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あなたの写真を連れて
中学校の
あの校庭に
行ってみよう

夕陽の
大きな日がいい

風がふいて
あなたの髪がなびく
そんな日がいい

夕陽のなかに
出会ったときの
あなた ....
まだ日のあたらない街灯が夜道を照らしている。
ネオンの光を辿って私の電話が鳴った。
シーラカンスからです。
「僕の骨を探してください」
そう言ってシーラカンスは言葉をおいた。
「見つけて僕の ....
空の上で
少女たちが
花をちぎっています
あなたが窓辺で
ぼんやりと
見つめている雪が
それです

春になれば
空の上で
花は咲きません

すき、きらい、すき、が、
言えなく ....
この手紙があなたに届けばいいと思います。
お元気ですか。


こちらでは、毎日少しずつ、何かが消えていきます。
壊れるとか、崩れるとかいうのではなくて、
昨日までそこにあったものが、今 ....
還ってきた
眠りの海から
少女たちが
空の窓をひらく
光がくる
鳩がくる
少女たちの鳩だ
待っていた
この朝を
この命を
おそろしいほどに
光を浴びて
はかないほどに
人に ....
ひと針
ふた針
み針

花嫁衣装を縫うよ
かわいい娘や
笑ろとくれ
笑ろうとくれ

ちいさいおまえが
ついた嘘は
たとえ可愛えど
ひゃくやっつ
千の針 えん魔さんが
くださ ....
空間のほとばしり
陽射しは くね くねっと のたうち

ホ・ト・バ・シ・ル

春だったりする日
肉体は軟らかく 伸びきって
太陽を握りつぶしてみたり
口の中のキャンディーだったり
ア ....
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた

普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ....
年賀状の
返事を出しに 
近所を歩く 

遠くに見える
赤いポストの頭に 
新年の日が映り 
うっすら後光が
射していた 

かけがえのない人々の
名を記した年賀状を 
輪ゴム ....
親指でしか語れなくなった


指先が覚えてしまったのだ
無機質な凹凸に触れるだけで
整然とした文字が手に入ることを


まっさらな紙の緊張や
そこに落ちるイビツな文字
との格闘も捨 ....
 さらさらと

お前は何しに来た

 こんこんと

お前は何を話しにきた

 しんしんと

お前は何を聴きにきた


 さらさらと

また人々の掌に舞い降りてきた
 ....
小鳥を逃がした事がある
さみしい時に啼いてくれたのに
鳥籠にいる姿がかなしくて
僕の目の届かない世界まで遠くへやって
今もふとすると胸うちで啼いている
傷ついたその折れた翼で


   ....
海を見ると
懐かしさがこみあげてくるのは
きっと私たちが受け継いできた命が
すべてを知っているからなのだ

私たちの親が見た海
そのまた親が見た海
さらにおよそたどり着くまで
私たち ....
知らない言葉を使っても
ちがうパズルのピースのようで
僕は完成しない

知っている言葉の羅列は
なくしたピースの裏側のようで
僕は完成しない

   崩れかけた木製遊具のある
    ....
鼓動を知っている
急激に階段を上がり
寝床に入ると
生きている苦しみと共に
息切れと共に
脳を覆う

熱を合わせると
寝床が海に変わり
大海原を旅する船になる




鼓動 ....
 ノイズを避けて通れない街で
 君だけが星 
 君だけが太陽
 
 今日も君の真中を目指して
 起きあがる
  

 忘れてきたものは多い
 これから手にいれるから
 知らぬ間に傷 ....
洗面器の底
透明な水の中
魚のうろこが沈んでる。
触れると
突き刺さるほど冷たい水の中に
魚の姿はない

キレイを積み上げたものの色が濁ってく

真っ赤な金魚がお好みですか?
 ....
君の目蓋が開く頃、僕は水に還るだろう。
そうして君の喉を潤し生きるための糧となりたい。

君が誰かの名前を呼ぶ頃、僕は雲となって漂うだろう。
そうして厳しい日差しから柔い肌を守りたい。

 ....
やっとのことでぬくもった指が
水にふれた
気がした


また凍るのか


雪の味をいつまでも
いつまでも憶えていて
そういえばそれはひどく愛しかった

はるか上空から
落ちて ....
いつもと同じ場所から何ら変らずに
初日がひょいっと昇ってきただけなのに
「ありがたや」と皆で拝んだりする

昨日までの日の出とどっか違うのかな

江戸時代の「つけ」とかの借金って
支払期 ....
{引用=

あたしの神さまはね、
あたしの一番好きな人
本当の神さまが許してくれなくても
平気
世界中の誰もが許してくれなくても
あたしの神さまが許してくれたら
あたしは全てを許せるの ....
さみしさのようにあり続け
やさしさのように消えてしまう
鳥はいつも
そんな隙間に巣をつくる

おだやかな空のもと
揺れる木陰の向こうには
静止したままの朝
さえずりはまだ
誰に気づか ....
その扉は
鍵がなくても開くのです
もちろん
鍵を持っていても開きますが
鍵の存在を知る人は少ないのです

鍵がなくても開く扉の
鍵のありかはいずこと
おたずねになりますか?

虹の ....
しずかな曲線を描いて
落ちていく
最後の一日が
地平線のあたりで

手を握り合う
もう二度と
離れてしまわないように

やがて朝がくる
信じるよりもあきらかに
疑うよりもたやす ....
いつか
目の前の少女が
いなくなる
そんな未来のことを
考えていた

少女は僕に
やさしく微笑んで
お似合いの白い帽子を
空高く飛ばした

落ちていく帽子を
目で追いながら
 ....
午前の安らかな居眠り

窓の風景が寒い冬枯れて
モノトーンの射し込む光に
アケビの橙が透視できる 窓に

うたた寝の前
布団をかぶり
空を呆然と見詰めて
表情のある天候と同期して
 ....
暖かきペチカの前に佇み、
爪弾くは古きバラライカ、
人の涙振り絞るその哀歌、
されど汝が知るは人の世の上澄み。

冬も凍らぬ我が泉、
彩るものはすみれか百合か、
されど汝が明日は如何にか ....
今日も{ルビ賑=にぎ}やかな 
職場の仲間は 
跡形も無く姿を消した 
残業の時刻 

静まり返った部屋で 
ぱらぱら 
書類の{ルビ頁=ページ}を{ルビ捲=めく}りつつ 
手にした判 ....
君は

言葉を見たか

路地裏の突き当たりの
饐えた臭いのする真っ暗闇の中から
ゆっくりと立ち上がる言葉を見たか

君は

言葉を見たか

見知らぬ星座の片隅に
燦然と輝く小 ....
 通りすぎる人々
 季節は白い季節
 眩い青春の雄叫び
 そ知らぬ顔の夕方のニュース


 誰もが時代の洗礼を受けて
 眺めはグレーなため息の街
 
 限りある時間の中で起こる
 ....
未有花さんの自由詩おすすめリスト(5448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
願い- 草野大悟自由詩508-1-12
イマジネイションの腐海- エチカ自由詩6*08-1-12
かたおもい- 小川 葉自由詩508-1-11
Country_of_last_things- Utakata自由詩608-1-10
鳩時計中毒- 小川 葉自由詩2*08-1-10
嫁入り千本- フクロネ ...自由詩408-1-9
春だったりする- アハウ自由詩608-1-8
忘れもの- 恋月 ぴ ...自由詩31*08-1-7
投函の間_- 服部 剛自由詩308-1-7
メール症候群- 渡 ひろ ...自由詩29*08-1-7
- 乱太郎自由詩20*08-1-7
Loneliness- 石瀬琳々自由詩22*08-1-7
海の記憶- 小川 葉自由詩408-1-6
パズル- たりぽん ...自由詩6*08-1-5
鼓動- 小原あき自由詩20*08-1-5
迷子のおとな- 山崎 風 ...自由詩308-1-5
カラートライアングル- もろ自由詩208-1-5
『蘇生』- 東雲 李 ...自由詩1*08-1-4
処女雪- アオゾラ ...自由詩1008-1-3
「生まれ変わったね」と君が言ったから一月一日はリセット記念日- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-1-3
神さま- エチカ自由詩3*08-1-3
鳥の隙間- 小川 葉自由詩808-1-2
扉を閉めて- 佐々宝砂自由詩407-12-31
大晦日- 小川 葉自由詩607-12-31
白い帽子- 小川 葉自由詩307-12-31
白雲の_黒雲の- アハウ自由詩607-12-30
ルサルカが乙女に唄ふ唄- 佐々宝砂自由詩107-12-29
パレード_〜年の瀬の夜〜_- 服部 剛自由詩807-12-28
言葉を見たか- 大覚アキ ...自由詩1607-12-28
旅の日- 山崎 風 ...自由詩207-12-28

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