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雨と風が一緒に顔にかかって
少し髪を濡らす交差点に
ぼくは独り君を想い立っているよ

君がいつもしていたリュックの色は薄い緑色で
不思議 ....
大学は遊ぶところ
勉強ばかりしているのは
アホである。
人との関係を作るところ

良き仲間は身を助ける。
良き仲間はアドバイスしてくれる。
決して見捨てない。
恋愛は財産である。
避 ....
吸い込まれていくその先は
さいぼうの隠れ家
手を振る、手をふるう
ぼたんになる、頃になる
おや、もうあんなにも遠くに
浸透してしまった窓のつらなり
わたしは遅れた足取りで
ひとつ、ふたつ ....
失うものがなにもなかったなら

あなたとわたしは色でいられた。


あなたにもある。

わたしにもある。


子供なりにも事情がある。

大人にだって事情はある。
 ....
秒針が地球儀のようなものを一周すると、
あなたは
いたずらに、ひとりごとを歌った

残像になった月曜日を憂うよりはやく、
空は、当たり前のように青みを誘って
駆け抜けてしまった


 ....
   瑠璃色が

微弱な電流を絶って不明になる
そのことがわたしのこころを危うくする、
馬鹿げたことだと思うけれど
わたしは時間について
なにもわからなくなってしまったのだ

   瑠 ....
生きる、

ただひとつ、でも
ただひとり、でも

わたしを生きた、
命のために

わたしと生きた、
命のために

わたしに生きた、
命のために

過ちかも知れなくて ....
なんの病気
か忘れた
よ。


肺炎か

ウニ

私も
好きです
病院

味噌汁
は家

比べて薄かったでしょう

ウニが
好き
なのは

だけ ....
息が詰まるほど死にたくなる。

死にたい死にたい死にたい

そんな呟きが酸素の海を漂い、見ず知らずの人間の酸素として息づく

可笑しなところ、ここは、この世界は本当に可笑しなところ

 ....
「ねぇ、さっきから何見てるの?」

「…、ああ…、ぶどうが降ってくるのを見ているんだ。」

太陽を背景に、数万のぶどうが、ゆっくりと、ゆっくりと、地面に降り注いでいる。

「キラキラしてて ....
師走、大手町に佇む

結論を先に述べれば
大手町は冬が似合う
春は似合わない背広を着た集団がおしゃべりをしながら行き来し
秋には忙しそうに眉間に皺を寄せた人々たちが行き交う
夏はいけない
 ....
ぼくは鯨になって
解体する12月

ザパーンザパーン

虹色の火

あ、誰が 食べた?
(無音)


遠くで白ける地平線
ぼくらは並んで海の際をみてた
容赦なく時が飲まれ ....
ふわり
ときみの匂いがすれば
ふわり
髪が揺れるように
きれいごと
ささやくよ つたえるよ
それをきみは
優しく包んで
拾ったり集めたりした

なんにもないような
ひとりぼっちの ....
彼女は盲目でした。


{引用=ラプンツェル}



元来、周りに関心がなかったのか
そういう性格なのかは分かりませんが

彼女はいつも、独り。
歌っていました。
 ....
そういうことだったんだ

気付くことがある


ものごとは複雑に絡み合っていて
原因があって結果がある
そしてその結果が今度は原因となって
新たな出来事を誘発する

「無間地獄」 ....
困った
私はどっちを選べばいいのかな?

一つが間違っているからといって
全部間違ってる訳じゃない
 逆に
一つが正しいからといって
全部が正しい訳じゃない

困った
私はどっちを ....
今日、生まれた命と
今日、死ぬ命は
同じ命


起きて
寝て
ご飯食って
うんこして

その一連の流れを
誰かにしてもらわないといけないのは
赤ん坊も老人も同じ


ほら ....
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです

月には雲がかかった ....
生物学的にあなたが
好きだ

指でしっかりとなぞって
あたしのスケッチブックに
デッサンしたい

異性として
あなたが好きだ

相性が合うのか
確かめてみたい

手を絡め
 ....
月の出る夜
遠吠えのような声で
なく私
もしもこの恋に
色があるとしたら

片思い


モンテカルロの確率で
恋は成就する
訳わかんない
夢は夢
現実は現実

夢は醒め ....
緑を背にして空を見下ろす


雲ひとつない空


吸い込まれそうで、落ちてしまいそうなけがれもない空



ただ 金縛りにかかったように空を見下ろしていた

視界に写りこむ時計 ....
/
あの静けさにはどこぞの野良犬たちも眠れる夜だった 。
誰も覗きはしない冷やかな部屋だから
浮かびあがる「死体」は見なかったことにしよう
駆けつけたときに男が倒れていたのは宿命で、決し ....
私とあなたのこれからを
たとえるなら広い広い海であり
小さな舟であっても
きっと二人なら渡ってゆける

嵐に巻き込まれ
高波にあおられて
突然の海流に流されても
きっと私たちは離れずに ....
時はいつも
私たちを孤独にする
今日も そんな気がしていた
ぼんやりと流れていく 風の中で
何かを叫んでみても
あまり 意味はない
意味のないことを続けてみても
明らかにその意味はな ....
電線のすき間に光る欠け月
本当の私は いつも煙草を手に思いを口にしてた
風のあたたかさや
寒さ
楽しさ切なさを
今朝の風はあの日に似ていたよ 悲しみの模倣のように
冷たく
日差しゆるく
 ....
ベラドンナの毒が廻って
頭の中が痺れてきた
万華鏡くるくる回して
違う局面を探してみるけれど
見えるのは黒い★ばかり

ああ 自嘲的になっていく
わたしの鰭はうまく泳げない
愛という津 ....
特殊な水で満たされたその保育器は柩でもある。

「抜け出るのなんて夢のまた夢」

隣の保育器=柩から、会話の続きのように声がかけられた。空気を震わす音でなく、脳髄に直接響く信号として。 ....
教室で友人の頸を切る少女
返り血が飛沫く制服
 
教室で手首を切る少女
誰でもよかったの

教室で友人を全裸にする少年
そのままパン買って来いよ

教室で友人の人体実験を始める少 ....
本は絶対に怒らない先生
解らないのを怒らずに
読み返しさえすれば
何度も根気よく教えてくれる

だけど絶対怒らない代わり
間違っていても正してはくれない
それは生きている先生じゃないと
 ....
庭の木から飛び去った蝶が遠い外国のビルを倒した
思惑はTVの中できりきり回る
顔のない人たちがこっちを指さして笑うんだ

誰も気づかないうちに背後に忍び寄る真っ白い影
国土を狙った死神が鎌を振りかざし ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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