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おばあちゃんは
クリスマスパーティに呼ばれたからいくといいました

なにを持っていくの?ときいたら
ごぼうを持っていくとこたえた
今朝ほりだしたから
お正月につかえるだろうからと

土 ....
ただしいのか
ただしくないのか
そんなことばっかりきにしてる

だれかの目と
だれかの声ばっかりきにしてる

つまらないけど
いつのまにかそれが基準なんだよなあ

ばかみたいだけど ....
身に着けていた
葉っぱほとんどなくして
ぶるぶる震えている木々を
笑えない気持ちでみているわたし

がんばっちゃうんだよね
流されちゃうんだよ
どうやったって

風は
すかれたり嫌 ....
今日抜かれるはずの歯が
主張する朝の痛みは
昨日をやはり後悔させる

なくすときには
必ず痛むものですね
なにごとも

今日までのわたしさようなら
あとすこしで
わたしの知らない
 ....
おとうさんとおかあさんはりこんした
わたしにそうだんもなくりこんした

けっこんするときも
わたしにそうだんしなかったから
りこんすることもそうだんしなかったんだろう

そうおもうことに ....
いいことがしたい
あなたが喜ぶような
なのにわからない
なにをすればいいの

いいことがしたい
ほめられるような
なのにわからない
なにが正解なのか

ぜんぜんわからないから
な ....
通勤途中に猫がしんでいる
そのそばをわたしはとおる車で

みなけりゃいいのに
毎日それをみる
毎日

しんでいるなあとおもったり
ごめんなあとおもったり
なんともおもわなかったり
 ....
本の中になんてこたえはない
だけど本屋がすきだ

本と本のあいだに
立つひと ひと ひと
あるであろう心に
さわらないように
避けてあるく

私も本になにかをさがす
だれかが
冷たいという
雨にぬれている

だれかが
優しいという
雨にぬれている

わたしは
ひとりでぬれている

まわりには
傘をもたないいきものたちが
なにも言わずにぬれ ....
ロケットみたいに
まっすぐとびます

余計なものをきりはなして
もっとうえへ

あしもとが
ぼうぼうもえて
それでもたかく

地面が恋しくなっても
たかくたかく

だって
 ....
笑顔をもらうと
うれしくなる
いてもいいんだ
って気になる

言葉はわからなくても
タッチをしたくなる

迷いながらきたけど
ありがとう
あなたの笑顔で
また歩きだせます
ほめてもらうって
うれしいね

ほめられ慣れない私だから
顔のつくりに困るけど
足が三センチ浮いてます

私も見つけようかな
あなたのいいところ

困った顔と
浮いたからだで
絵本をかくひとの
胸のなかで
小さな女の子と男の子が
住んでいるとおもう

絵本をよんだひとの胸のなかでも
小さな女の子と男の子がうまれてゆくんだとおもう

そして
そのひとがしんで ....
前向きになるっていったから
後をついていったのに
いつのまにか過去の私にであった
隣のひともそうらしい

どんどんすすんでゆくと
むかしにもどるんだってさ
信じなくていいよ

死ぬっ ....
ともだちってなんだろうな

やたらと気になるし
いいことがあるのをみるとうらやましい
正直ねたんでしまう

でも
悲しんでいるのをみるとなんとなく
自分の肌がちくちくする

強引に ....
だれかのせいにしたい

自分がつらいのも
世界が平和じゃないのも
平和って言葉でくくりたい私の想いも

だれかって
そこには自分は絶対含めないで
だれかのせいにしたい

そのだれか ....
そういえばマッチ棒は
頭の先から燃えるので
わたしだって
頭から燃えていって歩いてゆきたい

心が大事って
守っているだけじゃ歩きにくいよね

腕だってふらなきゃ自由じゃない

静 ....
道で猫がひかれている
内臓をぶちまけた姿でよこたわる
そこは子供たちの通学路で
水泳にでかけてゆく子供たちがいた

猫を横目で確認した子らは
ひそひそと話しながら立ち止まらずにあるいた
 ....
たまごやきを焼いた
ウインナーを焼いた
普通のお昼ごはんをたべる

病んでいるという
君からのメールをみた後で

人との関わりを断っていたという
君をまるごと食べたいとおもう

き ....
この花は
私に名前をおしえない

もっと大きな
深いものことをおしえる
おしえてくれる
花を知った朝
目が覚めて
隣に寝ていたはずの
ひとがいないと
私はひとりではないと知る

しなければならないことがあって
私が私に着陸したことに
感謝する
魂がからだに

少し今朝は
自分を気 ....
死んだらどうなるんかな
魂どうなるんかな

なんで死てあるのかな
なんで生まれるのかな

眠るまえおもうけど
明日があるって信じてる
自分がいる
道をほると
どんどんとほると
一体なにがあるのかとのぞきこんだ
黒々とした土の中に
なにがあるのかと期待した

ユンボでかきだされる黒い土は
内臓のようにみせてやっぱり土だった

そ ....
うらむってつまらない
あいつのことで頭がいっぱい

うらむってつまらない
しかいが狭くてうっとうしい

高いところへいきたいな
そこから放つうらみの気持ち
きっとぱあっと広がって
な ....
正しくありたい
そのときどきに
間違いなら間違いの中で
正しくありたい

他と違う
そんな風でなく
まったくおなじように
正しくありたい

いつでも
違っているから
自分が だ ....
小さい花は
自分が小さいことを知らないんだろうなあ

花より
大きい小さい私もてあます

師走にかたづけたい
かたづかない
昨日今日
私自身のこころ
イノシシがでるんだってよ

近くの山からおりてくるらしい
親子でいるのをみたって人がいた

イノシシはこわいが
イノシシを食べるのはすきだって人がいる

イノシシはきっと
人間がこわ ....
お母さんはこどもを怒る
いっしょうけんめい怒る

こどもは怒られる
いっしょうけんめい怒られる

こどもは泣く
お母さんは
泣かないけど
その肩はふるえている

それをとりまく
 ....
とんぼをみない秋

あの
まっすぐでもなく
ふらふらでもないとんぼの泳ぎを
真似てみたい私の歩み

目的が
ありそうな顔をしてゆくこの道

噂をしなさんな
だれかがささやく

 ....
私の耳の穴をさわっても
なにもでてこないんだ
脳内を今日のかけらが
さらりとながれる

君の耳のかたちの
しまをめぐれば
世界ににたけしきが
耳からきざまれる

あしたへゆこう
 ....
こひもともひこさんの朧月さんおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大地より- 朧月自由詩215-12-24
基準値- 朧月自由詩115-11-19
秋風と木- 朧月自由詩415-11-7
抜歯する日- 朧月自由詩115-10-25
おとなになる- 朧月自由詩215-9-24
このドアをあけて- 朧月自由詩515-9-15
猫へ捧ぐ- 朧月自由詩715-8-30
本屋- 朧月自由詩515-7-18
水のなか- 朧月自由詩415-7-18
とぶということ- 朧月自由詩515-4-7
プレゼント- 朧月自由詩315-4-5
三センチの希望- 朧月自由詩615-3-12
子宝- 朧月自由詩815-3-10
前向きな後戻り- 朧月自由詩315-2-15
となりのあんた- 朧月自由詩514-9-15
ヒーローの仮面- 朧月自由詩214-9-13
マッチ棒の行進- 朧月自由詩414-8-24
道に横たわるもの- 朧月自由詩314-7-24
定食- 朧月自由詩114-5-12
花とはなす- 朧月自由詩514-4-9
今朝の気分- 朧月自由詩414-3-26
あしたみるゆめ- 朧月自由詩114-3-20
ちきゅうの内臓- 朧月自由詩1014-2-19
なんにもない道- 朧月自由詩314-1-13
正しくないひと- 朧月自由詩1014-1-10
背くらべ- 朧月自由詩213-12-25
猪女- 朧月自由詩313-12-4
叱られて- 朧月自由詩513-11-7
とんぼとり- 朧月自由詩413-10-10
耳のかたちのしま- 朧月自由詩613-8-18

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