すべてのおすすめ
 
 
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ

やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする

やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
太陽が
触れるほどに膨れて
私の頬の辺りを
じりり、と焦がしている
 
へばりつく髪の先に
小さく火が灯って
そのまま燃えたいと願う
溶けてしまえたら、と
 
 
その日
世界 ....
全力で恋をする姿が美しくて。

将来がどれだけ不安定なものか。

知ってか知らずか。

本当に素敵だ。

うらやましい、ね。

今度、恋をすることがあるのなら。

本気で命を掛 ....
あるひとが言った

  世の中の戦争は
  おとこが起こしたもの
  おんなには罪の無いはなし

そして
ほかのあるひとが言った

  そんなおとこを産み
  育てたのは
  わ ....
夕陽が呼吸する
昼を吸って
夜を吐いてゆく

夕陽が広がる空は
とてつもなく大きいけれど
その呼吸は
かすかに揺れているだけ

夕陽は静かに呼吸する
微かに夜を吐いてゆく
全ての ....
いつも心に砂時計。

感情が、さらさらと、砂になって滑り落ちる。

濡れていれば、掴めるのに。捕まえるのに。

心の隙間を通り抜け。

神経の間に滑り込み。

涙腺に入り込む。
 ....
恋の仕方を忘れてしまったようです。

ただ、一人のヒトを愛することでよかったから。

新しい恋を見付けるのも難解な問題です。


誰か思い出させてくれたら、嬉しいのですが。
夏ごとに
おしゃれになってゆくおまえが
自慢のミュールで前を行く
{引用=
(なぁ、おまえが選んだっていう
(このお父さんの水着
(ちょっと
(トロピカル過ぎやしないか

いつか
 ....
君の中で流れる音楽を聴いてみたくて。

イヤフォンジャックを探してみた。

どこを探しても見つからなくて。

僕は君に聞いてみた。

けれど、君の耳は塞がれてた。

どうしても聴い ....
玄関の向こう側で
人の声がする
それは私の知らない人の声

玄関の向こう側で
行き来する自動車の声がする
それは忙しいと街が嘆いている声

玄関の向こう側で
ジェット戦闘機の声がする ....
勢いに任せて 何となく今日まで生きてみたよ
違うよ 生かされているんだ ああ言えば こう言う
もうどっちだっていいよ どっちかなんて 決めたくないよ

何とかなるだろって 切羽詰まって
結果 ....
夏は涙を流してくれない


瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす


食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる

自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる


 ....
寄せては返す
漣のような音色


碧く

深く

悲しいほどに透明なそれは


大気を満たし

僕の心にも滲み込んで


静かな

静かな夜を連れてくる
死んだ人々の霊が
自然の事物に宿るように
僕に忘れられたものたちは
自然の事物となるのかもしれない
僕が忘れてしまった
初めてプールに入ったときの記憶は
山道の苔となって
ひっそりと生き ....
人は炎のように形を変えて
そっと温め
時々燃やして
いつかは消えて

世界は炎のように形を変えて
そっと温め
時々燃やして
いつかは消えて

けれど炎は消え去らない
くすぶり続け ....
 西へ向けて 私は海を渡った
 揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた

 生まれつきの どうしようもないこと
 恨んだところで変わることもないし
 なら 愛そうと 愛そうと思って
 そ ....
久方ぶりの再会
あの人は
ひどく優しい顔つきになっていた
陰影を湛えていた
昔とはえらい違い

皆には見えない
私には見えていた
大きな刀を裸で持ち歩いていたのに

信じた道を突き ....
ちいさな頃書いた、日記のように
空を何度もみた
いそがしいんだ、私

匂ってくる
なにもない、があるよ
との言葉に
泣きたくなる
こんな、ありきたりで、

罵ってください
むかし ....
光にあたりたい
ただ それだけで

日光の当たるところに何かあれば 
必ず 陰ができるように
 
光の当たるところにだれかいれば
必ず だれかの光が途切れるのです

それでも 
欲 ....
21

カレンダーを見ると
夏の途中だった
日付は海で満たされていた
子供だろうか
小さな鮫が落ちて
少し跳ねた
恐くないように
拾って元に戻した



22

フライパ ....
GIVEが先、TAKEが後
与えて与えて与えて
始めて貰える物
皆損得で動いている

GIVEばかりでもだめ
TAKEばかりでもだめ
GIVEですぐに見返りを
期待すると行き詰ってしま ....
叶わぬ、恋の行き先を。

誰が見届けると言うのだろうか。

誰も知ることなく、飲み込まれてく。

儚くも、微熱を帯びた、恋。

もしも、今が覚めない夢の中なら。

今すぐにでも、君 ....
 ひんやりとした湖の底で
 青を反射しているハートの指輪
 の持ち主など、はじめから居なかった
(その周りで
 目を濁らせ漂う魚たち
 は、
 宛ら、雑踏でせめぎ合っている
 吐き出され ....
君の言葉はまちがいなく真実なんだけれど
僕が目にした現実が全てを否定する



確実にこの想いは存在しているはずなのに
否めないありのままの宇宙の真理は 
梅雨空に本来の姿を映し ....
大人になんてなりたくないと
思った時から
ずっと星を探していた
将来への自信と
可能性への期待に満ち溢れて
星は必ず見つかるものと
全ての人に全ての星があると
それが当然だと思っていた
 ....
11

ジャングルジムの上で
傘の脱皮を手伝う

またやってくる
次、のために

海水浴の帰り道
人の肌が一様に湿っている



12

ピアノを弾くと
鍵盤がしっとり ....
「序詞」

ゆりかごの中で
小さな戦があった

理不尽な理由とプラントが
長い海岸線を覆いつくした

けたたましくサイレンが鳴り響き

その海から人は
眠りにつくだろう
 
 ....
?.

七百七十六番目の天使が
翼をなくした
俺は 黙っていた
言葉は全て 汚れているから
俺は 黙っていた
あと十秒



?.

六百六十五番目の悪魔 ....
大気中に漂うチリが埃が

水中に潜むバクテリアに

恋をした

月夜に泣いていたわたしは

雨を降らせ

あなたたちをひとつにする

そうして世界がひとつになるのを

とお ....
忘れていたけど
たしかに私は
風といつも一緒だった

ベランダにて
日曜日の5時
赤はいつも傍に。
したたれおちる孤独

回送バスは
夕暮の強姦に抵抗もせず
さびれた街に
裸体 ....
緋月 衣瑠香さんの自由詩おすすめリスト(549)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その海から(やさしみ)- たもつ自由詩40*07-8-28
迎終- 山中 烏 ...自由詩10*07-8-12
恋する姿勢。- 狠志自由詩307-8-11
今日この日に- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-8-9
夕陽が呼吸する- ぽえむ君自由詩15*07-8-9
砂時計- 愛心自由詩3*07-8-9
恋を詩えない。- 狠志自由詩507-8-9
海色のミュール- 佐野権太自由詩32*07-8-9
僕らの音楽。- 狠志自由詩207-8-7
玄関- 乱太郎自由詩24*07-8-7
優しい言葉- 蒼穹自由詩7*07-8-5
夏は泣かない- 悠詩自由詩24*07-8-2
碧夜- 由希自由詩4*07-7-28
忘れる- 葉leaf自由詩1707-7-28
炎のように- 夕日央自由詩5*07-7-28
吐息- 北大路京 ...自由詩20*07-7-26
- FUBAR自由詩8*07-7-25
さかさま電柱の海- 月見里司自由詩907-7-24
- あゆの  ...自由詩15*07-7-24
「その海から」(21〜30)- たもつ自由詩20+*07-7-23
GIVE_AND_TAKE(愛)- ペポパン ...自由詩11*07-7-23
泡沫。- 狠志自由詩307-7-23
青く鼓動する- 灯和自由詩5*07-7-22
現(うつつ)- ムラコシ ...自由詩7*07-7-22
星を探していた- ぽえむ君自由詩20*07-7-20
「その海から」(11〜20)- たもつ自由詩2207-7-20
詩群「その海から」(01〜10)- たもつ自由詩31*07-7-17
祈り- 水在らあ ...自由詩2707-7-17
恋の雨- れんげ自由詩307-7-16
孤独な夕暮れ- ゆうさく自由詩5*07-7-14

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