ここへ　ここへ　戻っちゃダメだ
帰っちゃ　帰っちゃ　それは嘘だ
誰かが　誰かが　本当を歪ませる
君が壊し　僕が逃げた　それが真実だ

辛さが　苦しさが　なくなった時
その時の　願いが　かなった時に
物足りなさは　本当をねじ曲げる
君が壊され　ねじれが飽きるまで苛む

帰る場所に来た時
折り返す場所に来た時
元の場所に戻っちゃダメなんだ
ねじれて壊れた過去には
憧れてはいけない

ここへ　ここへ　帰っちゃダメだ
戻って　さかのぼって　それは逆
誰かが　誰かが　繰返しを止める
それをできる　権限は自分にあるんだ

行き着いたと思った時に
やることはやったと思った時に
元の場所を眺めてちゃダメなんだ
それは嘘だし　怠けだ
楽になるためにもっと目を閉じなきゃ

ここへ　ここへ　目指しちゃダメだ
残って　捨ててきた世界は拾うな
寂しい　気分なんか　に戸惑うな
そんなの　そんなの　最初からだろ

帰ろう　もう
体もでかくなっただろ
世界の片隅を見て箱庭ごっこすんのはしんどいだけ
誰かなんて誰かなんだろうし
君はどうせ君ぐらいのもんなんだし

帰ろう　もう
一人で生まれてきたんだし
誰かを救うことなんて後回しだ
誰かなんて誰かなんだろうし
君はどうせ　君ぐらいのもんだし