終電車は目的地まで届かず
私の気分はバンジージャンプあとの伸び縮みするゴム
はてどうしようか、
タクシーに乗ろうか乗るまいか
歩いて帰ろうか

夜の気分はおいでよと誘う

自動販売機は ....
小雨に濡れて
ススキの銀色の
穂を少し羨みながら
宵口のやたらと
ライトが眩しい

足元を見詰め
プラスチックの袋
足もふらふら
空っぽの心と筋肉
ヤクはやってません

こんな ....
絶望と希望はいちにち一往復が限界だった
苺のような滴りに身をゆだねながら
時を呼びよせる甘い夢をみている

木から落ちてゆく大きな白い花びら
スローモーションの重みの永続
僕の傷口で虫たち ....
苦虫を噛み潰した顔の猫がゐてもうこんな家出ていくと云ふ 肩を抱く敗残兵の胸に棲むあの雲雀は屍になつた


冬の朝数学者の見た夢は水洗トイレの水とともに消える
きはひとりでは
きになれないことを
しっている

だから
もりになった

さみしいなんて
ことばもしらずに
嘆きを海に投げかけてみた
試練の波が激しく返り

嗚咽をあげた私に
百雷の海鳴りが

怒涛のように
私に叱咤激励を置いていった
私は息詰まり行きどまりそうになり

どうしようもなくなったときに

小指を鉛筆削りの中に入れ

小指に繋がれた色々な糸と一緒に削ってしまう

それがいいことではないとわかっていながらも ....
君の季節
君の季節
君の季節がやってきた
君色に吹く風は
あの頃のいさかいとはまったく違って
とても優しくて
だから余計に寂しい

君と一緒にいた頃より
君と別れてからの方が
君を ....
家人と他人を区別した時
小さな恋の芽がとんがってくる
知らない人だから知りたいと
恋の芽は好奇心
たとえば竹が一本輝いて見えたなら
誰でも中を知りたがる
どんな人?

あんな時こんな時 ....
雲が流れるように
私の心も留まることなく
常に流れ 常に薄れゆき
地上を眺めているのだろう

多くを求める人間には
幸せを感じる時間などなく
小さな幸せに 気づこうともしない

あぁ ....
宇宙服を着ている

砂漠のどこかを歩いている

汗は服の中にたまり

暑さは極度の疲労をうむ

ぼくはもうだめだ

先に行っておくれ

彼女は何も言わずに手を差し伸べる

 ....
私が見ようとしているものは
きっと 小さなものだ
この世界の中で 私が見ている
目の前を通りすぎていく出来事は
とてもわずかなものでしかない
握りしめた手の中で
ならない鈴を想ってる

思い出せない音色なら
失くした方がいいと思う

行間の旅に飽きた頃
君のさよならがきこえたよ

秋風の音
カーテンで知る

さよなら ....
ほんとの自分を探したって
ぼくらは液体だ

この人の前では四角くて
あの人の前ではまん丸い

あいつの前では黄色くて
あなたの前では水色だ


どれがほんとでどれがうそか
考えた ....
 
 
窓ふきをしていたはずなのに 
気がつくと父の背中を流している 
こうしてもらうなんて何年ぶりだろう 
父が嬉しそうに言う 
十五年ぶりくらいじゃないかな
僕が答える
父の狭い背 ....
目の奥がずんずんして
とても眠かったが
夕方の電車に乗って
町に向かった

子供の頃
縁側に
本箱が置いてあった

陽がたっぷり差し込み
田んぼや
小川や
遠くには山も見えた
 ....
人の多くは 疲れた 幻のようなものなのであるが
私は 何も知らない そのことについては
いつまでも そっと 川面を見ていた
疲れだけが 転がっている
空の真上に へばりついたようにも見える ....
 


ソーダ飲む代わりに「そうだ」と言う。桜の蒼朶は散る、ソード亡きペン


世代の因果は次世代に?常に責任の及ぶ果てはある。


死後がなければ人は生きない?永遠(とわ)の喪失は ....
 
そらにはりつく ひしゃく星

すくっておくれよ

ちっちゃな、ちっちゃな、うちの祈り


 
{引用=祝婚歌2}

ラブを書く
2文字か4文字

ラブを飲む
ただの森永ラブ

ラブを食べる
痩せて肥える

ラブを着用に及ぶ
ブラの逆さま

ラブを歌う
他人が作った ....
韓国旅行のお土産でもらったタレ

何につけても美味しい

とにかくごはんがすすむ

タレだけでもごはんが食べれる

もういっそのことタレだけでよくなる

四六時中タレを舐めてばかり ....
空をじぃっと見上げ目を閉じると

もこもこと雲が生まれて

意識が雲の流れを追って

ゆっくりと動き離れていく

少し流されていくとあちこちに

以前の自分の意識が再生され

 ....
白と黒に

なる前の色だってあるはずなのに

認めない

認めたくない

そんな権利どこにあるっていうんだろう

確かに夜の暗い空

すきな場所で光ってる

星をうらやまし ....
 
  
遊園地に「回転しない木馬」があった
妻と娘が乗り
僕が写真を撮ることになった
バーにおつかまりください
というアナウンスの後にブザーが鳴り
回転しない木馬が
回転し始めなかっ ....
ゆうちゃんは無口な転校生だった

四年生の春に
ぼくのクラスにやってきた
ゆうちゃんと、ぼくは
なぜか気があって放課後はいつも一緒にあそんだ

がっこうは友だちできへんからきらいや。
 ....
俺はうんざりしている
ジャパニーズドリームなんて
どこにもありはしないんだ
奴らは真実に目を瞑って
ガムシャラになって
突っ走っている気になっている
贅沢な食い物を爛れた臓物に詰め込んだり ....
街の中に確かなものは何もなかった
生きていることだけ
長いぼんやりとした毎日の中を
ぼんやりと 糸を 伝うように

忘れられたらと思う
今までのぼんやりとした苦しみの類を
私の見ている頭 ....
哀愁のコートを纏い

感傷の中を走り抜けて

憂鬱の煙を吸い

恍惚のため息を吐き


嘲りのヒールを鳴らすと

マゾヒックな水溜りが弾けた




煩わし ....
他の女の子よりも、
三千円高い女を呼んでみた
出勤表から消えていたので、
てっきりキャンセルだと思って、
他の女の子を写真であたっていたら、
ふつうに22時過ぎに行きますということだった ....
さすらいのまーつんさんのおすすめリスト(392)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜を歩く- 灰泥軽茶自由詩3*11-10-22
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振り子の夜- つむ自由詩5*11-10-21
家出- 冬野 凪短歌2*11-10-21
冬の朝- 冬野 凪短歌1*11-10-21
- 小川 葉自由詩811-10-21
返答- subaru★自由詩20*11-10-20
鉛筆削りの使い方- 灰泥軽茶自由詩4*11-10-20
君の季節- 真山義一 ...自由詩2111-10-20
詩になじまない仲- 木原東子自由詩3*11-10-20
流れゆく心- 菜穂自由詩2*11-10-20
足跡- 空中分解自由詩311-10-20
影の中で- 番田 自由詩311-10-20
さよなら- 朧月自由詩311-10-19
ほんとのぼく- 凪 ちひ ...自由詩711-10-19
窓ふき- たもつ自由詩10*11-10-19
本箱- まんぼう ...自由詩611-10-19
川の幻影- 番田 自由詩311-10-19
青透明- 西行桜自由詩111-10-19
ひしゃく星- 殿上 童自由詩17*11-10-19
無登録商標- salco自由詩6*11-10-19
魔法のタレ- 灰泥軽茶自由詩2*11-10-18
幽体もこもこ- 灰泥軽茶自由詩3*11-10-18
点在- 朧月自由詩111-10-18
回転しない木馬- たもつ自由詩1711-10-18
陽だまり_2011- たま自由詩37*11-10-18
Assなき暴走- 花形新次自由詩2*11-10-18
俺の心にはいつも- 番田 自由詩111-10-18
道化- faik自由詩7*11-10-18
三千円高い女- はだいろ自由詩711-10-18

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