雨だれのある風景
腐った猫のいる町並み
夢の奥深いところで
ハンバーガーを赤いゴミ箱に投げる

爪切りの仕事の成果
死後の破片
破片の持ち主は今日も黒いかばんを持って
出かけてった ....
爪を切るときに
深爪しないようにするのと一緒で
なにか喋るときには
何も考えないようにする
世界の果てで
自分が待ってるんだ
名も無い鳥にも
名前はあるんだよ
自分で名乗ったりはし ....
君は赤い花束を窓辺に
僕はキノコを束ねて天窓に
グリーディングカードの壁を見て
二人で笑ってる8月の昼下がり

雪のことを思い出して
一つのカップを挟んで話し合う
あれは青ざめて刻ま ....
誰かとなんかいたくない 誰かじゃないから君といたい
誰かじゃなんかしっくりこない 誰かじゃないから君といたい
誰かはいつか忘れてく 誰かじゃないから忘れない
誰かはいつか飽きちゃうよ 誰かじ ....
反動前進
衝動前夜
構うのやめて
ドアの向こう消える

修復する窓
生まれる壁
ここには一脚の椅子
どうしたさみしさ
お前綺麗じゃねえか

開放された共同戦線は
罵詈雑言の歌い ....
風が夜をたどり
僕の部屋への道を見つけた
何の覚悟もないままで
吹き飛ばされるまでの時間を過ごす

壁ももう何の役にも立たないし
布団をつま先から頭まですっぽりかぶったって
その時が ....
逃げろ 逃げろ 逃げろ
結局同じ場所に戻る道
苦し紛れに差し出した自分の全ては

帰れ 帰れ 帰れ
ここで作った全部
全部が満足できるまで逃げろ

今日こそはどっか行こうね
んで
 ....
耐熱ガラスの砕ける音を
耳の中に飼ってるんだ
どっこいそんなのかんけーねー
音だから耳で飼ってるだけ

ハメるならパズル
外すなら狙い
みみっちい時間を
お互いにぶつけあっていよう ....
入力したテキストが失われても
あちこち蚊にくわれても
なんか今日はいい気分さ
眠たくなるまで起きてられる

米炊いて
菜っ葉塩に漬けて
どっかから
肉もらって生きるんだ

朝と ....
F C Am
寝言の多い男が一人
F C Am
街の暗がりを歩く
F C Am Dm
冷たい風はまだ
F C  ....
誰かより幸せであることを
生きる糧にしていることを告げる

夜に月の出ない街に住むと
きっと何の手応えもなくて
夜は夜ですらなくなるだろうし

世界の何処かに
オーロラが揺らめくこ ....
電気の流れないコイルが
頭の中にあるとして
こころのない人間が
この街を歩いてるとして
夢のない眠りが
世界で少しづつ増えてるとして

僕の間違いは
毎日を照らしている
僕の間違 ....
自信を持って×前に進む
これをプラスとする
自信を持って×後ろを向く
これをプラスとする

自信はプラスかマイナスか
前に進むことはプラスか
後ろを向くことはマイナスか

全部マイナ ....
一人反逆推奨
塊を交わす貿易
一人三千冒頭
だまりの疼く変幻自在

熊の目を避け
夜の停止を砕き
つま先に従って
届いた、臭くて、鋭くて、負い目で埋もれた過去の可能!

事故の温存 ....
たのしいことした
悲しいことばっか
面白いこと探した
カネのことばっか

二日酔い
良くない
酒やめて

肺気腫は
こんなことでも
やめやめ
たばこもやめて

探してる ....
神社で一人叫んだ
神様の声は帰ってこない
仏閣で一人泣いた
仏陀は生き返らない

どうして
会えない人がいるの
どうして会えないのは辛いの

つぎさえあれば
会えないは消え得るのに ....
眠りに降りて
ドアノブ畳んでお別れの準備
ハーモニカのある部屋にいれば
ハーモニカぐらい吹くし
窓がある部屋なら
外ぐらい眺めて見るし

ふらふら動いて
だらだら過ごす
今日が特 ....
神様がくれた言葉を忘れても
大丈夫大丈夫
どうってことねーよ
神様がくれた役割なんてわすれてもいーよ

僕が許すからOK
神様も僕も君にとっちゃ他人だ
あいつも僕も
君のことの責任 ....
夏のある日
ガイドを雇って森の奥
腐ったヤモリでいっぱいの
毒ガス地帯でマスクを付けた

こっから先では息すんな
五分も持たねえ
肺が錆びるぜ
ガイドが篭った声で喚く

肉のすえた ....
あるはずのことがない
ないはずはない
さがす しゃべる わらう
でもない そんな夜は
かみくだいて のみこむしかない

ないはずのあるがない
あるはずのないもない
あいも ちかいも ....
明日が来るのが怖くて
眠れない 安心できない
よそ見してる間に違う場所に行ってしまいそうで
眠れない 安心できない

けど
宇宙船に乗るんだと思って
違う宇宙へ
旅するカウボーイ気 ....
何故か偽物の振りをしてしまう
本物の振りに飽きたからかもしれない
お前殺すぞクソガキが
なんだこれ
空を見ながら聞こえる幻聴が
なんか なんか 子供の頃に通った道みたいで
吐き気がして ....
秋の暮れに拾った
みにくい木の実を埋める
春まで生きる理由がいるので

秋に木の実を掘り返す
腐った土が湧くばかり

まるで知りあいみたいに
まるで知りあいみたいに
誰かが知りあいみ ....
ここへ ここへ 戻っちゃダメだ
帰っちゃ 帰っちゃ それは嘘だ
誰かが 誰かが 本当を歪ませる
君が壊し 僕が逃げた それが真実だ

辛さが 苦しさが なくなった時
その時の 願いが  ....
近所の裏山に勝手にシェルターを作成しはや三年。
木の実を拾い、小川のせせらぎで口をすすぎながら命をつないでいる。
時に朽ちて倒れたブナの大木の上に腰を掛け詩を口ずさみ、自然はいかなるものにも平 ....
とうきびと甘藍を甘味の極と思いながら
私はラジオを聞く

癖のある言葉ではあったが
それは今思えば文語の終わりでもあったかもしれない
そこに意味をなくした文語が
断末魔を告げた 夏の暑 ....
8月下旬に僧羽高校では時の打つ音にあわせて縄を告訴する。

枯れ枝を折る時には決して縄を指に置いてはいけないし
またそうした同行者に席を譲ってはいけない。-トコスの法典-

壁の中でジェ ....
頭のなかで音楽は鳴ってる
体の中で心が考えてる
咲く花は枯れる花
萎びる花 スピナビルを聞く夜
振り返りながら街の空に気づく

カセットテープを聴くときはパナソニック
ヘッドフォンを ....
一発やらせてくれるなら
君に僕をやらせてあげるから
眠たい壁にかじりつこうぜ
サムターンの方法を教えてあげる
腐った牡蠣の燻製の仕方を教えてあげる
空が見える 糞女にまたふられた

 ....
押してもダメで引いてもダメなドアは
最初に押したからダメになった

閉じた気分を開いても
誰もこっち向かないのは
それと多分おんなじ

見てわからないものが
聞いてもわかんないのは ....
竜門勇気(802)
タイトル カテゴリ Point 日付
流浪せよ自由詩2*14/10/20 12:03
オイルと自由詩114/10/14 23:13
君はラストシーンみたいに笑う自由詩114/10/13 23:44
誰かとなんかいたくない自由詩314/10/4 3:11
饑<HIDARU>自由詩014/10/2 23:07
ワインド自由詩014/9/30 22:59
箱庭サーキット自由詩014/9/21 0:02
ウィール アンド スティール自由詩014/9/16 20:03
CALCULATOR MOD自由詩014/9/16 16:51
ASU自由詩0*14/9/14 11:29
ルコウソウ自由詩2*14/9/14 11:07
頭の中のコイル自由詩0*14/9/14 10:53
JOY and JOY and JOY自由詩014/9/10 0:29
負い目で埋もれた過去の自由詩114/8/20 11:10
自分リブレ自由詩114/7/28 3:45
にげろにげろ自由詩014/7/11 1:08
サン・スリーパー自由詩114/7/2 23:40
無心の無神論者、精一杯の言葉を尽くして佇む自殺志願者に話しか ...自由詩114/6/28 16:13
まくらとおねしょ自由詩1*14/6/27 11:27
ある自由詩114/6/26 11:39
スペースシップ・スキッパー自由詩214/6/10 11:35
FURY自由詩014/5/16 11:01
最強自由詩214/5/15 12:24
リサイクル・リサイクル・サイクル・リサイクル自由詩014/5/3 4:22
聖徳太子散文(批評 ...014/4/24 11:38
初めての夏自由詩214/4/19 2:39
縄/ロープ[group]自由詩1*14/4/19 0:19
ハイニメクラ自由詩114/4/17 23:29
くれてやっから自由詩114/3/25 13:08
????自由詩214/3/25 12:45

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