頭のなかで
あなたはそのままでいます
形も匂いも
まだ消えないでいます

新しい世界では
訃報が飛び交います
不在を囲む
から騒ぎが

やがて全ては
過去によって
今を取り ....
誰かに似た人を
好きになり始めた
結局僕は
面影を頼りに
ふらつくクズ野郎だ
どこかの教会で
浅い金属が鳴る
頭のなかで幾つか答えが浮かんだ

八月の終わりの
猫背の信号機を
 ....
生きている時間を
三分の一以上使わないと
夢は叶わない

そうでないのに叶った場合は御用心

それ悪夢ですよ
30代のはじめの僕は
銀色の自転車を買って
どこまでも走っていった

ほんの少しで取り戻せそうな
やけくその若さは
飲みきれなかったコーラの缶と一緒に
便所で泡立って消えていく

 ....
甘くて形のない形
二十歳の盛りに夜は硬い
直ちにわたしに欲しいのは
探しに来てくれる人

でもだってのに!
ゼリーの売り場は甘くて形がなくて
そんな運命を独り占め!
景色が見える窓の近 ....
君が居なくなった時
ほんとうにだめだと思った
これは、まじで、まともに
しんそこからだめだと思った

僕は多分君を全然大事にしなかった
空気の中の酸素ぐらいに思ってた
精々数%のなけ ....
眠るまでの時間が
ここ最近長くなった
ベッドの中で過ごす
意識の切れ端の中で
瞼の裏の僕は部屋の扉を開ける

ドアを開け
階段を降りて
ワインボトルを手にとった
飲みかけのボトル ....
シーグラスを
部屋の片隅に投げたまま
二年が経っていた。

それを見つけた今日、僕は決心した。
そしてその決心を今実行した。

シーグラスは
二年たっても
ちょっとしょっぱくて
 ....
ひとりでいるけど
さみしくないの
こどもはおれにきくけど
おとなはだまってる

一人ぼっちはさみしーけど
ねむい時はさみしーぐらいがいいんだ

しぬのはこわい
いきるのはつらい
 ....
好きな子が出来ても
誰かの手を引いて遠い場所へ
行ってしまう

受け入れた そして絶望はしたが
したが それぐらいで済んだ


友達に嫌われた
仲直りしたかったけど
もうそんな ....
僕を守って
ディスカヴァー


晴れた夜を 見つけるんだ
灰になったまま
飛べない鳥になるんだ

風に凪を渡して
かわりに底の浅い靴をもらって
葦の原をかけていく

僕を守 ....
夜を歩く
薄曇りに月はなく
ひとり話す
昨日の光を突き放す

牙を
とがった牙を
何度も何度も
突き立てたけど
口に広がるのは
凍った水の味
ひとり いのる

髪の長いひ ....
汚れた心を
綺麗にしましょう
タワシで擦って
研磨剤でこすって

歪んだ心を
綺麗にしましょう
ヤスリで削って
金づちで殴って

凹んだ場所に合わせて
サンダーを掛けて
壊 ....
ちょっとさみしい感じの夜があったら
出かけてって
こえをかけよう
二日酔いかい?水がほしいかい?
ちょっとさみしい感じの夜は
嫌な顔をしないさ たぶん

即席の信号と工事で
普段止 ....
鼻唄が出来ないから
小さな声で歌いながら
公園の横を通る
だれかより幸せだから
最悪じゃない

猫背の男が
植木につばを吐いた
鳥が飛んでいて
雲もその横で滲んでる
誰よりも幸せか ....
丁字の実はクローブっていって
食べ過ぎちゃだめ
朝のうちに起きてることはいいことで
夜のうちに寝ているのもいいこと

猫の舌の上は
空虚な集合だ
爪に挟まってた髪の毛を
誰かのポケ ....
言葉の形を口で作って
ふらりふらり
まぶたまで近づいて
逃げ道だけは僕が用意してるから
上手にナイフを使って切れ込みを入れる

投げれるものは
もう全部投げただろ
嫌味のつもり
お互 ....
あのですね。僕は名言が好きです。
その妥当性はともかく、正しいかどうかなんて置いといて、何か変なパワーがある言葉が好きなのです。

さっきふと思い出した名言について一人で、賞味期限の切れた乾 ....
橋をわたらないように
街を歩く
寝言を言わないように
街で眠る
こぼさないように
飲んで
喋らないように
頷いて
またこぼさないように
食べた

空っぽどうしで
ずっといたら
 ....
世界は無力で温かい
地面と話している人々はよく知ってる

僕が統計学的に君とは殺し合いも辞さないレベルでの
喧嘩別れになるだろうってことを何度か説明してる間
頭の痛いふりをしてこの馬鹿げ ....
詩を書くためにかたまる
詩を読むためにかたまる
音楽を演奏するためにかたまる
喜ぶためにかたまる
楽しむためにかたまる
ひとかたまりになる
かたまりがかたまる
これら以外がたまること ....
ラジオをつけたまま
テレビを見ている
悲しみを集めて結晶を作ったらキレイだなと思う
一日が終わる

ラジオは喋りながら
人を殺す
朝からそれを数えている
今日も僕の名前は読みあげら ....
真夜中に目が覚める
暗がりを頭きりさく

いい一日になりそう
いい一日になりそう

間違いの手のひらに到着
午前3時42分
間違いは熟睡
靴下を片手に踊る
捕まえてあるフクロウ ....
赤い空は夜の続き
星数える予定を君と取り付けたのは
今夜雨が降るから
一人でいるのが淋しいのは
意味があることじゃない
二人でいるのが好きなのは
君だけじゃない

生き方に迷ってる ....
速すぎて悲しめない
速すぎて見えない
速すぎて寂しいから
速すぎていなくなった

ひとりとひとりとふたり
ふたりはふたりのひとり

あの丘に花がいっぱいになったら
どっかあそびに ....
月が青くて
やけにざらつく夜は
次の昼間に
訃報が届く

大きなカセットを
持て余しながら
余生のたるみを
巻き上げるんだ 昔は、君も俺も少年だったな

ヴィデオホームシステムブル ....
チヂム君「あーん!ふえもん!」

方洲登呂 富衛門「どうしましたか?助けになれることを私は望んでいます」

チヂム「もうすぐ世界の終わりが来るってライアンが僕を脅かすんだ!」
富衛門「安 ....
部屋の中には
甘い匂いのする本が
足の踏み場を奪うように
寂しい知識をちりばめている

子供がわめく
窓をわざと大きな音を立てて閉めた
重なってる
腐ってる
錆びた皿の上
砂漠に落 ....
いらないものがたくさんあるのは
他の人が使うから
僕が見ている世界には
そんな不要がいっぱい

誰かと手を繋いでいなければ
恥ずかしくなるような場所を
一人で歩いていた

誰かに ....
ほんのちょっとだから
俺の恋人になって下さい
歯糞ぐらいにすこしだけ
ダイヤモンドみたいにめんどうな好意で
ちょっとだけ

ほんの少しでいいから
セックスさせて下さい
カーディガン ....
竜門勇気(790)
タイトル カテゴリ Point 日付
死んだもの自由詩113/3/12 12:47
もう星は自由詩3*13/3/5 1:26
夢について自由詩8*13/2/27 13:30
OVER OFF, OVER ON(無理してでも飲むんだ)自由詩2*13/2/27 12:16
ゼリー自由詩113/2/22 0:39
空っぽのままで自由詩2*13/2/22 0:12
次からはちゃんと自由詩113/2/21 1:20
僕はフォントサイズを極端に大きくしてのクリックを君に望もう散文(批評 ...113/2/16 14:06
ひとりぼっちはさみしいかい(公園にて)自由詩213/2/14 10:05
受け入れても受け入れても現実は深く牙で僕の自由詩113/2/14 9:44
ディスカヴァー自由詩013/2/13 9:13
祈るウルフ自由詩013/2/5 23:57
kireikirei自由詩113/2/1 11:44
目的はその後で 自由詩113/1/29 11:34
STEP自由詩013/1/13 3:15
僕はわかってる自由詩113/1/13 2:04
彼女はある朝突然に自由詩012/12/31 4:45
名言散文(批評 ...1*12/12/15 9:35
not count. not sound. not foun ...自由詩012/12/14 6:55
こわしにいこう自由詩112/12/13 8:07
かたまる自由詩012/12/13 7:53
電気でできた賢者自由詩2*12/12/6 22:09
いい一日になりそう自由詩212/11/29 7:49
owatteruwakeja自由詩0*12/11/14 7:32
速度の方法自由詩112/10/25 0:05
Video Home System Blues自由詩1*12/10/13 3:49
ふえもん散文(批評 ...012/10/11 1:03
灰色腫れ自由詩2*12/9/30 0:34
新しい世界は自由詩012/9/28 23:05
未来はまだ白紙のまま自由詩1*12/9/12 9:28

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