ひさしに積もった
雪は
何を待ってると思う

君は自分のことがわからないことについて
どう思う
と思うともう重くてたってられねー

次第に強くなる
風の夜に
窓は何を感じてると ....
狂ってしまった
消火栓を
一人抱いて
美しい風
不可能犯罪の方法を
書いて捨てるノート

右手で爪を握って
左手で鳥を真似する
くびれた時間の
一番細い部分
美しい風
しま ....
羽が飛び降りる
苦しいことばかりだね
辛いことばかりだね
僕が祈ると君は笑う
手を組むたびに
髪の毛を掴まれて
床に投げつけられる
なんでこんな目に?
見上げると笑顔が眩しい
神 ....
祭りの夜
腐った闇を踏みながら
タバコに火をつけて
三つ目の家に入ろう

小人は擦り傷で白けた水を飲む
神様は靴底に張り付いたガムを食べる
ラララララ・ララ
叫び声でいっぱいの耳
 ....
僕はこんな場面に
出会うことなんてないと思ってた
君が誰かなんてわからないまま
終わると思ってた

今、すべての海に
つながる波を二人で見てるんだ
太陽がゆっくり熟して
気味の悪い ....
旅の途中で
出会うような街にも
君が普段行くような
埃にまみれた
店がある

ハンコ屋の軒先で
酔いつぶれた爺さんが寝てることだって
それほど注意深くなくても
気づくだろうし
 ....
あんたが笑う顔が好きだって
前話したっけ
つまんない顔二人でした
お互いなにか諦めた
じゃなきゃあんなふうにはできない
ゴミ箱の中はゴミしかない

さっきまで知ってたことなんて
今 ....
眠りから覚める頃
お前は糞だと言われ気づく
俺は糞だったのか

眠りに落ちる頃
お前は糞だと言われ気づく
俺は糞だったのか


眠りから覚める頃
お前は糞だと言われ気づく
俺 ....
足りない
わからないと言って
僕を困らせるのはなぜ?
気持ちいい答えを
用意できなくて
わりーよ
あした会ったら
マシなものに生まれかわってる
約束だけなら得意だ
単純ができるま ....
僕が師匠と呼ぶ人がいた。
僕の家から自転車で10分ほどの前山(はしたやまと読む)の中に居を構え、仙人としか言えない暮らしをしていた齢は60代成りたてといった風貌の男だった。
そもそもが彼が落と ....
今日も疲れた
肩までクソに浸かった
振り返ればあるものなんて
太陽ぐらい

今日も暑いな
死人も燃える暑ささ
狂った老人も僕と共に行く
影の中 うさぎのアイソトープ
膝まで浸かる ....
煙の揺れる部屋に
爪を逆立てる
すべもない夢の中
口の絞られたグラス
気味の悪い散歩道
紐の先にあるのはなに?

くちびるの抗生物質
抗えないならなくたって一緒
道の脇に蟻が歩く
 ....
くだらないと
君はつぶやく
その手触りを
喜んでるなんて
思っちゃないんだろう

新しいハーモニカに歯を立てながら笑うよ
新しいハーモニカに歯を立てながら笑うよ
真新しいズボンによ ....
やあ あばずれ!また会ったな
あいつどうした?前歯のないやつ
あんなふうになるとは思ってなかったんだ
悪かったと思ってる
歌と話が下手くそなやつは嫌いでね
あのゲロは君が掃除してくれた? ....
長いこと
閉じ込めてきた
それはもういつの話?
あやつり人形も
願いの叶うネックレスも
それをそれたらしめてた輪は破れて
賭けた鍵なんか一つも残ってないのに
閉じ込めたあいつは出てこ ....
死人にビスケットを持って会いに行く
後悔とかがないライフスタイル
一人ぼっちじゃないんだろね
金くれ
見つけあった街に戻って
やり直しを終わらせる

ついに勃発したゾンビ大戦
ゾン ....
長い道を歩くのは
そのさきに本屋があるからさ
首輪のない猫たちが
僕を追い越していく

光の指す場所を
指差す子どもたちが
公園の水飲み場で円卓を作ってる

濁った水がいくつか
 ....
まばゆい光と僕は共にあった
昼の光は邪悪で不純
見つかったあとで考える
なくした理由と
探さなかった理由

世界はいつも不穏で汚い
ここで生まれた僕らの矛盾
消える理由と存在の間で ....
いつもの僕の 窓辺には
小さな壁が 舞っている
知ってることだけ 捕まえた
子供の顔で 生きている

羽虫を一匹 食べてると
大きな蝶が 飛んできた
子供の顔の 壁たちは
一瞬わら ....
休みの朝に昼過ぎに目を覚ます
ねぼすけは世界の外側にいるし
自分の内側にいる

父がなくなって
その後祖母がなくなった
なくなり続けていく
消えていったんだろ
それが誰にでもある不 ....
地獄行きの鈍行に乗って
四月の待つ駅に向かった
緑色の鋼の橋桁
猫が歩くだけの昼下がり

血みどろの口論なんて
何年ぶりだったろーかよ
四月が僕の電話を鳴らす頃
列車の窓から街を見 ....
目を覚ましさまよう
喜びのない日々に
捧げてつかのま
息を吐く時間

世界は空っぽで
僕はその外にいる
外ってのは薄情な売春婦みたいなもので
出たり入ったりするけど
何かが生まれ ....
カポタストの虜
そんなもんは
僕は捨てたよ
低いとこを捨てて
低いとこを捨てて
自由になったつもりになんか
なっちゃダメだ

カポタストの虜
君が見てる世界は
美しい奴らの
 ....
誰かが知ってる
言葉はいつも
僕の王国の
使者になる

扉を叩いて
胸に手を
見つけた星を
売りつける

クソにはクソの
幸せを
一人でいれば
二人分
くれてる光の
 ....
その長いリクエストは
ラジオDJには届かなかったし
あまりに馬鹿馬鹿しい理由だったから
届いてたってつまらないジョークの
ネタになっておしまいだったろう

”いますぐ彼女を返してくれ” ....
戦争はクソだよ
しないほうがいい
戦争があるなら
ない方がいいって思うさ
戦争はクソだよ
ない方がいい
戦争はクソだ
クソを望む人とも
分かり合えるけど
戦争を望む人とは
分か ....
拓けた夢の街にある
痩せこけた塔の頂上で
待ち続ける想像を
どこにもいけないチケットと一緒に配ってる

風が吹くような場所なら
どこでももう一緒だよ
嘘みたいな寝言を
ずっとずっと ....
一向に動かない
右手と今後の話
瓶詰めのミツバチが
どうやってきれいな世界を
見れたのかって話「@こp「gvウェクァ「p:おWd{Phosfb[-Pgjdba[ -Pgajeg WうRuR ....
いつかは
僕の次の人が来るって思ってた
降臨の準備をしながら
誰もしてないことを探してる

そこにいたんだね
劣等感で動けなくなる君が
そこにいたんだね

なにかが
僕にあらわ ....
 ....
竜門勇気(790)
タイトル カテゴリ Point 日付
i hope you've enjoyed listenin ...自由詩018/9/28 23:41
just you,monika自由詩2*18/9/28 22:51
折り祈り、ときはいちじく自由詩018/9/28 0:13
小人と神様自由詩1*18/9/22 12:47
キイロシリアゲアリです自由詩1*18/9/18 1:44
クリスマスには無数の光が幾千の影をつくるんだ自由詩018/8/25 2:34
ネクスト・ネクスト・ネクスト、ここで終わるんだ。いつも。自由詩018/8/10 21:12
薄氷の上をハーレーダビットソンで走る(しかもボバーで!)自由詩2*18/8/6 3:00
フュー・ミー自由詩1*18/8/6 2:51
初めて燃える山のように 前編散文(批評 ...018/7/31 11:41
unders and anothers自由詩018/7/18 12:06
その嘘の意味を考えなくっちゃ自由詩1*18/7/13 3:43
おくさま、わたしは大変つらい話をしなければなりません自由詩1*18/7/13 1:57
super Thumbing!自由詩1*18/6/29 0:32
シャープの最後自由詩018/5/26 1:19
死人にくちなし自由詩2*18/5/20 14:26
ブックストア・キャリー自由詩3*18/4/30 0:11
山積みのガラクタが星になったら自由詩2*18/4/25 12:01
星と僕は他人だ自由詩1*18/4/3 14:02
近くはなっていく自由詩2*18/3/13 23:23
cat nap自由詩1*18/3/12 23:25
ウサギイヌクヤジリ自由詩2*18/3/4 1:45
UNIKUSARI自由詩2*18/3/2 0:01
どうしようもなくならなきゃ安心なんて自由詩2*18/2/7 0:26
長い願い自由詩1*17/12/31 2:09
戦争はクソだよ しないほうがいい自由詩1*17/12/25 1:29
ドローゲームの知らせは街のあらゆる場所で自由詩017/12/17 11:58
クロウラー自由詩017/12/13 4:20
空中電池自由詩1*17/12/5 12:28
ひどいやつらだ自由詩2*17/12/1 1:59

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