まだ天国にはいきたくない
油断が私を空へと打ち上げる
真っ直ぐ飛んで行く体
その姿から私は花火と名付けられた
とはいえ致命的な飛翔は数えるほどしかない


一度目
生まれ落ちた瞬間
 ....
表現というものの一端に
はじめて気がついたとき
唐突に悟った


あぁ
自分の中は空っぽだ


……良かった


自分という容れ物が
ちゃんとあることに気がついたのだ
借り ....
今日 明日 明後日

今日 明日 明後日

明確な目標に向かって
今日の終わりに印をつけて

それはなんという希望なのでしょう。

ただ闇雲に日々を過ごして

目標の無い未来に進 ....
信長の生まれ変わりを名乗る者本能寺前8時集合 顕微鏡で神を覗く二匹見つかった ドベンチョモスの咲く
スカラヤナの丘を
きみは
マンダハーネンを
ケアナムキダ色に染めて
駆け上がる

「サンタラバー!」
思いっきり叫んだら
きみのハベレンタがフッと
軽くなった ....
打ち上がる花火が空を赤く染め繋いでた手をギュッと握った 5分寝て5分寝て騙し騙し生きてる 「二十世紀」と「ラ・フランス」は 
親しげに肩を並べ 
(互いにちょっとの、すき間を空けて) 
顔も無いのによろこんで、佇んでいる。 

「偶然だねぇ」 
「ふしぎねぇ」 

ほの青さ ....
あっちゅと畑で取ってきた
モンシロチョウの卵は
タイミングが悪く
キャベツの葉が萎びるまでに
孵化しなかったので
学校で廃棄処分になりました



モンシロチョウの卵を
 ....
渋谷のあちこちにハチ公 奈落の底から 天上世界にまで突き抜ける滝が
私の体の中に 降りてゆく

これまで
沈鬱がわたしを咥えたまま 離そうとしなかった 私の目の前に
ただ黙って耐えていた私に 滝が現れたわ  ....
売っているものに
ちょいと足し算をして

言葉は
引き算をする

めしあがれ

なんかおいしいね

ひとことが胸にしみて
おしまい
今日の日よ
結婚指輪はめて守備力上がる 坊主憎けりゃ寺を焼いてしまえばいい もくもく と 浮かぶ雲で
空想も ふわふわ 膨らむので

さくさく と 音を立てながら
パンでも かじろうか

耳は どうしよう

もったいないから
隣の もふもふサンに
あげてみ ....
浴槽の栓を抜く
しばらくは何事も変わらない水面
さざ波のそぶりさえない
今 渦中では
見えない引力に導かれ
出口へと
まさに水が
わあわあ殺到しているというのに

ことの始まりは
 ....
わたしはわたしの中に
夜を溜める
そしてその夜を醸してゆく
深くなるように
やわらかくなるように

わたしはわたしの身体に
花を鳥を
風を月を沁みこませる
わたしの中の夜が
やさし ....
【暮れかねる】

ある日 冷蔵庫の中のものが
すべて 薔薇の花になってしまった
五月が さえざえと冷蔵庫の中で咲いていた

ばら肉は どこへいったのだ
薔薇が ここにはあるだけ ....
辺りは静かで仄暗い
細かな気泡としなやかな水草だけが
照明の光を蓄えて揺れ動く
水槽の中を泳ぐアロワナは
夏の夜行列車に似ている

いつまでも眠れず、読書も捗らなかった
車窓に触れたゆび ....
きゅうり草と言う 存在を 知った
きゅうりそう なのか きゅうりぐさ なのか
読み方も わかんない

けれど どっかこっか 爽やかな 
イメージばかりが 膨らんで

あなたが どうして  ....
零れる光の碧(みどり)の中を
お散歩するわたしは
待っていない



もう、
不安や警戒とは
距離を置いたのだ



「森林浴の効能」なんて詩
書いたっけ

 ....
私は私の言葉に触れて

あなたはあなたの言葉に触れる

世界は世界の言葉を造る

それで、この現実は回っていく


     ※

ありきたりの言葉

傷ついた言葉

 ....
全部シモネタに聞こえている 僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
 ....
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ....
幼稚園のそばを通ると
叫ぶような声で子供たちが歌っている

歌っているというよりは
ぼくのわたしの声が一番大きいんだぞと
叫んでいるようで
うるさくてしょうがないんだけれど
楽しくなって ....
時代に迎合したものは
腐食しやすい傾向がある
二十世紀以降は特に足が早い
あなたがガスオーブンを被り
光速ロケットに乗ったあの日から
世界は五十歳ほど老けた
だがあなたの詩は瞳のように ....
君の眼に広がる花火真近くで見られる場所が最高の席 頭からホームベースへ突っ込んで口に広がる土の美味しさ
こひもともひこさんのおすすめリスト(3431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バンジージャンプを1階から- 木屋 亞 ...自由詩5*13-6-8
空壺- かわぐち ...自由詩6*13-6-8
カレンダー- owl自由詩113-6-8
信長の生まれ変わりを名乗る者本能寺前8時集合- 北大路京 ...短歌713-6-7
顕微鏡で神を覗く2匹見つかった- 北大路京 ...自由詩513-6-7
ドベンチョモス- 花形新次自由詩313-6-6
打ち上がる花火が空を赤く染め繋いでた手をギュッと握った- 北大路京 ...短歌413-6-5
5分寝て5分寝て騙し騙し生きてる- 北大路京 ...自由詩213-6-5
果物夫婦- 服部 剛自由詩7*13-6-5
モンシロチョウの観察2- 鵜飼千代 ...自由詩24+*13-6-5
渋谷のあちこちにハチ公- 北大路京 ...自由詩513-6-4
抹茶アイスと滝- るるりら自由詩10*13-6-4
ゆうげ- 朧月自由詩113-6-3
結婚指輪はめて守備力上がる- 北大路京 ...自由詩513-6-3
坊主憎けりゃ寺を焼いてしまえばいい- 北大路京 ...自由詩213-6-2
耳は_どうしよう- 藤鈴呼自由詩3*13-6-2
うず- そらの珊 ...自由詩22*13-6-1
夜を溜める- 塔野夏子自由詩18*13-6-1
暮れかねる- るるりら携帯写真+ ...10*13-6-1
図鑑に載らない動物- sample自由詩10*13-6-1
キュリソー- 藤鈴呼自由詩2*13-5-31
碧(みどり)- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-5-29
詩人の誓い- yamadahifumi自由詩313-5-27
全部シモネタに聞こえている- 北大路京 ...自由詩413-5-27
風に乗る- 梅昆布茶自由詩1213-5-26
のあざみ- るるりら自由詩13*13-5-25
叫ぶ子供たち- 灰泥軽茶自由詩1013-5-25
プラスのイメージ- ただのみ ...自由詩18*13-5-25
君の眼に広がる花火真近くで見られる場所が最高の席- 北大路京 ...短歌4*13-5-25
頭からホームベースへ突っ込んで口に広がる土の美味しさ- 北大路京 ...短歌413-5-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115