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君と僕は
他人同士さ
顔も名前も知らない
他人同士さ

生まれ変わっても
また一緒になろうって
生まれ変わる前に
誓っていたのさ
今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
生まれたばかりの言葉は
まだ何も見えなくて
朝の光と音だけを
感じるままに反応する

言葉は意識を持ちはじめ
ようやく言葉は
言葉として目覚める

言葉は
見えるところへと
届く ....
一片のことばに、
色がなくても、
それでいい。

一編の詩として、
彼らが息づいていれば、
それでいい。

どんなに醜い、
汚物であっても、
それで ....
ある日

少年の中に
戦争が充満する

少年の中に
潮騒が充満する

少年の中に
愛情が充満する

少年の中に
故郷が充満する


ある日

少年の中に
憎悪が充満 ....
冷たい風が吹く
誰もいないススキ野原で
遠い音を聞いていた
はるか彼方から聞こえる
俗界からのメッセージは
幼い僕の心をとらえた
 遠くで車が行きかう音
 汽車の行く音
 夕方のチャイ ....
     
     苦しかった

     つらかった
  
     我慢してた

     誰かにきいてほしかった

     吐き出してしまいたかった

     ただ、 ....
四角いビルの建物が
窮屈なので
海を見に行きました
岩がビルの尖った角を
削ってくれました

パソコンデスクが
狭いので
海を見に行きました
波がキーの叩く音を
飲み込んでくれまし ....
見渡せば、{ルビ紅=あか}のパノラマ
岩肌の背を辿り
風紋の営みに耳を澄ませば
褐色の陰影、陽炎の揺らぎ

彷徨えば、蒼のカルデラ
火照った靴を脱ぎ
静寂の層流に{ルビ踝=くるぶし}を垂 ....
夕暮れの町をポストに向かって歩いてく
人気ない目抜き通りへの道
工場の白い壁も
道路の白線も
うっすらと しぼったオレンジの色

何でもないのに突然
泣きたくなって
駆けだして
海へ ....
いつも見ている私のことを
私の全てだと思わないでください

涙は隠しました
大人になるために
空に想いは寄せる
いつの日もいつの日もみつめた
あの青さだけが私の願いなのだ

{ルビ天鵞絨=ビロード}のような雲の浮かぶ
平和で満ちあふれたあの空へ私の心は向かうけれど
我が蒼穹よ 私は ....


海の方から来た少女の持つ砂時計は
浜辺の砂だから耳を澄ませば波の音がする




バス停で
来るのを待っていると
潮風がワンピースを揺らす
もうすぐ夏が終わる、
という ....
片手でぽきりと折れそうな
一本のもろい針金
小さな闇にぽつりと浮かぶ
銅色の月 ただ独り
Is that a banana?
No,it isn't.It's a gorilla.

あれはバナナですか?
いいえ あれはゴリラです。

俗にいう一人の少年が英語を見限った瞬間を
 ....
失恋科に行きました
片想い病棟でした
おんなの先生でした
症状をかきました
くちをあ〜んとあけました
むねをとんとんとたたきました
注射してください、と頼んだら
その必要はありません、と ....
君のことを忘れようと思った一週間前
海に臨むその先を見つめ人魚姫が人間になったことを知る

君のことを忘れようと想った五日前
遠くの国で白雪姫が毒リンゴを食べてしまったということを耳にした
 ....
   月ではまだ
   冬の初めで季節が
   止まっているようだった


   浅い眠りの合間に
   この頃よく、夢を見る
   凍えたままの月面で
   あなたをこの腕で抱き ....
  (誰かが泣く夜の 月は足跡だらけ)


夕立の30分後の車の下の
猫 濡れねずみで
のの字にくるまり
もうすぐ月のやって来る夜


あの子の心根から
零れ落ちましたよ リン と ....
明日雨が降ったなら、
遠い海へ行きましょう

灰色に曇った空と濁った海が
空と海との境界線を掻き消して
きっと遠く遠くへ
わたしを連れて行ってくれるはずだから
車も誰も通らない夜の道
寝転んで空をみあげる

名前も知らない星々が
必死に光り輝いて存在を主張している

ふう と白い息をひとつ

天に昇る息は 人の魂か



昼間とは違う ....
情報通の友人から
感情の食べ方を教わったので
早速今ある幸せをかき集め
ジックリコトコト煮込んでみたところ
これが何とも薄っぺらい味であった

アイスのフタを舐めているような
惨めったら ....
少しずつ 遠ざかった街で
午後の地下鉄に揺られながら
僕は いつかの頃を思い出している

目の前を
たくさんの人が
揺られ押され 通りすぎて

毎日決まった場所で
同じように吐き出さ ....
筆先で湛えきれず
液体が
ぽたり、ぽたり、と
滴るので
両の掌をくぼませて、ふくらみをつくり
上向きに 
すこしかさねて
それをすくおうとしてみるけれど
わずかな隙間を
液体はすりぬ ....
東京
憧れていた街
過ぎてゆく人たちと
消えない夜の明かり

言葉を殺しながら
信号が変わるまでに
どうにかしてこの横断歩道を
渡らなくてはいけない
あ、またひとり
大切な人とす ....
あなたから
学んだことがある
あなたから
教えてもらったことがある

何が大切で
何を守りたいのか
何が…守りたかったのか


あなたに会って
気づいたことがある
あなたに会っ ....
生きる意味に悩んでいるなら
悩んで悩んで悩み抜いて
大いに苦しめばいいよ


それでも君は幸せなんだから


今すぐにでも死にたいのなら
遺書のひとつでも書いて
とっとと死ねばいい ....
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
ざざざざ
ざざざざざざ
ざざざざざざざざ
ざざざざざざざざざざざざざ
ざざざざざざざ
ざざざざ
ざざざざざ
ざざざざざざざざざ
ざざざざざざざ
ざざざざざざざざざざざざざ
ざざざざ ....
緋月 衣瑠香さんの自由詩おすすめリスト(549)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
輪廻- 青山スイ自由詩1006-11-19
十三月のヴァルカローレ- まほし自由詩24*06-11-18
言葉は朝に生まれ夜に翔け上がる- ぽえむ君自由詩11*06-11-16
「_わたしの詩。_」- PULL.自由詩19*06-11-15
少年—原点- 輪橋 秀 ...自由詩21*06-11-3
遠い音- 未有花自由詩18*06-10-30
誰かにきいてほしかった- 逢坂桜自由詩14*06-10-29
海を見に行きました- ぽえむ君自由詩11*06-10-28
心象探訪- 佐野権太自由詩19*06-10-25
この町には海がない- Lucy.M.千 ...自由詩10*06-10-23
- 姉山右京自由詩206-10-22
蒼穹- 未有花自由詩10*06-10-11
海についてのいくつかの小さなお話。- 夕凪ここ ...自由詩9*06-10-6
東京(夜)- 蝶子自由詩5*06-9-22
センチメンタルレッスン- ヌヌヌ自由詩2606-9-9
失恋科片想い病棟- ZUZU自由詩506-8-29
泡のごとく- 水居佑梨自由詩3*06-8-25
月面観測- 嘉野千尋自由詩16*06-8-13
月と黒猫- 千月 話 ...自由詩13*06-7-19
[_遠い海へ_]- 渕崎。自由詩406-7-18
静寂- 稀月自由詩6*06-7-11
味覚障害なのかもしれない- 自由詩18*06-7-8
帰路- 自由詩9*06-6-30
水墨夜- 望月 ゆ ...自由詩50*06-4-14
東京- 砦希(ユ ...自由詩806-3-20
Only_you_know_my_true_feelings ...- Lily of the ...自由詩3*06-3-17
世界で一番不幸せと思っている君に贈る歌- 恋月 ぴ ...自由詩33+*06-3-8
神保町にゆきたい- ZUZU自由詩32*06-2-19
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
潮騒- 遊羽自由詩5*05-12-19

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