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星空は
誰かを亡くした後に見ると
もうせつなくて
全身の力を奪うけれど
残された人間はそのまま
生きるしかないのだから
永い年月をかけてでも
また
星空を見上げる勇気を
わたした ....
薄い赤は
赤でありながら
その美しさのため
もうひとつ名前をもらった
赤に白をたっぷり混ぜて
桜色
少しの春と
たっぷりの青空を混ぜて
桜色
コウテイペンギンは
子供のために家を作ってはあげられないけれど
ブリザードが吹けば 子の風上に立つ
コウテイペンギンにとって
二人の子供を育てることは困難だけれど
できるだけたくさんのえ ....
あの頃よりもたくさんのお金を手に入れて
僕は例えば日常品を買う時に
少し値段の高い方を選んでしまう
あの頃の僕たちは 手に入れるすべもないのに
どうしても欲しいものというのがあって
だか ....
大切な人への手紙は
必要以上に 重い部分をを伝えてしまうから
僕は二通の手紙を作ります
さらけ出す文を一通作って
あなたに出す二通目のほうには
一通目の表面だけを丹念に ひろいあつめ
恥ず ....
この先の二週間ぐらいがとてもつまらなく感じたら
目をしっかりと閉じて
頭の中から全て
掃きだしてしまうのがいい
つまらなく感じるその原因も、楽しみな事も、
好きな人についても、信念もこだ ....
ハンバーグ屋さんで出てくる、
付けあわせのサラダの中のミニトマト
へたをとって横によけると、
小さな亀みたいに見えた
こういう亀がもし本当にいたら、
どこかの国の人達は、
から揚げか何 ....
僕が悲しい事実を知ったとき、
あなたにそのことは伝えない。
人生はなかなかいいものだと
あなたにはずうっと感じていてほしいから。
悲しいことを知らないままでも
結構暮らしていけるもの。
....
ばたばたするだけの十二月は好き
前にも後ろにも進めずに ただ騒いでいられる
夢のような月
あるところでは雪も降って
もう誰もばたばたとした雰囲気を止められない
すこしも進歩のない期間は
....
なりたいと思って真剣に頑張ってみると
とても今のままでは敵わないような人を知って
一番になれそうにないからいっそあきらめようと思う
あきらめてしばらくすると
やっぱりそれになりたくなるけど ....
周りの全員が間違っている
と
極端な事を思う時
足りないのは自分の余裕
他人に歩みよる努力の不足
周りの全員が間違っている
と
破滅的な考えを持つ時
私は鏡をみる
人の顔はいつで ....
「全ての物理現象は、難しい式は別として、
子供にもわかる言葉で説明することができなくてはならない。」
アインシュタインが言ったそうです。
私は天才に憧れ、真似る癖があるから、
人間の気持ち ....
私はどういう人間なのか 知りたくなって
家から 遠い遠い学校を選んだ
じいちゃんや ばあちゃんや 妹 母 父 に包まれた
優しい雰囲気のある家庭で
家族の誰の失敗も 結果的には許されていた ....
久しぶりに会って その後の別れが悲しいとき
その気持ちを 言葉にしてみる
たとえば
切ない と
病気と感情はよく似ていて
お医者さんに病名をつけられると落ち着くように
自分が消えてし ....