べらべらべら。ごきげんな音だ。けつを拭く紙にもならないが、まともな本にも使えないような出来損ないの紙切れの束がめくれる音だ。
ユーズドの捨て台詞と共に床に落ちたままの俺の右目がたどり着いた場所は ....
自分自身が
何も為せないと
気づいて
それから沢山詩を書いてみた
万が一俺に才能が有ったら
こりゃえれーことだと

いくら書いても
何も変わらない
一日に十編の詩を
三年書いた
 ....
{引用=アベフトシにささげる
あなたは僕の青春の多くの時間を奪った
僕は奪われてもなお満たされているという初めての経験をした}


小さなテーブルに
ショットを置いて
安物のタバコを ....
目出帽 茂(めだしぼう しげる)
:今作の主人公。
県立握り込み高校一年生の男の子(?)布の塊から細長い手足が突き出しているという風貌のため社会的にアウトになりかけたが、ある日クラスメートのマユと ....
暗くなった部屋には
見世物の憂鬱が散らばってる
明日もそいつを着込むだろう
摩擦と交渉が熱を帯びて拡散する

2009年世界は
核の導火線のそばで
マッチ棒を振り回す子供
終わりの ....
猫くせー換気扇 回すだわ
酩酊したぶって明日は休むんよ
つばさ広げ海を泳ごう
G♯の向こうを目指す

環境守っぞー
君がいるただ一つの星だで
耳塞がんぞー
君しか持ってない声だでの ....
                !見る!

                :かわす:

             テテ・エエイエエ・オ・オ
                 凹灰
 ....
あいつは サイダーばっかり飲んで
おれの言うことなど聞いちゃいない
あいつは またスカバンドから分けてもらったっていう
うさんくせー煙草を吸ってハイになってる
へー押入れの中には蛍光灯の光あふ ....
Tシャツを着て
日暮れの街を歩いて
何かを得てるつもりなんだ
ばかみたいだろ
まるで
人みたいだろ
普通の人みたいだろ

後ろポケットから
ブルースハープを取り出しても
射殺さ ....
さいきんはーもにかにこっててね
うちにかえるとすぐさまとりすのこびんと
はーもにかをもってへやにこもるんだ
かぞくはなにもいやしないよ
かぞくはだれもいやしないんだ

せかいでいちばんの
 ....
街を歩く時は
とても嫌な気分です
人と僕は
とても近しくて
僕は僕と
とても遠くなるから
僕と街は
とても違うから

機微を閉じては
鎖と指輪
誰かと誰かは誓い合ってる
窮屈な ....
バグアイドモンスターが襲ってきた!連中は七つの目と非対称な七千とんで二本の腕と一本の足を持つ大変アンバランスなモンスターだ。
その七千とんで三本の触手とも花弁ともいえないぬらぬらした触手をうごめかし ....
大丈夫なのは センサーだけ
砂の丘でおいらはまちぼうけさ
ドックにいた 兎眼のじじいの頭は
ずっと前からいかれてた

幾つの海を越えて
ここまできたっけ
舞い上がる粒が消えねえで
 ....
クマカクレミノムシの幼生期はちょっと女子供には刺激が強すぎる。
六本の足と鋭い牙でヒトガラハナシの成体を捕食するからだ。
ヒトガラハナシは四本の触手と常に露出されたクレパス様の生殖器官を有する ....
晴天のビル街
ルーザー雨ざあざあ

濡れそぼって
君どこ行くの
俺ここを曲がるよ
さよなら

横目で見たら
まだざあざあ
ヒーローが
水をはねて
ルーザー泥ざあざあ

雲は ....
嘘をたくさんついても
人の嘘は信じてしまうから
だんだん腹を立てるのが
億劫になってきた
玄関から国道まで歩いていく
輸送弾道弾トレーラーのエンジン音が
近づいては遠ざかる

自尊 ....
ふざけんなも昨日まで
俺の頭腐ったくさい
振りまくってた手も
呆けているだけで ダレてるだけで
誰も彼も今のうち 楽しい自己愛で砂の城作ってる
俺も今がやり時だって
ニヤニヤ笑う 冷え ....
あたしは 今日も 錆びかけた個室で ベッドにはいった
いつごろからそうしてるのかわかんない けど 法律で決まってるから
{ルビ駅=シンシツ}は人もまばら そろそろ発車だからね
個室は最初 カタン ....
俺たちは七人兄弟だ。
容姿も全く同じ、その主義主張も性格も、思考も全くの同じだ。
たった一つ違うことは、それぞれが同時にひとつの場所に存在しないこと。つまりは物質的な同一性。それだけだ。

 ....
叱られたことばかり
どうして思い出すんだろう
悪口を書き殴って
突き出して
ちっぽけな自尊心を守った気がしてた

そいつを何にも言わずに
握りつぶして屑篭へ捨てる
彼女の姿をなぜ思 ....
朝から晩までいたたまれない
おー神よ僕は
マシンガンみたいにキーボードを打ち鳴らしたいだけ
今朝方から降りまくってる雨にしたって
ぐったりした悲劇の切れ端なだけだって
窓越しに見てる国道 ....
手が

手が震える

震戦は晴れた九月の夜みたいだ
明確で 間違えようの無いことを隠してる
爪の先に焦点を合わせられなくなって
初めて不便だと思った

逃げる者追う者も
僕には同じ ....
小競り合いが楽しい
見てんのが楽しい
ビール飲んで震えてるリスと
トマトジュースにタバスコを垂らすフクロウ

合理的過ぎた切り株には
誰かが彫ったルールが朽ちてる
自由の正体について ....
緑の色腐れていく
食事に混じった泥に気づかないでいる
彼女が飛べると言った日から
俺はずっと彼女の街の上で
ぐるぐる回っている
意味のねーことさ
気持ちの悪いことさ
彼女が飛べると言 ....
爪ばかりが淡く さめざめ道に砂を撒く太平
酔いつぶれて目が覚めた 草の無い海の中で裸で
覚束は開いてる 影の無い眼底で
連続しては 平たく均す 見栄えのある風景

崩れていけば なしのつ ....
俺は笑っちまったよ
死ぬわけねーものが死んだ
そんなん誰かの都合のいい嘘さ
おお
あんたが死ぬことなど無いさ
つまらない嘘が消えるまで

あああああああああああああああああ
いまわ ....
せねば しちゃねらねーば
うんぬんも 誰かの都合さ
くたばり損なった
わが身の危うさが鍵なんだ

つめてー振りしても一緒
馴れ合った面しても一瞬
よー 楽しんだ素振りはしよー
俺と君は ....
窓覗いて 暫くしたら
イオンゲージを監視
ピラニが4.0*10^4乗Paを指したら
そろそろ君の出番だ
後はメインバルブが開くだけ
そして電離真空計は跳ねて

チャンバーは悪くない
 ....
あのこは僕に優しくしてくれた
腐って消えそうな僕に優しくしてくれた

時は平成 恐慌は続く
今日も草臥れど、つって
仕事も減り
半ばうたたねばかりの生活
陽だまり探しにも飽いたぜ
 ....
えー。まずネットだけで詩を書いている輩と申しますものは大半に個性が乏しいもんですな。
まるで自分が初めて愛や孤独や痛みを発見したかのごとく徒然と記せばこれこれこうで詩でございますというような有様でし ....
竜門勇気(810)
タイトル カテゴリ Point 日付
サイエンスフィクション・オールライト2散文(批評 ...009/7/25 11:02
フルーツ自由詩1*09/7/23 4:20
鎮魂自由詩2*09/7/23 2:23
人物紹介[group]散文(批評 ...2*09/7/22 6:15
マスターベーション・ソニック・アフター自由詩2*09/7/22 2:18
マスターベーション・ソニック自由詩1*09/7/22 1:41
臼NG自由詩1*09/7/10 2:00
モンキーズが好きだった自由詩2*09/6/29 0:06
蛍を追って自由詩1*09/6/27 4:37
蛍はどこへ自由詩2*09/6/16 1:52
雨の降る日にグラインドコアを自由詩2*09/6/13 0:35
サイエンスフィクション・オールライト散文(批評 ...1*09/6/10 12:50
shizumu machine自由詩0*09/6/8 11:37
飼い主[group]散文(批評 ...0*09/6/6 0:55
ルーザー自由詩1*09/6/5 0:31
てっててってて自由詩1*09/6/5 0:14
気味がいー自由詩009/6/2 22:41
レールウェイの先は霞んでいる[group]散文(批評 ...1*09/5/29 11:29
lit散文(批評 ...009/5/25 2:57
インセイン、どうして自由詩009/5/25 0:39
スターダスト・アライメント自由詩009/5/25 0:11
シャーマンどもは扉を開けない自由詩1*09/5/22 23:38
Sunphone自由詩009/5/15 9:21
失敗をするなら夜のうち自由詩2*09/5/15 8:54
ほおずきが夜を歩くとき、猫が厭世を評する自由詩2*09/5/6 2:29
忌野清志郎が死んだってよ自由詩3*09/5/3 1:27
プラネタリ・オーブン自由詩009/4/28 1:48
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ガベージ自由詩009/4/20 7:37
ヨタハチ[group]散文(批評 ...3*09/4/14 3:57

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