いったい誰が誰に言った
言葉だろう

清よく 正しく 美しく
繰り返し 繰り返し
つぶやいてみるのだ

清よく 正しく 美しく

これこそ真の言葉 真言

時代は
産業廃棄物を ....
疲れてしまって
なんだかうんざりして
胸に空気が溜まって
ふうっと吐き出した
楽し過ぎても疲れるし
つまらなくても疲れるし
何も無くても疲れて
下り坂だけど
足がくたびれた
みたい
 ....
余命いくばもない 
彼 ヘブ イアリーモーニングへの 死去
遺言を 砂漠に咲かせる
あれは 青空?

とある人のために ぼくは 一式で 逃げた

又 誤送で たましいが 花についても
 ....
君の友のために 空を あげてしまいなよ
午前の方角に 行くように
朝の日が 残っていくように
過去が そこにあったのか
君の 性別かい

友は 君の 民家を 見るように
コンドルが 二羽 ....
カレー・ライス

ながいことかけて
カレ―をつくった
カレーカレーカレー
カレーはおれだ
今日一日は
このカレー・ライスが
すべてである
何も分からない

普通の女の子も
カレ ....
ゆらゆらと歩く空中で

カメラのフラッシュでできた影が

一人で先にあるいていった

僕は世界の呼び声で起きる

僕はここにいるけど

世界は何処にある

昨日の事 ....
ずっと一緒にいられないことは
わかっていたから
いちどだけ一緒にいようと思った

あなたは青臭くて
わたしはそんなあなたが好きで

わたしの知らないところから来て
知らないところへ行く ....
花粉はつらいけど
それはそれで
明るいから
お出かけする
わたしの身体
今知らない場所にいる
知らない店がある
知らない昼間に
浮かんで行くよ

自由って
限定された息抜き
で ....
くたびれた足を引きずって 
いつもの夜道を帰ってきたら 
祖母の部屋の窓はまっ暗で 
もう明かりの灯らぬことに 
今更ながら気がついた 

玄関のドアを開いて 
階段を上がり入った部屋の ....
娘をうしない

生きているか

死んでいるかもわからない

そこにつけいった輩に

七千万円だましとられ

それでもきょうも娘を探している


不時着した日本兵をかくまった日 ....
 
せんめいに見える
世界、よりも
 
 
 ふやふや
 ぐにゃぐゃにゃ
 
 
ぼやけた
視界に流れてくる
あいまいな、世界
 
なんて、“すてき”
だろう。と。
そう ....
暁に乗っていったよ

あれはね



遠い昔に知ってたのに



とても綺麗な息してたよ


あれはね





人と神様はね

重な ....
家から少し歩くと公園がある
公園と言っても小さな広場にベンチがあるだけで
駅の側だし隣はパチンコ屋だし
おまけに向かいはコンビニがあってネオンがまぶしく
つまりは大変に騒々しい


気持 ....
「愛されてる」なんて

思った事はありません。





被害妄想はいつだって

私の脳を駆け回って

私の中の弱気な悪魔が

「君は邪魔だ」とささやくの



悪 ....
白っぽい視野の中に
草の生えた道があり
知らない樹木が立っていた

母は和服を着て
道にひとり佇んでいた
すると向こうから
何年も前に死んだ父が歩いて来た

ぱりっとした背広を着 ....
後ろの出口へ運んでいく
高速が上から下へと弧をなした
路の右へ左へドライバーは
トラックでは何もしゃべらない

言い出された料金の違いについて
時を車に変えながら
日雇いの人が座っている ....
誕生日の朝に
君から贈られたプレゼントは 
手のひらに乗るほど小さな
砂時計だった
君は透き通った瞳を向けて
僕にこう告げた

僕はこれから眠ることになる
僕は僕の夢のなかで 
タイ ....
心は飢えていた
食べても飢えは満たされず
肥えて更なる飢えになる
店を出ようと思ったのに
もう一杯
コーヒーを注文してしまった

お財布の中を確認する
ギリギリ足りるみたいだ

あわてて戻ってきた店員が
「おかわりができます」
と言って、伝票を書き ....
宇宙と

そこに存在するものとのあいだには

違和感がある

物理学者も

宗教家も

画家も小説家も詩人も

私たちも

それと折り合いをつけようと

日々をいとなむ ....
最近、黒い手袋が
落ちているのをよく見かける 

ある時は職場の廊下 
ある時は駅の構内 

人間達の無数の足が 
通り過ぎてゆく隙間に 
{ルビ木乃伊=みいら}の面影で 
誰にも届 ....
   みぞれが止んで 宵の冷気は重くなった
      北風は示威をやめて 死に絶えた
  庭木も庭木で 昼間のかげをたたみこんだ

   どんな静寂の気高さが 月には秘められ
     ど ....
詩は直線
半透明の窓をつらぬいて
雲の向こう側へと延びている
どこまでつづいているのかは誰もしらない

論攷は線分
ナイフで頭と尻尾を切り落とす
君はお茶をのんであくびする
ようかんの ....
 
たかのり君
と呼んでしまった
生姜焼き定食のことを

もちろん
たかのり君が
生姜焼き定食であるはずはなく
けれども
一度そう呼んでしまえば
そのようにも思えてきて
こんがり ....
夫がいる週末は楽しいから
なんにもない平日を
早送りする

だけど、今夜は
夫が
携帯電話と間違えて
リモコンを持って行ってしまった



夕飯を食べる時間に
夫がいないので
 ....
冬はすでに去った
夜明け前の闇の曖昧に
ふいに訪れる山茶花の幻影  散った花びらの
 乱れ重なり
誰かの記憶が
隙間に紛れ込む
宛名不明の手紙のように
開封されない
誰かの記憶
美し ....
がれきのしゃしん は いつみても いい
しょうせつみたい に はしからはしまで よまなくても 
いっしゅんのうち に あらすじ が わかる
わかってしまいたくはない のに
め を はなすことが ....
朝 魚だったものが
夕方には生花に変わった
明朝には昭和を生き延びた築堤も
すっかり掘り崩されているだろう
燃え落ちる前々日に新線開通
潮で潤すことができなかったいきもの
忘れた積りはなか ....
写真を撮りたいときは
いつだって真夜中で

撮れる技術やカメラは
いつも
僕の手にはなかった


夜が集まって静かに騒ぎだす
黒い影
夜の一つ一つに色をつける

黒い色は様 ....
昼に依存しゆく
拙い日常に 僧が 落ちていく
・・・あの火が 盛るのを見よ
頂に 熱があり
真昼は 淡く染まるものの
それらの 悪女に聞いてくれ

昼に 町があって 慰霊碑が 立ち行く
 ....
あおい満月さんのおすすめリスト(1230)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
清く・正しく・美しく- アハウ自由詩7*09-3-16
疲れてしまって- チアーヌ自由詩409-3-12
砂漠- 奥津 強自由詩109-3-12
こんにちは!_こんにちは!_おはよう!- 奥津 強自由詩209-3-12
カレーライス- 生田 稔自由詩409-3-12
白紙の辞書- こめ自由詩609-3-11
そんなこと- チアーヌ自由詩309-3-11
何も無い昼間- チアーヌ自由詩409-3-11
遺影のまなざし_ー四十九日前夜ー_- 服部 剛自由詩2009-3-10
近くて近くて遠いこと- 吉岡ペペ ...自由詩709-3-8
もざいく少年- 琥霙ふう ...自由詩1*09-3-8
童子の夢- 北星三天自由詩2*09-3-8
公園で- あ。自由詩8*09-3-8
愛と悪魔- 三奈自由詩509-3-7
- 壮佑自由詩19*09-3-7
入り口へ- K.SATO自由詩209-3-7
朝の砂時計- 楽恵自由詩5*09-3-7
飢餓- 電子ノ猫 ...自由詩109-3-7
葛藤- 木葉 揺自由詩5*09-3-6
宇宙と存在の違和感- 吉岡ペペ ...自由詩709-3-6
黒い手袋_- 服部 剛自由詩809-3-4
冬の鏡(三)- 信天翁自由詩109-3-4
詩は直線- Giton自由詩3*09-3-4
とおい水- 小川 葉自由詩15+*09-3-3
リモコン- 小原あき自由詩33+*09-3-2
映(エイ)- フクスケ自由詩309-3-1
がれきの工作_Ⅱ- 《81》 ...自由詩13*09-3-1
創書日和【塩】_黒い石- 大村 浩 ...自由詩10*09-2-28
夜の写真- 佐藤伊織自由詩4*09-2-28
昼に依存される- 奥津 強自由詩109-2-27

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