波が追いかける
そして逃げていく

一泊二日の温泉旅行

ひな鳥みたいにくっついて
足あとは私たちだけ

誰もいないね
雪でよかったね

今終われたら幸せなのにね


 ....
教会の裏手に廃棄されたロウソクの燃えさしを持って帰った
鍋で溶かし芯を紡ぎ直してクリスマスキャンドルを作った

麻布に包まれた一斤丸ごとのパン
妹が摘んできた野生のベリー
砂糖を入れたミ ....
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり

階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る

何も言わずに
じっと私を見てる

腕時計を外して
 ....
黒い服を着て雪の上を歩く皆
葬列みたいと呟くきみ
白い息は生きてる証
サンタを待つトナカイと同じ
頭を垂れて
愛のベルを鳴らす
ショッピングセンターの特設ステージ
2ドル払って子供を ....
昨日夜中に息ができなくなった
上半身裸になって部屋中の窓を開けた
冷気だけが症状を和らげてくれる
今が冬で本当に良かった
このパニックから逃げられるなら
死ぬ方がマシだった

私が救 ....
錆びた薔薇の手摺りから
想いの順に消えていく

これまでの人生よりもずっと
優しい灯火

凍った空
冬の長い影
後ろ姿
螺旋に落ちてくダイナモ
ヘリポートに出ると猫がいた
そこにいると危ないぞと言うと
あわてて逃げていく

空は高くて雲ひとつ見えない
洗浄機の栓を抜いて顔を洗う
管理者が椈の枝を落としている

ストレッチャ ....
1

もう二度と会えないねって交わした約束と
12度目の冬を迎える

寒いなーって思ったら
あなたの町に雪が降ったのね

ブラックフライデーにクリスマスプレゼントを買って
夢の中 ....
土曜日の午後はいつも満室
会うのは今日で最後
ベッドに並んで
チャットアプリを削除する
さようなら。元気でね

父の命日
墓石の花立に梅の枝を挿す
ねえ、元気にしてる?
遅くなっ ....
新聞配達の音で目が覚める

豆乳バナナとカロリーメイトで朝食

リモート出勤をしてから車で出勤する

内外の打ち合わせが2本と面接

姿も声も筆跡も違ってた。あなただと思ったのに

 ....
職場でお寺の話になって
昔あなたと行ったお寺のことを思い出した
名前も場所も憶えていなくて
ネットで調べていたら
手が滑ってあなたの家を見てしまった
恐ろしいことに十数年の移り変わり写真 ....
夢をみた

6歳も離れてるのに
同じ教室だった

修学旅行はハワイで
違う班になっても一緒にラベンダー畑に行きましょうねって
話してた

窓の外。校庭で体力測定をしてる
こんな ....
でもこれはただの夢じゃないのよ
あなたは立ち上がって言った
来年もずっとずっと一緒にいましょう
時間や決めごとよりも
あなたのことが大事!
ふたりのいとはどうかせんのように
じりじりとくちてく

あのほしはあおいさかなのめ

いませかいじゅうでなんにんのひとが
かーてんをあけてまどのそとをみただろう

かぜがふく

 ....
あなたの子供の子供の子供の……
100世代あとの少女が
かつてジャカルタだった森で
光合成をしてる

髪も肌も瞳も緑色で
2本の長いアンテナを傾けて
何か探してる

少女の足 ....
子供の頃
法事の時
お経の中
数珠を握り
経本を開き
目を閉じ
丸まって
念仏を唱える
年寄りたちの
小さな背が
今になって
美しい
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
 ....
彼らはボイジャーの言葉で神と名乗った
次々と人工衛星が落ちていく
そして太陽が消えた

ホテルだったと思う
ベッドの上で
「きみの夢はなに?」
と彼女が言った

僕は
「アカネ ....
つきたてだから今日食えと
新しいお米をもらった

せっかくだから
土鍋で炊いた

畑のオクラを刻んで
紫蘇の実と和えてお豆腐に添える

餅焼き網で焦がしたナスを
氷水にひたして ....
月に弓引く渚で
スライムつむりとぐんたいガニが
遊んでる

なにを話してるんだろ?
波に素足をさらすと
思っていたよりも水温が高かった

「これは、嵐になるかも」
それっぽく呟い ....
好きにとどかなかった恋

今年は咲かない紫陽花

傘の下で雨宿りする雨

見えないテレパシー


あなたにとって何度目の夏?

市営プールに沈んで降水確率100%と笑う私 ....
タイムループのあなたは

何度も私に会いにきてくれた

いつも結末は違ったけれど

その度に、私は

あなたのいない6月28日の朝を迎えた




「なぜ記憶は遺伝し ....
「私もかつては人間でした」
ロボットはラピスラズリを
キャンディ紙に包み
両端をクルクルと回す
「さあどうぞ」

彼女はそれを受け取って
代わりに写真を渡す

「火星の渓谷ですか ....
ここにくると誰かが詩を書いていて嬉しい 私とあなたの距離の間に
とても知らない何かが

私の中のあなたと、あなたの中の私が
そっちに行こうとしてる




distance

between me and yo ....
裏山の湧き水でできた小さな池に
動物たちの残していった
木の実が沈んでる

私は薬罐に水を汲んで
庭でとれた渋柿を置く

いつか絵が届いたら
匂いをかいでみて

今年もここで枯れ葉 ....
私たちは夜道を歩いてる
月明かりを頼りに

遠い世界から雷雨がやってきて
私の両耳をあなたが両手で塞いでくれる

夜中に目が覚める
部屋の中で風が吹いてる

私の髪はまだ濡れていて
 ....
Just winter evening and I'm sitting
In empty room. I'm all alone.
It's rushing suddenly with messa ....
癌になった妻を憐れんで

離婚はしないと夫は言う

その背後に死神が立ってる

鎌の刃を彼に向けて

いつも2時にアラームが鳴る

男が頭痛で寝返りをうつ

女は何かを呟く ....
モーテルの階段で呼びとめられて
マニキュアを塗ってもらった

「目立たないから、バレないって」
そう笑って彼女はウィンクする

ピンクに光る爪が
あまりにきれいだったから

120分 ....
mizunomadoka(507)
タイトル カテゴリ Point 日付
end自由詩521/12/30 17:34
メリークリスマス自由詩521/12/24 21:13
panorama自由詩1621/12/20 19:48
rede自由詩221/12/19 23:47
drug addiction自由詩221/12/17 0:02
emerald自由詩221/12/14 23:04
4.5自由詩521/11/30 21:19
stones自由詩121/11/29 15:32
rainbow covenant自由詩521/2/28 3:00
turn off your devices自由詩221/2/8 5:34
運命の分岐自由詩621/2/6 7:47
now and自由詩321/2/4 6:12
present自由詩221/2/4 6:11
うた自由詩221/2/2 5:30
connect the lines (promises)自由詩321/1/17 8:15
when I lock eyes with you自由詩620/11/28 10:33
night, winter, last自由詩620/11/9 23:19
本当の夢の光り自由詩220/9/19 11:09
台所の灯り自由詩320/9/18 23:16
星の光り自由詩220/9/18 23:14
水たまり自由詩520/6/18 17:25
to you (to me)自由詩220/6/17 17:21
Was us自由詩320/6/13 1:47
signal自由詩120/6/12 21:49
距離自由詩220/6/12 21:14
どうぞのいす自由詩17+19/11/12 22:05
距離とベル自由詩1219/11/12 22:04
dream universe自由詩119/11/12 22:03
いつも2時に自由詩219/3/22 22:22
pale pink自由詩519/3/22 21:08

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