ここには誰もいなかった
道を 歩いて 通り過ぎていく
誰が 自分であることなど 自分に 思うだろうか
木の葉である 自分自身を そこで 思うのだろう
そうして 杖をつき 次の場所に 向かっ ....
私の思いは何もない
そこで自分であることすらなくした
私は一体誰なのだろうかと立っている
言葉をなくたままの 私がいた
人であることのない
街の中に立ちつくした 思いが
目の片隅で ....
私は死んだ
生きている だけど屍ではない
日記に存在した今日の世界を
私はいないから もう 眠ろう
草村に寝ころんだ
姿形ではない 人間の形をしている
水蒸気のような ....
灯火のような色を夕暮れのオレンジ色の無人の通りに見た
橋でもない影は 流れていく 時間なのだ
人と自分を比較しながらなんとなく思っていた どこかで
なびいていたのは黄色い 旗たちだった
....
私は世界の果てに 少しも立とうとはしていない
転がる 私は その思いの中だ
だけど私自身ではない
世界に存在する
君は街に その鼻先すら 見えていない
その 感じることの ....
掌には何一つとしてない
私はそこに 色々な夢があった
見えている君には 存在するのかもしれない
姿を思いめぐらせた 頭の
私は 眠りに 落ちていく
それは すきま風の緩んだ日 無 ....
街に何であることもないのだと悟った
俺のベッドの小さな体として転がり落とされた
怒り狂う 人間どもめと
ああ 人間であることの
私の この何でもない暮らしが
そこでまた 踏みにじ ....
少しも何もない自分を眠らされた夜
夢の暗い街角に人のようなものを見た
街の暗い夜の中で足を引きずった
金目当ての待っている君に散財しては帰ってくる
少し電車は止まりかけていた
そこで ....
浮浪者ですらない日
思いとなったそこから眠りに落とされていった
そこで一体私はマトモなのだろうかと思った
暗闇は 時の中の 言葉だった
私は君に迷わされただけだ
一体 君は 恋人なの ....
現在の場所で絶えず自分の感情を押し殺してまで働くということはあってはならない。それは心の中だけで全て本来の自由であるべき自分の本当の姿を破壊してしまうから。いつも、生きること自体が瞬く間に自分の中 ....
わかるのがそこで誰でもない一体言葉を聞いていた私自身はどこにいるのかわからなくなるけれど、生きているので、そこだと、いつも、不思議に思える
私の中の世界がそこに流れ出さないが、
目の奥に。いつも、そこには存在する
流れ出そうとしない、私の中の一つの、世界が、
いつも確実に存在し続ける
そこにひとり釣り糸を一本垂らしていた私は
とりとめもなく 私には 全てが 流れる日常だった
少し 何か 私は思うことは 暗く くぐもっていた
何となく頭に暗い思いを巡らして
白いとても大きな雪だるまにして
思いを流れないのは自分自身の体だ
窓を見ながら一人 ぼんやりと 私は流れる季節を見ていた
また そこでひとつ 流れていた 私は
誰の言葉も見ている そこに ....
そこには もう 思うことなど ないが
疲れているのだ 私は
わからないのは 一体 私自身の心の何だろう
一つも 私は 考えた事など ないのだ
震えさせられた 何かに
それは 暗い ....
嫌われたって 別に かまわないさ
私は 睨まれていた わからないけれど
肌に ひんやりした空気だけを 感じていた
私は ベネトンなんてものは まったく好きではなかった
いつもの ....
誰一人としていない街角で
音楽を 一人でぼんやりと 聴かされていた
静かな音楽を そこで 聴いていた
きっと 手に 私は探し続けた
音楽のような 確かな音色を
ぼんやりと 私は ....
誰もいない夜
何かをしようと思っている 私は
私の思いをそこに巡らせた
ああ これから どこにいくというのか
流れる風の中だった 君の
老いた体だった 私は今日も
ひとつとし ....
ひとつの音楽だ
風だった 流れる それらは
吹き続ける
自分でもない世界を歩いていく
会いたいと思っていた人に
君でもいい
いつも流れる夢を風の中に見ていた
一人もいない 部屋の中で
私は 一人の 孤独な演奏家だった
音楽を そこで 奏でている
手紙を 一人で 読んでいた
終わることすらない 遠い日の 手紙として
何度も いくつかの文 ....
人のいない私は
一体 私は 誰だろう
眠りに落ちていく
風の行方を見させられた
自分の外に
一体 白い壁の前で 何をしている
夢を見ている
私は見させられている
黒 ....
目の風景に
虹色を見た
夢の中を 生きた
私は誰だろう
暗闇の世界に
世界を 失った
生きている人が
輝いている暗闇を
凍える板の間に
手だけがかじかんでいた
こごえるような 冬の 時でも
じゃがいもを食べ
ほくほくしていたい
暗い風呂に沈む
目を閉じながら
流れる時間に 身を 浸して
そんな気 ....
今日も夜の眠りに落ちた
俺は 生きているのだろう
いつもそんな気がさせられた
街の中を流れている
俺は自分ですらなくなったのだ
こうして 流れる光を 見ている
俺は立ちつくして ....
「はやくしろー!!」
それは少なくともライトオンではなかった。ポケットには、レズビアン専用のテレホンサービスのティッシュが入っていて、うすっぺらいレシートは無印良品の茶色のノートのものだった。バ ....
たどたどしい声で街を流れながら歩いていく私は、今日も緑色のスターバックスを目指していた。焦げ茶色の色に磨き込まれた窓のスターバックスが向こうに見えてきた。3年ぐらい前に品川の原美術館でその展示を見 ....
部屋は 黒色
一人 眠る
今日も 考えている
私の こだわりを
私の 胃腸から
夜は輝いている
君に帰る
昨日に抜け出ていく
君の中身を
君の憂鬱で
夜など 曇っている
一人 行こう
今日も ....
僕は眠る
風の 流れを 無くし
ポツリと 眠ろう
渋谷だろうと どこにいたとしても
ごま団子になって 味を 確かめる
それくらいの いいわけだったら してもいい
日の入りから 午後へ
....
憂鬱な鼓動を
そこに響かせている
何にもない日の
夢に 落ちていく
輝いた 日没
バス停の 右のどこか
憂鬱な晴れ間をのぞかせている
くたびれたような その ....
君にも誰にもセリフもなくした
一人になるのなら 気楽な物だけど
とてもお笑いだろう
僕は疲れた
とてもひどく疲れているわけ
憂鬱に嫌悪感が増してきた
夢の中の寂しさとい ....
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