すべてのおすすめ
私の体を キノコが 侵食する
菌糸は腕をからみとり
足をからみとり 心臓をからめとり
やがて 脳に達し
心すら からめとる
私は キノコと同化し
静かに 眠りにつく
やがてキノコははい出 ....
学校に入学して
まず最初に教わったことは
決められた道を歩くことだった
とてもわかりやすくて
楽しい思い出が今でも残る

学校を卒業して
まず最初にわかったことは
決めていく道をつくる ....
今日もまた この店に来る
昔から栄えていた 商店街の一角

日が沈むと 
怪しげな ネオンが点滅して
どこからともなく もれる
男女の笑い声 娼婦のささやき

この店は 不思議
深い ....
暗闇にはだぁくんがいる
たぶん夜行性で
明かりのない部屋とか
夜中の長い廊下とかに
体育座りをして
誰かが来るのを
待っている

照明をつけないで
廊下を歩くと
だぁくんは近づいて ....
あなたがいってしまった次の朝
庭の隅に赤いバラを植えました
赤いバラの蕾から
黄色いつばめが飛び出します
私はつばめの背中に乗って
雲の向こうへゆくのです


虹はリボンになって
風 ....
そこに夢があるので
ずっと長い上り坂を
がんばって進んでみる
振り返ると
努力という風景が
見えていた

そこに希望があるので
ずっと遠い道のりを
ひたすらと歩いてみる
振り返ると ....
一筋の夢
指で先を足していく
空には届かない
私の背伸びでは届かない
そのまま
ぷつん と途絶えた
音信

首元がさむざむするから
結っていた髪を切った
ただそれだけのこと
今朝 ....
「ありがとう」

「いただきます」

「ごちそうさま」

ちゃんと気持ち込めて言う
感謝とか 幸せだとか




「まいど」

「おおきに」

「どこ行かはりますの ....
教科書にその公式が載ったとき
その公式は
知恵から知識へと
生活から遠のいてゆく

一時間でどのくらい進むのかが
わからなくても
あと一時間で到着することを
いつも教えてくれるからだ
 ....
ジャックは豆の木に登らない
代わりに木の台に座る
そうすると
(地面にいる虫たちに邪魔されない)
らしい


犬らしくないジャックは
だけど、海賊でもない
ただのジャックだった
犬 ....
若草色のかざぐるまに
しがみついていた、あの人が
夕風にさらわれて
私の中を流れてゆきます

水たまりの映す青さの
ほんとうを
確かめるまえに
軽々と飛び越えて
もう
行ってしまっ ....
どこまでも澄んだ音色で
鳴る笛に
すすきの野を一陣なでてゆく風

音色に誘われて4匹の猫が
野のくらがりから
躍り出てきて
おおきなウッドベースの上に飛び乗る
4本の弦の上でのんびりと ....
遠い山の向こうへと繋がる
七色の虹を
その人は背負っていた
重くないですか
と尋ねると
その人はすこし微笑んでから
紺色を私に手渡し
故郷の虹は六色でした
と寂しそうに呟いた

空 ....
夏が揺れている
真っ暗な部屋の中で
一本のロウソクの火だけが
ゆらゆらと静かに
揺れている
ゆらゆら ゆらゆら
揺れている

なぜかこの小さな光は
夏を表している
夏に咲いた人の魂 ....
六月の香りの入った
お手紙
あなたから

お久しぶりです
から
始まって

麦わら帽子をかぶった
七月の夜に
なぜか さみしかった
その日の
星がひとつだけの夜に

かわい ....
よく見てごらん
雨がまっすぐに降ってくるだろ
時折り銀色に光るのが
あれが雨の涙さ
空の悲しみが見えるだろ

よく聞いてごらん
雨が小さく跳ねるだろ
時折り痛そうな音がするのが
あれ ....
わたしの拾った小さな小石
耳に当てると声がした

あのね
    あのね
        あのね

小さな声でおしゃべりするの
ささやき声ってお菓子みたい

あのね
    じつ ....
夏の氷は透き通っていた
四角いその宝石を
水の中へと入れると
しゅわぁという音が聞こえた
それをじっと見つめる
自分の中に固まっていた何かと
同じようだった

さようなら
この氷の最 ....
わたしはさがしているのです

この世に生まれおちる
その前の

母のナカで見た
あの光を



わたしはさがしているのです

わたしが生まれおちる
その時の

慈愛に満ち ....
その花には名前はなく


道の隅に ひっそりと咲いていた





それをみつけた きみは

その花に名前をつけた




その花は、あたらしい「いのち」を与え ....
今日はネコの日だ
ネコを大切にしなくてはならない一日
自分の家で飼っているネコだけでなく
ノラも含めて大切にしなくてはならない
でも今日は朝からずっと雨

コンビニから帰る途中で
ゴミ箱 ....
 夏が玄関口まで来てベルを鳴らした
 
  こんにちは、私、夏と言うものです!

 元気一杯の挨拶
 その声だけで俺をいらつかせた

  帰ってください!
  間に合っています!
 ....
レコォドの針がぐるぐると巡回する
たちまちこの部屋に横溢する
とめどない狂おしい優しい旋律
作者不明の名曲だ
長い瞬きの後で
果てしない音の海に
ダイヴする

息もできない
雨のよう ....
夏の朝
とうもろこし畑の中に溶けてみた
一直線に並んだ黄緑の
甘い匂いが夏だった
気づけば夏の中に溶けていた
黄色の穂先から見上げる青空は
水を見ているようだった
土から湧き出る水蒸気が ....
鍵爪のような細い三日月の夜
ある人妻は魔王メフィストと約束を交わしました
禁断の恋の成就を願い
その代わりにメフィストの言うがまま
魂を売ることにしたのです


ただ一つだけ月の出ない闇 ....
ついに機械は人間を征服した
自ら創り出した機械に追われた人間は
やがては
絶滅の道を進んでいった

地球を征服した機械は
だからといって
自然を支配しようとはしなかった
むしろ
自然 ....
むこうの山の町あかり
ひとつ、ふたつ ふるえている

星が 落ちてきたのだ
夜になって、ここまで下りてくるのだ

今は遠い、大切な人の 
あなたの 部屋のあかりにも 星が落ちた
私はこ ....
やりたいときに
やりたい分だけ
自分の都合だけの
マイペース

マイペースは
自分で進んでゆく速度のことだ
けれどもその前に
自分で進んでゆく道がなければ
ペースはつくれない
そこ ....
てっきょうごしに
くもがかけていき

ゆうがたのはずれに
ひとり

ろうばたちが
きしゃをみおくりながら
さいげつのはなしを
している ひとは
いつかしぬ

かみを
ていねい ....
さようなら 

なんて
言わないはずだったのに




さようなら



ふたりで作った
桜のしおりは
あの日以来 挟んだまま
日記には
もう あなたのことを
書 ....
未有花さんの自由詩おすすめリスト(5448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬虫夏草- 麻生ゆり自由詩13*07-7-6
本当の自分をつくろう- ぽえむ君自由詩10*07-7-5
この店- アハウ自由詩1007-7-5
だぁくん- 小原あき自由詩15*07-7-5
夢色幻想- 石瀬琳々自由詩13*07-7-5
そこに夢があるので- ぽえむ君自由詩9*07-7-5
音信- ku-mi自由詩16*07-7-4
ちゃんと気持ち込めて言う- 北大路京 ...自由詩15*07-7-4
使えない公式- ぽえむ君自由詩8*07-7-4
ジャックは豆の木に登らない- 小原あき自由詩14*07-7-4
風待ち- 佐野権太自由詩31*07-7-4
イメージ・猫- ワタナベ自由詩707-7-4
考察_〈野原にて〉- Tsu-Yo自由詩907-7-4
夏が揺れている- ぽえむ君自由詩8*07-7-3
返信- 乱太郎自由詩35*07-7-3
雨の涙- ぽえむ君自由詩22*07-7-3
あのね、ないしょ。- プル式自由詩3*07-7-3
夏の氷- ぽえむ君自由詩12*07-7-2
さがしもの- 秋桜自由詩8*07-7-2
- わら自由詩27*07-7-2
ネコの日- ぽえむ君自由詩5*07-7-2
訪問- 山崎 風 ...自由詩507-7-1
レコォド- おるふぇ自由詩807-7-1
とうもろこし畑- ぽえむ君自由詩22*07-7-1
月夜の逢瀬- 渡 ひろ ...自由詩7*07-7-1
アンチテーゼ- ぽえむ君自由詩6*07-6-30
星のあかり- 紫翠自由詩407-6-30
マイペース- ぽえむ君自由詩8*07-6-30
六月のおわり- 及川三貴自由詩807-6-29
約束- 乱太郎自由詩18*07-6-29

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