾けない
フルートがないと フルートは吹けない
チェロがないと チェロは弾けない
トランペットがないと トランペットは吹けない
私に何が出来るのか
私は何も出来ない
 ....
愛するあなたの骸を葬る墓を
あなたの好きだった海の前に

魂が抜けていると
どうも軽くなっているようで
身体までも天に昇っていくかと
思い 抱きしめました

せっせと穴を掘りま ....
誰もいない横断歩道の上

月の方角を目指してセンカイチュウ

どこから星の香りがする

いなくなった君の音がする

フォークで刺した地球を

うっとりと眺めてから

おいしそう ....
ビリジアン



青みがかった緑色
鮮やかなビリジアンの色見本に
忘れていた記憶を取り戻した


ビリジアンが青色だと思っていた


その主人公は耳が聞こえず
声も出せず
 ....
私を目掛けた
スペースシャトルは

無事に頭の上で散った

キラキラと光っていれば
見つけやすいからって

変な名前もつけて
忘れられないようにしたの

彼が壊した
ワンダーラ ....
 
写真は撮らない

目に焼きつける

時がしっとり思い出にかえてくれるから



 
怖く 暗い 部屋の中で
冷たく 嫌な 夢を見ました

震えながら 午前4時
吐く息は白く 消える

暑い 塩水が頬を垂れて
少しだけ 私は海に還る

この時が最後だった

 ....
春になったら
暖かい匂いがしますね
陽だまりの野原に
君と寝転んだこと
思い出すんです

ふふふ
って口隠して笑ってた

夏になったら
夜風が気持ち良くなりますね
いつかの花 ....
橋はたそがれの海に沈み
むかしの城は黄金に
碧い水面をすべる鳶
かなたに飛行機
銀の軌跡を曳く

秋は燦々 美しく燃え
いのり実らせたまえ
安らぎよ 君にあれ
感情を持った人々が
僕のそばを通り過ぎる
川の流れのように 車の流れのように
傷つかないように気を配りあって
気がついた時には人の海の中
グチを言いながら世界を味わう

すべての飢えた子 ....
赤いランプがカンカンと
向こう側とぼくを遮断していく
雨とガラスで閉めきった車のなかは
言いようのない層ができている

後部座席は少しだけせまくて
その季節はだんだん寒くなっていって
掴 ....
お隣に
君の横顔があります
白いうなじが光って
クラクラ目眩

音鳴りに
君の好きな歌が聞こえます
幸せそうに鼻歌うたって
キラキラ二重

大人なりに
君の良いところを褒 ....
凍月さんの自由詩おすすめリスト(724)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そうね_しょうがない- 中原純乃自由詩5*14-11-21
たましい、冷たいから歯に沁みる- 吐水とり自由詩3*14-11-21
マミレル- 瑞海自由詩2*14-11-21
マネキン- ゆず自由詩114-11-20
Such_a_perfect_day.- madyawn自由詩2*14-11-20
月がかたまる- はるな自由詩314-11-20
宇宙の果てからメッセージを送っています- 瑞海自由詩2*14-11-19
三拍子の彷徨- 瑞海自由詩5*14-11-17
この手の先にある空の果て- そらの珊 ...自由詩21*14-11-17
カレー- 殿上 童自由詩23*14-11-17
君がすごしたリビング- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-11-16
灯り- 猫の耳自由詩714-11-15
目眩の夢- 瑞海自由詩2*14-11-14
連鎖- 朧月自由詩2+14-11-14
お待ちかね- 瑞海自由詩4+*14-11-14
夕凪- やまうち ...自由詩114-11-13
居場所- 朧月自由詩714-11-13
魔の三角- 水素自由詩114-11-13
recitative- くろこし ...自由詩214-11-12
海の終焉- 瑞海自由詩3*14-11-11
フォークで刺した地球を- ときたま ...自由詩614-11-11
ビリジアン__/__使い古しのチューブを握りしめて- beebee自由詩23*14-11-11
メリーゴーランドを壊して- ときたま ...自由詩314-11-10
撮らない- 殿上 童自由詩19*14-11-9
陽が昇る時に- 瑞海自由詩5*14-11-9
四季折々- 瑞海自由詩2*14-11-7
城の跡にて- 水銀自由詩214-11-3
地には平和を- 大島武士自由詩314-11-1
雨の夜に火花を飛ばす- カマキリ自由詩114-11-1
おとなりに- 瑞海自由詩2+*14-10-31

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