四足歩行から二足歩行へ、いつの間にか背が伸びて、視界は地面から離れていった
地面を手放して、人工的な空を話す
泥や砂にまみれた手で作った空想は、どこかで今も呼吸しているだろうか
具体的な空想 ....
名探偵めいた店名 目指す天
先週の一日千秋選手権
擬態して熊を疑う能力者
メビウスの帯をタスキにタヌキ抜き
実体のない草原に揺れる点
クラインの壺へと ....
再生ボタンを押したら甦る思い出
更生したコンセント
白鍵を昼 黒鍵を夜として
あなたは日々をピアノに乗せる
酒に酔い酷く醜く酩酊し
汀 十九の名を告げる鬼
....
古の占い 石が右に在る
二次元の架空の空に架ける虹
伏線は不鮮明な付箋めいた
月の重みで腫れていく海と空
鉄の音 空中と手をつないでる
お葬式みたいに ....
ふいんきで生きているのでふつくしい
固執した幸福 丸い個室たち
想い着くから着想だと思い付く
夕焼けの友情 多くの青い夜
月はなし いつまでも尽きない話
....
沈黙の朝に静かに蟹沈む
句読点たちを河原で集めてる
得体の知れない液体への期待
世迷い言 予言名言謎めいて
寂しさを大事にしまう雨の指
暗転した舞台で演技してる夜
これは草 それくらいしか言えなくて
思い出が今日の日付を探してる
心臓の動悸が動機だったとき
三日月の空は脆くて危ないよ
連続する正のピタゴラス数として唯一無二の三と四と五
腐の数を使ってるから交換法則が成り立たない掛け算
数学は頭痛と楽しさをくれるけど、泣かせてはくれないんだなぁ
微分され ....
太陽が陰に隠れた隙の月
名前から抽象的に広がった
未知満ちる道を my go 舞う迷子
実体のない実験の実体験
頑なに語らなかった固い肩
太陽は勿体な ....
無に熟す熱 黙然と照らす熊
ぼんやりと体育館で読んだ絵本
空っぽの体を白く染める空
面白い面影 モノクロの想い
草原と身体の底に昏れていく
つもりつづ ....
ワンパクにタンパク質が爆誕す
フワフワでふかふかな深緑色
欠片だけ 影は空っぽだったから
目を閉じる度に世界を忘れてる
足裏が蚊に刺されててめちゃ痒い
....
500年かけてあなたが泣いている
でかい木の葉が揺れていて騒がしい
復讐ぐらいしかやりたいことない
巨大な古代と広大な兄弟
ものすごいヘアスタイルで夢語る
生きていること ....
クソくさいクソでかい糞クッソ出す
騒々しい想像小僧と象襲う 創造心を掃除しようと
シーソーの思想 小象と僧のゾーン 深層心理早々に沿う
あなたが引き止めたかった星
色と輪郭だけ残って空になる
空っぽの果物
横断歩道は虹の影
朝の月を見ている顔が
あざやかな夢を描いた
正念場歩く架空の少年は
{ルビ詩心=しごころ}と私語転がした春の蝉
水晶に水槽を推奨される
話から離れて花と去っていく
陽だまりに人々溜まり木々黙り
からっぽの素顔とカラーコンタクト
暖かい悪意で赤く描いている
スカートの丈でカースト制度っす
海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ....
素敵過ぎ! 好きです!
すてきすぎ すきです
寝よ 時間差で参加しよ ね?
ねよ じかんさでさんかしよ ね
奇跡的喜劇 ケーキ 汽笛席
きせきてききげき けき きてきせき
....
暗闇の中の絵本と恵方巻
零れ落ちた砂たち 零で待っている
言葉が壊れてしまった物語
扇風機 みえない敵とたたかった
青空を大事にしたい胎児たち
きみの ....
財産はささいな歳月のなかさ
時空を飛び越えてポテトチップスに
変わらないかわいい川の岩乾く
夜をほどいては引用された星
きみと見ていたアニメのオープニング
....
風船ふくらませ伏線を増やす
何度でも難なくなんとなく泣いた
読めるけど書けない漢字を書いている
誤解して後悔をして介護して
たった今「ただいま」を言うタイマー機 ....
にまにまとカニカマとカニ、魔改造
童貞の瞳の中に住む天使
図書館で都市の予感を感じ取る
朧げに憶えていると思う月
手をふって 涼しい風が吹いている
この地には池の他には土がある
容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車
窓の町 魔法使いを待っている
おばあちゃんだけが憶えている花火
なにもないという豊かな夕だった
吹く風の青色だけを感じている
最低と最下位に再会咲いた
おもちゃみたいな草原の緑色
あなたが好きだったメロディー流れてる
人間の頭蓋が世界地図になる
あの辺りで雨と出会ったのであった
若いから苦しい 若しくは苦いから
着飾って日傘を差してサーカスへ
教室にあの子の名前が残ってる
人間の出来事からは遠い式
散らかった力が地下で戦った
曲聴くと刻々と記憶清くなる
音だけが聞こえる文章 眠った歌
その土手を上手く手中にした手下
身上の中身は下半身だった
下心 その中心にある心情
言葉から離れて暮らしている話
シンデレラを名乗る不審者 三輪車
人間に人の心はありません
卒業式。別名、終わりの始まり。
なぜ誰もいないのではなく君がいた
数時間 数字を煮込めば数学に
{ルビ潺潺=せんせん}と流れる川が川柳に
淡々とどんどん短歌書いたったwwww
もじもじと恥じらう文字が文学に
青から降るその風船を追いかけた
夢に落ち夢から落ちる夢をみる
再生ボタン 更生と甦り
パンゲアのように大きなパンケーキ
iPodだけ夕暮れを思い出す
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