イタコ、暖炉、雲の姿。ガスの目論んだ固体。
いたこ だんろ くものすがた がすのもくろんだこたい
重く語ってったか、蜘蛛を。
おもくかたってったか くもを
餅の命の要素。滅ぼそ ....
旅の句。カタカナの眠る胸の中、高く伸びた。
たびのく かたかなのねむるむねのなか たかくのびた
留守番で嘘以下の回想。伝播する。
るすばんでうそいかのかいそう でんぱする
堕天 ....
屍とダンス。衰退進んだ都市。
しとだんす すいたいすすんだとし
魂亡き人面犬? 面識無いしまだ。
たましいなきじんめんけん めんしきないしまだ
妬み。妄想も見たね。
ねたみ ....
よし!黒白くしよ!
よし くろしろくしよ
舞う。マジでシマウマ。
まう まじでしまうま
余分を減らそう。空へおんぶよ。
よぶんをへらそう そらへおんぶよ
良くて今朝 ....
タイカレー食うゆっくり。靴、夕暮れ描いた。
たいかれくうゆっくり くつゆうぐれかいた
行こう、ゆっくりと理屈言う恋。
いこうゆっくりとりくつゆうこい
脱衣麻雀やし、参った。
....
夜、徹夜で迷路した。白い目でやってるよ。
よるてつやでめいろした しろいめでやってるよ
人が苦手で、捨ててカニが飛び。
ひとがにがてで すててかにがとび
寝て。真昼の何かに、カ ....
痛みすら久遠 永遠を暮らすみたい
いたみすらくおん えいえんをくらすみたい
「砂は完璧に嘘っ!」 雑草に詭弁家話す。
すなはかんぺきにうそっ ざっそうにきべんかはなす
弱るあい ....
消える個のない名 残る駅
きえるこのないなのこるえき
ネタ下書き片したね
ねたしたがきかたしたね
良い語れ魔法誉れ高いよ
よいかたれまほうほまれたかいよ
よう、誉れ ....
響く月日を引き継ぐ日々
ひびくつきひをひきつぐひび
うどん、快楽を食らい感動
うどんかいらくをくらいかんどう
なんか争い合う愛、そらアカンな
なんかあらそいあうあいそらあかん ....
空白を書いては行間を読んだ
他人事の一言どっさりと届く
共感が凶器のように押し寄せる
感性のまま完全に風まかせ
はなむけの花束 鼻につく話
餞別に煎餅 ....
心音の意味は未だ口にしない
逆さまの三月にサーカス探す
ぞんざいに存在してるお惣菜
虎の七と八を切り分けた刀
あかんねん 茜さす目が開かんねん
許され ....
大天使が繋いだ遺体、夏が死んでいた。
たいてんしかつな いたいたい なつかしんていた
退転四月凪いだ痛い、懐かしんでいた。
猿達は遠い楽園に囚われる
夕日見るタイムが日々に多々あった
公園に広げたハムが穴になる
傷付いていたことに気付いて痛い
生きた日に手を合わせては拾う星
あなたは目を閉じて宇宙を作っている
窓に座った柔らかい虹の鉛筆
頬にふれる声のように温かい記憶を見たから
水中に存在しない音色の雨を
薄い光の底に反射するペットボトルを数える
表面だ ....
立った 残念、捻挫だった
たった ざんねんねんざだった
白く溶けたい 月に気付いたけど黒し
しろくとけたい つきにきづいたけどくろし
「誰?」眩しい月の中 魚の傷、石踏まれた
....
朗らかな月食 良い人を食べる
正解のない生活に解説者
努力して奴は弩弓を引力で
七不思議 思慮の虜は皮膚の底
限りなく文学的なガスバーナー
ラブレター ....
体が言った
本を信じた
本を伝えた
体が云った
眩しくて瞼を不満げに閉じて
末梢を抹消するのを待つとしよう
それ故に故郷の音が即響く
明暗のみえない日々に月の音
いたみはずれ毎日は窓をあける肌の向こうの空を空にする
狼の眼に朗らかに根を張った無限を恨む娘の痕跡
数パーセントのスパイと戦闘後吸うパイセンとスーパー銭湯
屋 ....
日の暮れた墓の土にも青春は
もし文字を模しても指紋まで出んもん
眠い目の民 己で起きて走る
頭韻と問いの後には遠い跡
ゆうれいのようにゆらゆらゆれる百合
奇を衒う綺麗な街へ鹿寄った
意図を読む 系図の糸を売り続ける
奇天烈な亀裂綺麗に照らす月
頁には貝殻の音 夏だから
あとがきの足跡辿りめくる指
ステータス素敵に既に捨てた素手
白々しい日々とお目々が口々に
一人称は銀色の夢の中
曖昧な甘い合間に淡い波
日が差した日傘した
木に貸した機逃した
目を閉じた夫婦した
絵が推した笑顔した
一瞬の光をずっと見ていた日
スカスカの姿形たち立ち上がる
古くに叶えて口から土を吐く
間違いが待ちに待った街に舞った
崇高にすっごい少し吸い込んだ
月 ....
物理的にふつうに分厚い文庫本
幻の魔を滅ぼして仕舞うロボ
十二年後の十二年前のカニ
天国の夫と大王の宝玉
蓋に触れ縁から淵へ降っていく
存在もしていな ....
丘のツナマヨ 真夏の顔
おかのつなまよまなつのかお
大臣と布団敷いた
だいじんとふとんしいた
あたし負けましたぁ!
あたしまけましたあ
茎を齧る ヨルシカを聴く
....
謹んで僅かな菫 勤務地へ
証明を正月という日に言った
悽惨な凄い妻が萋萋と棲む
木の奥の記憶 昨日の斧を置く
横書きの下書きを上書きしてる
春先に白い ....
雲泥の差
雲梯に、どれだけ早く登れるかの差
運転の差
「うん」って言った、あの夏の日の差
昔日の月が散って惜しいと思う
神さまはいつも夕暮れ時の夢
晴れた日を青いレターに貼っていた
膕で摑んだボール(或いは月)
空っぽの私ひとりじゃ笑えない
....
四足歩行から二足歩行へ、いつの間にか背が伸びて、視界は地面から離れていった
地面を手放して、人工的な空を話す
泥や砂にまみれた手で作った空想は、どこかで今も呼吸しているだろうか
具体的な空想 ....
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