紅茶に檸檬の一切れを  
ぎゅ…っと搾ったら
カップの中が
ぱっと明るくなりました

目の前のあなたにも
一日一回
垂らしてみたい
檸檬の滴  
藤永健さんの『もうすぐ現代詩フォーラムがができて11年経つという事実と11のレコメンド(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=283829)』に触発されて、ぼくも ....  

無表情 メールに打ち込む 
カッコワラ


チョーウケル 何をやっても
チョーウケル


冬空の スカート短い
田舎っ子
あの人のこと悪く言わないでおいてよかった 港街のとある酒場で出会った爺
コップ酒で赤ら顔、威勢は良くて饒舌で、昔語りを捲くしたて、嘘か誠か話の先で、次第に次第に静かに眠りこむ。

小柄な爺の世迷い言

小僧よく聞けこの俺は
十五の ....
苛性ソーダを鍋で煮る
知っておるやら何の日か
泡立つおはじき夢に見る
わしの願掛け{ルビ三隣亡=さんりんぼう}

睦月いち足すじゅうににち
黒丸しるす{ルビ天赦日=てんしゃび}は
ひがみ ....
 

ずっと先の未来より
明日のことを
考えていたくて
考え続けていたくて、
眼なんか
開かないままで
いいのにな

そう呟いたら
愛人が
私の瞼を
縫ってしまった


 ....
<十年>
もう十年も
好きでいるのですから
あと十年は
好きでいるのでしょう。





<途絶>
報われたいと思ったことはありませんよ
報われてしまったら
そこで終わりです ....
元旦
ぽかんと開けた口に

〈賀〉が入って わたしは   わたがし   になった   べたべた   甘すぎて   たまらん   と
〈誰〉が逃げだ   し
   わたがし  ....
意味不明な場所で会うんだよ
真っ白な怒りの板に
悔いを食ませ
流れた燐のほとばしりとは
ついさっきまで
この身体だったもの

としたらかすかな
ほんのわずかな瞬きで
吹きすさぶいまの ....
二の腕の柔らかい部分を少し、
千切るようなさようなら。

そんなに困らないし、忘れることも増えるだろうと
言われるし そう思っても


あってもなくても良いものは
それが失われた瞬間、 ....
つまびく。



つまびく。
とおい音がする。

海辺の砂の、さらさらという音にも似ていて、
夕闇の中、季節外れの蝉が最期の力でうたう音にも似ていて、



それでい ....
ほうぼうでにぎやかな幸せがとびかっている
それは日々繰り返す営みを重ねているから

苦労しらずの赤ん坊
いや違う
産まれてはじめて君が行ったのは
泣くことだったね

なあ
君は愛を見 ....
からの冬



陽光がふりそそぐ
あたらしい年


からの冬が
こたつを引きずり出して
わたしの足をつかまえる


春になってたまるかと
過去のわたしが追いす ....
耳に痛い言葉ほど

真に有益なものはない

されど大人になるにつれ

それらは耳に突き刺さり

受け入れ難いものになる


情けないやら

呆れるやら
わたくしは剣道が好きだった

「カギ足」を指摘され

伸びる面の為に努力した

竹刀は「しなう」後頭部に届けば良いのだ

暴力では無い

真剣な勝負

切っ先が届くまでの行程
 ....
本末転倒して転倒して前に進んでいる ギャフンしか言ってない さらば
目の前の壁よ

もう避けたりしない
遠回りはしない

もともと
壁なんてなかった

あったのは自分が作り出した
架空の壁だ

パントマイムの壁のように
架空の壁を皆に ....
うしろめたさに それでも
かなり へこんでいたんだ
いつも みてくれているようで
さんざんな めにあいながら かくことば

あしたにつながる ちからをのせて
りんとしたまなざしで おくって ....
客引きを振り切って
ビルに入った

エレベーターに乗って
3階に上った
扉が開くと
目の前に雛壇があって
女達が30人並んでいた
一斉に俺のことを見た

品定めしているのは
女達 ....
寒い夜 ふと思う

この道を歩いて
どこまでいくのだろう

後ろを振り返ると
たくさんの場所に行き
たくさんの人に出会ってきた

こうして 創り上げられた私がここにいる

何でも ....
電話した

伊勢丹の前で
待ち合わせることになった
待っているときみが現れた
挨拶もそこそこに
「コッチクルアルヨ」と言った
導かれて
マンションに入った
エレベーターで12階に上っ ....
死にたいけどジェットコースターは嫌 林檎の花は雪色 蕾は朝焼け
雪に枝を折られながら
木を裂かれても 根は雪を吸う

発芽し実になる芽の成る術を
同じく過ごし 来年の芽は待つ

芽が実になるのは二年越し
熟成は枝から始ま ....
産声をあげて
もう一度、マリアを描こう

描いた幼きものは
旅先での思い出とともに
苦しむが
それでも魂を取り戻すには
時間がかかりすぎる

辛さを埋めるために愛し合ったが
さらに ....
学校でペンを無くした時、
君は僕に笑顔で ペンを貸してくれたね
その時、僕と君の間には愛があると思ってた
ある日君に恋人ができた時
君は変わってしまったね
あの日ペンを貸してくれた事が愛 ....
幾つも 何度も 
四季を 詰め込む 

くるくる 後ろを 
振り向いて いる内に 

廻って行く 自分にも 
気づかずに

時は 流れて 行くの

一番 大好きな 季節って
人 ....
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
とにかく熊は
とてもつかれて
泳ぎはじめた川の途中で
夢をみることにした
川を渡りきる夢を
熊は

夕やみは
あ と言うまに夜へ伸びて
人びとを愛へ仕向けます
 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
檸檬の滴- 服部 剛自由詩414-1-6
極私的レコメンド:11人の詩人による11編の詩- 大覚アキ ...散文(批評 ...9*14-1-6
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酒場の爺の世迷言- ……とあ ...自由詩10*14-1-5
拾参憑き姥(ぼ)の暦うた- salco自由詩614-1-4
愛人- 自転車に ...自由詩614-1-4
十年愛- クナリ自由詩7*14-1-4
我田引水- 阿ト理恵自由詩10*14-1-3
磁場、光- 平井容子自由詩714-1-2
怪我に似たもの- ap自由詩314-1-2
つまびく。- 田園自由詩11*14-1-2
小さき魂- 田園自由詩114-1-2
からの冬- 田園自由詩214-1-2
お説教- hiroto22自由詩3*14-1-2
踏み込み- ドクダミ ...自由詩114-1-2
本末転倒して転倒して前に進んでいる- 北大路京 ...自由詩614-1-1
ギャフンしか言ってない- 北大路京 ...自由詩414-1-1
さらば!目の前の壁よ- ichirou自由詩10*14-1-1
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13年前__詩- コバーン自由詩413-12-29
学校- リィ自由詩1*13-12-29
くるくる- 藤鈴呼自由詩3*13-12-29
マウンドにて- まーつん自由詩19*13-12-28
とにかく熊はとてもつかれて- はるな自由詩1113-12-27

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