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雪雲を連れてきそうなつよい風
いっそそのまま私をさらって欲しかった

12月の厚着をほどく
髪に触れた唇
隠してる想い
わたしを見つけて欲しくて
願いをこめて目を閉じる瞬間


わ ....
ポタージュが冷めるのを待てず
やけどする舌
冷たい朝に

湯気の向こうで
陽の光が磨りガラスにはじく
無邪気なほどきらきらと

関東地方の今朝は今年一番の冷え込み
半袖のニットを着た ....
松林のにおい
やわらかに透過する光
あなたのその目じりのしわが好きだった
波風がうばっていく言葉に
その想いものせて

わたしたちはあめふらし
ふいに雨音が恋しくなる
傘の下で肩を並べ ....
数段にかさなった雲がちぎれて
やがてあなたのところに届く
そうして同じ雨を降らすの

目に映りこんだ人の波を追い出したくて
必死で目をつぶってみるけど
ぶつかり合う肩の痛みに
思わずあな ....
一筋の夢
指で先を足していく
空には届かない
私の背伸びでは届かない
そのまま
ぷつん と途絶えた
音信

首元がさむざむするから
結っていた髪を切った
ただそれだけのこと
今朝 ....
傘のほね
しずく垂れるさきっぽ
ぼうっと煙るような空を
みていた

置き忘れた想い
片手いっぱい
こぼさないように抱えたまま

見つからない答えを
いつまで待つの
むらさきの花が ....
あなたの髪に触れるしずくは
花びらのように
キラキラと咲いて散っていく

あたしもそんなふうに綺麗に映ればいい

住み慣れたはずの町が
やけに他人行儀に感じた
折れた傘が
歩道の脇に ....
未有花さんのku-miさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
北風と太陽- ku-mi自由詩508-12-21
白く。いつかの、いつもの。- ku-mi自由詩21*08-11-10
あめふらし- ku-mi自由詩18*08-6-2
スター- ku-mi自由詩8*07-9-1
音信- ku-mi自由詩16*07-7-4
あじさい- ku-mi自由詩23*07-3-28
置いてきた傘- ku-mi自由詩16*07-1-18

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