夜ごと女は白面を貼りつけ
コラーゲン、ヒアルロン酸、レチノール誘導体
スクワラン、高麗人参エキス、丁子エキス
零芝エキス、甘草エキス、陳皮エキス
当帰エキス、真珠エキス
面皮が乾くと浸透の幻 ....
禁忌だ
書かれてはならないフレーズだ
書かれることによって瞬間に
なんと矮小化するんだ
猥褻だ

文字で無く
生成する物、聞こえぬ音
秘密の力だ、力が
真空のような宙に流れる ....
彩る夏の夜に僕は
大切なことを忘れそうになる

なんつーか……
やっちゃったあとの
やっちまった
感じ?

どこからかほのかに香る
線香花火の匂いは
壊れそう

だからってねえ ....
みつめれば、みつめるほど 
世界は語る本となり 
行間の道で草花の囁く秘密は 
旅人の背に、託される 
たわむれで総理大臣してみれば地震はくるし津波もくるし 木炭で描かれた下書きは

筆を誘導しないのだ

ぼんやりを乗せた画面に

確認としてあるだけだ

なぜ確認をなぞる必要がある


強調したい性的な欲求は

しなやかに伸びる肢 ....
腰のつけ根あたり
すこしくぼんだところへ
くちづけが残ってしまって
あなたのことばかり考えている

雨だれが石を穿つように
すこしずつ気持はこぼれて
いつかこの星を壊すだろう
その夜半、電話が鳴った
冴え冴えとした月光の前庭を
一本の意図が貫いた時
女は不快な胃もたれの中で横たわり
じっと目を開けたまま
太陽の午後と雑踏の音楽を想っていた

女は喪服にアイロン ....
トータルでいうと
良くも悪くもないんだけど

タートルでいうと
やっぱちょっと平均より小さいっつうか?

そんな感じ?

そりゃあ
トータスでいっても
一緒よ
やっぱちょっと小さ ....
かくべきでない言葉を
のみくだせずにいる夜

また消化不良になって星をみる
あんな風に
あんな風に

その先の言葉もまた
のどの奥へながしこむ

底辺なんてありはしない
まるい世 ....
走った 走った
走った
久しぶりに

からだが重い
足が前に出ない
遅い 遅い
苦しい
苦しい 苦しい

苦しい!
でも
走る 走る
もう少し

もう少し
あそこまで
 ....
ひつじが
にくになって
スーパーで
うられていて
これは
きっと
生前は
毛が
はえていて
メリノ種
       みぎの手で
       みぎの乳房
       ひきちぎり
       この空が
       とわでなくて
       よかったと
       ふかい ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(7)


僕の部では合唱曲を一から作り上げて行くとき、必ずと言っていいほど、最初の一週間は
絶対に苦労する。その曲が難しければ難しい程。

なぜなら ....
うろ覚えの
歌詞が
思い出せない

メロディーだけは
何度も
浮かんで

あわせて
口ずさんでしまうのに

きみを
憎んで
だったか

きみを
煮込んで
だったか
 ....
【はじめに】

 2月15日をもちまして、HHMは完全に閉幕します。ご投稿くださった皆様、投稿作を読んでくださった皆様、現代詩フォーラムやTwitterでリアクションをとってくれた皆様、ありがとう ....
まばたきには
ばね がついていて
どれだけ
すばやく
まぶたを
弾ませられるか
競いあっている
{ルビ双子=シンクロ}

持ち主に
気づかれてはだめ
そんなに
凝視しても
真 ....
冷たい水で髪を洗う
まだ群青に満ちてる部屋の
片隅で猫を抱く
爪をそろそろ切ってやらなくちゃ
金色の目が私を見返す
あなたはあたたかいね
雪解けの匂いがする
小さく鳴いて
するりと闇に ....
あのね って 声が 響いた
振り向いたら 誰も 居ない

ここまでは 良く有る話
ここからが 良く効く話

だけど 良く聴ける話では無いの

耳を 欹てても
そこいらじゅう 凝視して ....
帰る家があって蹴れる石ころ いつものように鍼を打ってもらった

冷たさが首の後ろから忍び寄って
私の頭を痛ませるんだそうだ
肺を弱らせて
肌を凍みつかせ
私の心にまで風邪をひかせる

たくさんの鍼を体に刺されると ....
海とよく似た青いパンプスが欲しい
女の子は 愛に生き 愚痴を喰らう

すこし綺麗でいたいと思う
化粧をおぼえて 誘うことをおぼえる
何処で習ったのかは 自分にもわからない

遺伝子のなか ....
言葉を貰うのは

贈り物よりも嬉しい。。。
「ありがとう。」の一言で

大事が大切に変わるから。。

「どういたしまして。。」
当たり前の事から

労りの瞬間が

また一つ生ま ....
      賽の目に
      切りながら
      豆腐一丁ぶんの
      愛がほしいと
      てのひらで
      哀しみが
      揺れる夜

 ....
生きる術がもうないというなら
生きることなど考えずに生きりゃあいい
すべてを賭けたつもりでもどこか妥協があるように
すべてなくしたはずの時でもどこかに余りがあるものさ


路面 ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(3)


(1)(2)は僕がこの文章を書こうと思うようになった動機について書いた。

そして、今回からいよいよ「関係」の部分について言及していこうと思う。 ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について (1)


僕は文章を書くのが苦手なので、練習の意味も込めて、少しだけ文章を書いてみることにする。(あ、最近詩しか書いていないので、なんとなく書いてみたくなっ ....
夢なんて

もうかっこよく 明るい道を歩きたいなんて思えないぜ
あの頃に一度 諦めた道の上に今更戻ってきて
どんな面をぶら下げて のこのこと戻ってきたんだ
耳をふさいでも聴こえる声は まぎれ ....
人間の脂肪を燃料にして
走る自動車が開発されたら
きっと
デブ狩りが始まる

俺は
追われる身だ
男は毛まで立っている
口の周囲を
まるで鉱物よろしく皮膚を押し上げて伸び
 (しかしありがたい事に
  神はそれを顔下半分のみに留めて下さった)
陽に透け腕を覆っている
何と安物の古毛布の ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仏壇をんな- salco自由詩9*13-2-20
力の沈黙- シホ.N自由詩313-2-20
彩る夏の夜- にゃんし ...自由詩413-2-20
旅人の本_- 服部 剛自由詩6*13-2-20
たわむれ- 北大路京 ...短歌513-2-19
ぬりつぶし- ドクダミ ...自由詩3*13-2-19
雨だれ- はるな自由詩7*13-2-19
喪服- salco自由詩10*13-2-18
トータルでいうと- 花形新次自由詩1*13-2-18
星にたずねて- 朧月自由詩613-2-18
走った- 三田九郎自由詩2*13-2-18
メリノ種- 6自由詩413-2-16
ひきちぎられたよるの歌- 石田とわ自由詩7*13-2-16
僕が思う現代詩と合唱の関係について(7)- 赤青黄散文(批評 ...4*13-2-16
煮込み切れない- 花形新次自由詩113-2-15
HHM講評- 香瀬散文(批評 ...713-2-15
ばね- そらの珊 ...自由詩20*13-2-15
箱庭- Mélodie自由詩513-2-15
その声は_かぁ- 藤鈴呼自由詩3*13-2-14
帰る家があって蹴れる石ころ- 北大路京 ...自由詩713-2-13
冷たさは針となって- Mélodie自由詩413-2-13
女の子- 川上凌自由詩9*13-2-13
懸け橋- 梓ゆい自由詩113-2-13
賽の目- 石田とわ自由詩18*13-2-11
小さな音だけがはっきりと聞こえている- ホロウ・ ...自由詩4*13-2-11
僕が思う現代詩と合唱の関係について(3)- 赤青黄散文(批評 ...6*13-2-11
僕が思う現代詩と合唱の関係について_(1)- 赤青黄散文(批評 ...3+*13-2-9
夢なんて- itukamitanij ...自由詩1*13-2-9
人間自動車- 花形新次自由詩413-2-7
毛と肉について- salco自由詩7*13-2-6

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