下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている 電話が鳴った。
出るのが億劫で仕方なかったけれど、
あんまりにも煩いものだから。

モシモシ。

面倒だったものだから、

「ムシムシ」

そう言って切ってやった。
電話は鳴 ....
好きと嫌いは裏表ではありません。
好きだけど嫌いです。
あなたのことです。

嫌いです。
でも好きなんです。

本当です。
嘘も時々ついてしまうけれど。

甘いものが好きです。 ....
「悪いとは思うが、預かってはくれないか。」


故郷の母に。
同窓の友に。
馴染みのあの人に。
寂しそうに笑う君に。

いつか引き取りに行くから。
押入れの奥でも良いから。
部 ....
残酷な怠惰の中、識別出来ない羅列が羽虫の様に群がっては這い回り、必要の無い軌跡ばかりが脳髄に刻まれていく、高速回転の無意味、転送されていく空虚…根の緩んだ奥歯の揺らめきは危うくなった自己の .... 本当は いえ ほんとうに 
どこまでも 続きそうな 
そんな 関係性を 想像し 
笑みが こぼれた

せっかくですから 
全てを 上手に つないでくれる 
虹の出番も 待ちたい ところ
 ....
ぶくぶくと見た目に多幸なカモを育てます
トウモロコシなどです

運動はさせません痩せてしまいますから
エサ代も安くありませんしね

なぜ、ですか

私共はフォアグラを作っているんですよ ....
何かに背中押されて
旅立っていく
自分の人生が成長していく

新しい風が吹くたびに
新しい何かが生まれている

寂しさなどはなく
どんな出逢いがあるのか
そればかり考えながら
一つ ....
にわか雨の後に風を読み
電線に止まった鳥がきれい、
だというならば
ガードレールの影がのびてゆき
おどろいた猫の目がきれい、
だというならば
たくさんの小さな色が花びらに
とけ込んでゆく ....
あなたの右手と、わたしの左手
絡まりあう指の隙間から汗

じんわりと湿っていく

心臓が移動して
あなたに鷲掴みにされているみたい
揉まれて、濡らされて
昂ぶっていく

手のひらか ....
絶望の谷に
叩きつけられたことの
ある人は

簡単に
浮いたり沈んだり
今日のメニューで
右に寄ったり
左に寄ったりはしない

眼を見てごらんよ
目が合っていても
捉え ....
 秋風に頬を染めあげ吾亦紅 小首をかしげあなたを呼んだ


 かくれよう さぁかくれよう、さみしさがやってくるまえ眠りのなかへ


 疲れたと膝を抱えるきみのそば あしたのそらの尻尾をつか ....
深夜2時
透明な夜
水の中にひとつの石
落ちて。
静かな音


眠れない
眠りたくない
夜。

死にたくはない。ただどうやって生きていけばいいのか
わからん。

なんか、
 ....
アンドロメダ銀河内であれ
たとえオメガ星雲内であれ
大都会の水を飲んでみれば
大都会の味が分かるのだと
大田舎の少年は思いました。

大田舎の飲み方を駆使して
大都会の水を飲み明かして
 ....
ふっと吐いては にごる場所
何も聞こえない 日曜日
希望を消し去る 透明な空

甘さに飢えて来た黒猫が
皿をあさり 盗み出した
黒こげのフライパンは からからだった

私の目は小さく  ....
ゆうがた
べったりした体をオーブンにいれる

もうすこしでわたしになれる、というところで
あなたがわたしを齧りとるから
わたしはいつも、
そういうかたちで次の朝を生きるのだ
現代詩の向こう側で
、君は大味の言葉を砕いている
現代詩の向こう側で
、君はいかにもな表現を潰している
現代詩の向こう側で
、君はそれらしい物語を消している

それは確かなことだ

 ....
 気づけば人の命も
 充電が出来るように
 なっていて
 ボタン1つで
 初期化もできるように
 なっていた。





( ――そんな世界で
  暮らしたい方は、
   ....
口裂け女の胸を揉んで逃げた こんなに苦しい思いはしたくなかった
軽快に、爽快に生きていたかった

すべてはきみと出会ってから変わった
僕の心は押しつぶされて
呼吸も出来ないほど

きみが他の誰かのものになるのを
 ....
消えてしまいたい と
わたしの心は嘘をつく。

死んでしまいたい と
わたしの表象に刻みつける。

心はわたしに嘘をつく
世界はわたしに嘘をつかない。

わたしの四肢が 動きを求める ....
ジョーが打たれて
コーナーに戻って来たとき
朦朧とした意識を
回復させるため
セコンドの丹下段平が
アンモニアをジョーに
嗅がせていたのを覚えていたので
最近頭がボーッとして
ハッキリ ....
わずかに赤を含んだ
初秋のねこじゃらしが
風にそよぐ
そよがれて
よみがえってくる
植物ではなくて
あいつらのしっぽだった記憶が

猫が
ねこじゃらしの横を
素通りできないわけは
 ....
話すことに疲れてしまったから
いつもうなずくだけで済ましてしまう
何か言おうとするけど
最後はやっぱりだんまりだった
それでも聞くことはやめないようにしたかった

こんにちは 元気?
そ ....
昼夜が逆転してしまう
人波の中で
わたしは1人ではなく
たったの独りなのだと
知りました

隣の部屋には
毎晩アコギを手にする音痴さんがいて
毎晩薄い壁の向こうで泣いているの

「 ....
三十路 なのに やること なすこと いまだ ガキ

見えない 迷路に 迷いすぎ

ガキのころから かわらぬスタイル
輩にかんして プロフェッショナル

だから俺は 自由に生きる
 ....
まったくかまわないよ
世界が
思ったのと違ってても

新聞をめくると
新聞のにおいがする
あなたをめくると
あなたのあじがわかる

あなたがもし
いなかったら
かまうけど
肖像画の視線にパリの焦燥と倦怠を感じる。
日々の疲れが重くのしかかるように絵画の中の瞼がその眼光を弱めてゆく。
彼女の視線の先に映っているであろう私の顔はいつしか歪み、
誰に語る訳でもなしに ....
わたしの母は詩をかいていた。

いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ....
東京へゆくな


ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい

なきはらすきこりの娘は
 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている- 北大路京 ...短歌613-9-30
煩いですよ。- 瑠依自由詩513-9-30
わからないこと。- 瑠依自由詩3+13-9-30
心を置いてきた。- 瑠依自由詩313-9-30
赤黒い血飛沫のバラッド- ホロウ・ ...自由詩2*13-9-29
虹の出番- 藤鈴呼自由詩3*13-9-29
フォワ・グラ- 一五川真自由詩213-9-28
旅立ち- 夏川ゆう自由詩213-9-28
きれい、- 左屋百色自由詩15*13-9-28
手のひらから火の手- 茜井こと ...自由詩1*13-9-28
ちりつも。- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-9-27
Love_letter- 石田とわ短歌13*13-9-27
☆になりたい- ki自由詩4*13-9-27
時間を抱きしめる- ブルース ...自由詩3*13-9-27
このまま- 加藤自由詩2*13-9-27
チーズ・オーブン- はるな自由詩413-9-26
現代、詩- 左屋百色自由詩19*13-9-26
ヒトカケラ- 自転車に ...自由詩613-9-26
口裂け女の胸を揉んで逃げた- 北大路京 ...自由詩913-9-24
カレーまん- 花形新次自由詩513-9-24
わたしの心は嘘をつく- euyih自由詩513-9-23
嫁の尿- 花形新次自由詩613-9-23
ねこをじゃらす- そらの珊 ...自由詩19*13-9-23
自然な気配- 加藤自由詩4*13-9-23
東京- 自転車に ...自由詩713-9-22
三十路_ライム- 卍琉九卍自由詩113-9-22
かまう- はるな自由詩1213-9-21
狂騒- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-21
家族の散文- 左屋百色自由詩21+*13-9-21
谷川雁詩集_現代詩文庫を読む- 葉leaf散文(批評 ...3*13-9-21

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