この世界にある全ての喜びを集めても
このキャンバスはその色を変えることはありません・・・

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ここにはオークの死体がある



あさましいケ ....
悲しい余生を想像するのは
ちょっと疲れてしまった
新しい何かが必要だけど
今ここにいる素敵さは捨てられない

花火の色なんて
綺麗に思ったことはないよ
うんざりした顔を誰かに
悟ら ....
僕が僕を探しに行くのは
偽物がいるから
ここにいるんだ
ここにいないのに
ここにいるんだ
君がこうやって出かけてく理由が
僕と同じなら嬉しいけど

ヤドカリみたいに
新しい殻を探 ....
しゃべりすぎている
君はずっと
温かい夜の
無意味な壁に寄り添って

風の音
水の音
ここはどこ
話していると
大事なことから忘れる君の声

眼鏡をあげ
急に降りだした
 ....
戦争が終わってしまったので
僕らは生まれた
戦争が知らない子供たちだ

本棚が誰でも触れるようになって
本棚は僕らを広い荒野に放った
知りたいことは知れた
わからないことはなくなった
 ....
子供の頃に
淡雪ひとつかみ
瓶の中に入れた

白い雪は
溶けて水になった
どこにでもある水になった

子供の頃
白い絵の具ひとつまみ
雪解け水の瓶の中に入れた

白い絵の具は
 ....
ライダーが勝つのを見てるのか
ショッカーが負けるのを見てるのか
わからなくなったら旅だちの時が来たってこと
不安定なプライド
忘れ残った思い出片手
今食べたサンドウィッチが消えるまで走り ....
巻き込んで
傷つけて
疲れさせて
そうやって背負いこんできたんだな

どっか行くために
歩くのは疲れたから
苦しいから
向こうだけあれば良くなったんだな

どんな道に
どんな ....
淋しいふりする僕は
無駄に過ごす日常のどれいだろ
きっとあたらしいあさがきて 
古い夜を受け入れるのさ
てめーが寂しくない時に
僕の淋しい良いシステムだ

お前がどこへ行ったって
 ....
ホントの半分
君にぶつけて
知らないふりを知る
見つかるまでの
楽しい夜が
終わるのを待っている

知っていたんだ
わかっていたんだ
僕は少し歳を取りすぎた

ホントの半分
自 ....
羽のカビた天使が
毎日視界をうろうろ
笑い話でごまかしてる
嘘つきになれたから生き延びたって
半分空想でやっていく

頑丈に甘えた
壊れないにすがった
電話のベルが聞こえる
自分 ....
君は言う
もう少し早ければ
こんな事にはなんなかったって

君は言う
もっと頑張れば
こんな事にはなんなかったって

みんな言う
もう少し何とか出来なかったの
後少しがいつも足 ....
口笛を吹くように自然に
言葉が流れる
僕はそういうふうに
歌う人になりたい

だけど
思いってやつは
トゲトゲして不恰好で
喉につかえてしまうから
僕が歌う様は
血反吐を吐く犬のよ ....
愛してる いつの間にか
慣れることに慣れたのさ
痛みが鈍くなって
楽にはなれたのさ

だって
あの頃に比べれば
怒鳴られても
バカにされても
お金にはなるし
少しばかりのプライドのせいで ....
とある日の夕方から
世界が止まって見えるようになった
窓辺に腰掛けて
動く視界を想像する毎日

花虻はせわしない直線
見えてないふりをしてると
無遠慮な振動に丸まりながら
耳たぶを ....
こどもいっぴき
さみしいうただ
子供一匹
優しいおとなだ

夕暮れが来て
またひとり連れてく
僕が残って
世界が華やぐ

冷たい煙の中とか
変に賑やかなよるとか
星が見えな ....
ワスレテシマイタイコトガ
ワスレテシマエナイトキハ
サア ボクヲヨベ

ワスレテシマエナイコトガ
オモイダセナイソノトキハ
ニゲズニ ボクヲヨベ

ボクガキミノワスレタイコト
ボクガ ....
眉の逆立つ日は
蛇口を開けてはならない
四つ角に三つ影が差す

林の始めの塩の山
天渕駒の焼ける音


爪が裏返る殖の日は
軒に子供を産んではいけない

禍つの彦某ごろごろと ....
目で感じるものは全部
手で感じるものは全部
本当に感じたいものじゃなかった

サンタクロースが来て
プレゼントを置いてって
嬉しかったのはプレゼントじゃなかった

貧しい人間だ
 ....
自分の人生に
足りないことって
モノかも知れなかった
だと思ってみんな
出かけてった

僕も
つまんないなりに
人生に意味が欲しくなっていたこともあって
とりあえず出かけた

 ....
ある人が僕の部屋にやってきた
そして
君の部屋は男の夢を叶えたもう神の御技という
ここにあるのは
長いコード
長すぎて僕自身何に繋がってるのかわからない

ある人が部屋に顔を突っ込ん ....
雨のふり方だけが
世界を知るすべ
ガード下に目を置き忘れた
哀れな物語をしよう

二日酔いが
ついに胸元であふれて
僕は灰色の吐瀉物を
コンクリの壁にぶちまけた
艶のない葉っぱを ....
夜勤明けで頭ぐらり
見つけるものは
父母揃いて犬抱く姿
ただいまと声をかけると
二、三度喘いで息絶えた

ただいまと我が声はあぶくになって
さよならと我が犬は小さな吐息を吐いて死ぬ
 ....
かわいいあの子と
つまんねーハム挟んだパンなんか食わなくったって
楽しい事は楽しいままだ
ひとりでもきっと楽しいままだ

悲しい事があっても
寂しい事があっても
忘れてしまうまでのこ ....
三つ約束事だけ誓わされて
家を出た十五の
夜の静けさだけが脳裏でチカつく
美しい世界は
躊躇いなく敵にまわった
充分であって
不足はないとされた持参金は
繁華街を往復する間に消えてな ....
どっかのホステスの
脇の匂い嗅がせてもらった後
誰かに土下座して
そんでもう覚えてない

変な椅子に座って
喋っていたんだって
星が綺麗だった日の話を
熱心に話してんだって
俺が ....
塩漬けの豚肉を噛んで
その合間にビールを飲む

暮らしは歯車の間で粉々になる
粉々はグリスで練られて
出来損ないのドーナツみたいな姿
午後の闇の間でしばらくもがいて
怒りで角を生やす ....
動けない夜が来た

朝が光ってる

光と光と光の間に黒と黒

ストロボ

とてつもなく重たいフライホイールが
軽やかに回ってる

気分の悪い部分
頭のなかの部分

動けない ....
好きなことだけでもいいから
一回だけでいいから
すぐ終わるから やらせて

百パーセントの九十ぐらい
好きなこで埋めたいんだ
真っ白になって
どっか遠くのこと考えてるみたいな顔してさ ....
竜門勇気(790)
タイトル カテゴリ Point 日付
/A\NOS!自由詩012/9/11 9:49
サマーにはうんざり自由詩1*12/9/7 2:47
ヤドカリボールペン日記自由詩112/8/29 9:35
眼鏡自由詩012/8/20 5:39
戦争を知ってる子供たち自由詩0*12/8/20 3:03
白い水自由詩312/8/8 9:13
化物! *呪いがとけた世界*自由詩112/7/21 22:58
自由詩212/7/16 7:15
お前がどこ行ったって自由詩012/7/12 4:02
汎銀河自由詩112/7/12 3:47
反対側自由詩012/7/11 0:40
時計を止めるんだ自由詩112/6/10 9:03
歌う人自由詩212/6/9 7:31
ほんとは嘘だなんて嘘なのなんて嘘なの自由詩012/6/4 23:28
サマーローバー自由詩112/6/4 23:25
気高い科学自由詩012/6/3 21:05
こどもいっぴき自由詩212/5/30 9:44
ワスレテタノニ自由詩1*12/5/19 15:09
ロクスイ自由詩112/5/10 0:20
亀の鉱物自由詩3*12/4/29 22:43
探しに出かけた自由詩1*12/4/28 12:11
一部が全体自由詩1*12/4/24 6:00
うばわれにいくんだ自由詩212/4/19 23:54
五十日後の世界自由詩2*12/4/15 6:50
ゆうぐれ自由詩112/4/10 4:11
ザーメン天国自由詩1*12/4/10 3:44
覚えてない自由詩3*12/3/22 8:46
チューニング リハビリ レストア自由詩1*12/3/20 8:48
神経渋滞自由詩012/3/20 8:17
一回だけでいーから自由詩012/3/20 7:59

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