雨の日に、彼女は・・・

蛙道を通って帰っていく

街々の灯は遠く

自分の歩みだけが灯火だった

学校での辛いことが忘れられず 彼女は

Walkmanの音量を最大まで上げる
 ....
君が記憶の裏庭で
水浴びを楽しんでいる間
僕の記憶の天井は雨漏りで
傘の中、数えきれない雨粒を
指折り数えている
 
頭の中にはいくつかの泥濘が作られ
天使が次々と身を投げる
それを手 ....
誰かが 楽しそうに歌を  歌っていて
か        と
に  あ   歌というものは   届
聞かせるために      誰 聞 い
      あ か    か   て
     あるか ....
これって、ローション多すぎじゃねえ? 【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず

【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
しゃがみこむ
水滴をびっしり帯びた
つめたい床

うす緑いろに
無感動に すきとおる

指先に 細い鎖をからめて
栓を ぬく。

あなたは
どこから来たのか

つまり
近く ....
どんなに痩せた
棒切れも

地に
突き立てれば
影をなす

どんなに痩せた
影だとしても

それは確かに
日を浴びて

それは確かに
時を告げ

どんなに痩せた ....
友達の奏でる音楽
目は いつも 虚ろだった
私は 一人
川面を 漂う


その きらめきを
その楕円を
周囲の斑点の中に見て 漂う


対岸に 野球少年
川の向こうに 東京が見 ....
弱い僕は常にぼくらで

大きな流れの中でしか生きられない

光り輝く大河の中で

知ってる顔は知らない顔ばかり

文字と一緒に流れていく

時間は時代を消費する

熱気と称した ....
 雪が吹き荒れている日には、暖炉に物語をくべる。私たちの家には魔女がたくさん住んでいる。寒さの凍えた手に、温かい息を吹きかけるたびに、手のひらから舞い上がる白い魔女達。それが部屋の中に消えていく。
 ....
ありがとう
でも もう要りません

こんな結果になってしまって
とても残念です
あなたは私たちを幸せにするために
働いてくれた

実際私たちは不幸ではなかった
暖かく満たされ
痛み ....
俺ってそんなに嫌われてたの?! 彼/彼女は、それが健康でそこにあるANDを作りますあなた; それを除外します? あなた/彼/彼女はたいへんこのように完全なelleIlIlをそこで持つことができます、そして、//その/それは1をカーブ .... 雨が急に降り出し
ピアノ弾きがやってきた
ミドリイロのマントと
カラシイロのヤマタカボウでやってきた

そこらじゅうのいきものは
ハミングしている
硬いものや柔らかいものは
嬉しそうに ....
僕の右手はいつも深爪で
それはバイトの関係上しようがない事で
いつもクッキーの缶の口に貼られた
シールを剥がすのに苦労したり
痒いところに手を伸ばしても
いまいち、こう、快感がなく
ついつ ....
ペダルを踏んでどこまでもゆこう
時間の感覚はなくなり
どこにいるかもわからなくなり
やがて夕暮れ

遠くを眺めれば
レモン色のフリスビーがたくさん飛んでいる

まわりを見渡せば
皆ど ....
1980年代の午後は
こんなに明るくなかった気がする

僕は、歯磨きが嫌いな子供で
今は、命がかかるまでは歯医者に行かないと決めた大人
ルールや倫理が
どんなにえらくっても
大人の中 ....
チョコレートみたいに
わかりやすくとけられればいいのに
甘く優しく

少し苦笑いしながらも
あなたは拒みはしないだろう
手で折られても
欠片までもが惜しそうに救われて

嫌われないの ....
薔薇の耳をもつ女は砂浜で白い夢を見る。彼女には鏡の中に見失われた星が寄り添っている。彼女が呼吸をする度僕の瑪瑙の眼の中を一陣の風が吹き抜ける。燐光を放つ青春の残滓は大地に星座を描く。僕は振子時計が向日 .... こどもが出来たみたいだ

みたいだと言うのもおかしいけれど

ふしぎなものだ

ぜんぶが静かに収束してゆく気がする

震災のときも

いちばん最初につながったのは

そのあとも

なんどもなんどもつな ....
いまは、両親の甘い海のなかで、ゆるやかに生きて、息をしている気がする。  
 
レモン
その向こうに夕日
そして
落ちていく坂道
 
海老の死体たちは
天ぷらになってしまった
昨晩、わたしが
指を怪我している間に
 
バスが停まる
駄菓子を買いに ....
初恋は中学の時だった。
ラブレターをもらい
マフラーをもらい
チョコをもらった

俺は何も上げなかった。
犬の散歩に来ても
出ていかず
もらった蝶のビーズも落とした。

唯一残った ....
コーヒーはモカがいい
酸っぱいキリマンジェロは苦手だ。
最後にすったタバコは
ラークマイルドだった。

牛乳を入れて
胃が荒れるのを防ぐ
私はドリップして
大量に飲む

トイレにも ....
  しんしんと
  雪のように眠っている
  君の
  シャツの
  胸のあたりに光がにじみ



  そこだけが
  かわいた月面になる
  白、
  黄、
  水色 ....
最愛の司書は

ある日いなくなり

こわれにくいおもちゃの列車に

かれ一人がすわっている


ところで

かれは9月の犬の

裸体の靴音が聞こえないほど ....
 

実のない貝殻、海の底

光の網が波に揺られていったりきたり

からめとられるものはなく

魚は魚に挑んで泳ぐ


光る貝殻、これは私の耳

まるい硝子のうすみどり、これ ....
海辺のウニ
山にはキノコ
僕の闘争
とても 昔の 日本

魚を釣りたい
言葉ではない 本物を
車の中から
僕は 街を 眺めた
人が歩き回っている
今日も 黒い コーヒーが 湯気 ....
血に滲む街を
ひとり見ていた
おんぼろトラックの
荷台に座って
泣いたらあかん
叫んだらあかん
奴等の思うつぼ
Hold me tight
トリポリベイブルース
「俺ってまだ権力者? ....
それは突然浮いていた
偶然斜め左から眺めた
モネの睡蓮は左目に浮かびあがり
そのまま浮いていた

美術館を出ても
淡く小さな睡蓮は左斜めに浮遊し
それにだんだん焦点が合わさると
どこか ....
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