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りんご静かに

さびしい時に、お友達から
手紙がとどく
さびしいんでしょう、
白い詩がすきなんでしょう
さびしい時に、お友達から
手紙がとどく
あけてみれば、
一枚の白い便箋。
あ ....
水は柔らかく伸びて
青いさかなとなり
耳にふれてとけてゆく

鳥は低く弾けて
白いはねとなり
肌にぬれてしみこむ

きみの産卵する文字たちは
見たこともないのに
なつかしい、ゆらぎ ....
あたしの夜が
無重力になった夜が
球になって
落ち着くことも
弾けることもできず
あたしのすべてを包もうとしている
のに
あんたにゴクりとされれば
いいのにと
ちょっとだけ
 ....
氷の中では
時間も止められるし
欲しい物はいつでも
手に入れられるという
人類の傲慢だと
私は子宮で考える

若く清らかなうちに
冷凍保存が義務化されて
いつでも安全かつ確実に再生さ ....
ぷあるちゃあ



靖一郎がどう考えても判らんという。
そこで城狐が使いに来たと山田さんが言うので、画商の話。
ある男が可哀相な話をというが、僕は聞いてみた。
シャルダンでは時代が違うし ....
夕方、
神様が道路にしゃがんで蝋石で車の絵を描いている、
ぶーぶーぶー。。。
僕を見離した神さまが、ロケットとか、飛行機とかを描いている、
びいーん、びーん、びいーん。。。
僕にはよくわ ....
私達は宇宙の静寂に包まれている。
その内の一人、A君(35歳独身)は一人考え込んでいた。

誰も居ないこのチャットルームで俺が全力疾走したら、
誰かが俺と一緒に走ってくれるだろうか。
四畳半 ....


教授の息子は
父親の話す世界を
土を捏ねてひとつずつ作り
アダムやイヴのかわりに
幼いころから憧れていた
ネイティヴの顔を描いた

はるか

はるかの時の後で
ただ
 ....
牛屋は牛食わず、とか
わけの分からないことを口走りながら、
牛に呼び掛ける詩を書いたことがある。
「ホルスタイン。
 詩を書きたい。
 ずぶ濡れのお前に向かって。」なんて、
決心にしては妙 ....
清志


僕に
やれ
ここに来てくれ
やれ
あそこに行けよと
手紙をよこして
僕が
そこに行ったりあそこに行ったりする度に
君はちっともこないじゃないか
そんなにいつも約束破る ....
おひょろ


こわいねえ、
こわいよう、
にんげんよりこわいの。
そりゃ、おひょろだぜ、こわいよ。
おひょろは、こころがないんだもん、こわいよなあ。
にんげんは、こころがあるから、わる ....
心がもう
使い物にならなくなってしまった
と言いながらも
あ、
涙 流れてる


何もかも捨てたつもりでも
夕陽は
別腹らしい
うふふふふ。
いいもんだ。
もう引き返さなくて良いのは。


良かったじゃないか。
僕なんかの思い通りに
ならなくって。


すべてうっちゃらかして、ぶらぶら。
ご近所の真っ昼間 ....
どぎついサンセットで終わった一日
夜のはじまりに静まり返る東シナ海
水平線の果て光り輝く香港の淫売宿を目指して
我等が実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタインがひた走る
ふらふら揺れながら傾きなが ....
{引用=
十四の黒い薔薇の歌





   ●
愛を忘れて
自分をおいて
き●っと
どこかか●なたに消えていったぼく
きみの微笑みがあせた
壁にかかった●ワンピースばかりを ....
ミッキイのおもいでばなし


きみとぼく
いかしたマウス
キャンデイを山ほど食べちまって
虫歯が痛くて
毎日
泣いたね
            丼

扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳が ....
ソーダ水で出来た犬が
門扉に挟まり痛がっていた
放っておけばどこまでも
転がって行きそうな僕の身体は
僕の心の中でまだ眠り続けてる

橋を渡る
腐食した金属のようなものが落ちてい ....
何かを待つ
ということは
何もしていないことに酷似している
と、感じて
せめて俯いた
アスファルトが好きです、って目つきで


いま
手のひら
差し入れたポケットが
 ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
試験管の中に
夕陽を詰めてみたりしている

幸せなときほど
言葉少なになって

おじいさん

人はみんな子供だったはず
だよね 

聞こえなくてもいいけど
僕もそこまでたど ....
よく晴れた日
ハンガーに吊るして
自分を干してみる
きっと人はこのように
優しく干からびていくのだろう
水分も記憶も失いながら
+

鏡に向かって
笑う
そんな嘘
ばかり ....
水曜日の唄



色とりどりのビーダマが
ぱらぱらと
空からガラスの水曜日

みんみんぜみのたましいが
ころころと
みんな飴玉水曜日

とんぼが落としたサングラス
きらきらと ....
こんとらすと









ぼくは地中海へカチカチと音を立ててオナニーをすると
たんぽぽの白い種がの群青の奥深くきもちよく吸われていく



どこまでも透明な青磁 ....
草原














おちるおちるる る る る る 青い水
ちいさな ちいさな ちいさな ピンク の ?

 ....
かくとは
どういうことだ

なまくらの安包丁
長く使い過ぎ
先がひん曲がって
薄肉を切るにも逸らされる
研石を買ってはみたが
いま切るのには役立たない


天井に匂いが立ちこ ....
君がぽかんと口を開けているのは
口の中で風が吹いているからだ
その正体が何であるのか
問う方法も知らないまま
ある日突然に
君は君であることに気づくだろう
そしてそれは
君が君で無いこと ....
そこから先には進めないときがある
そのたびに思い出す風景があって
背中の方から温もりを感じながらも
とても不安そうな少年の瞳に

問いかけられた言葉

飲み込めないまま
風にも ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
 季節の名を呼ぶな。白紙のような、はじまりのような、実際にはでたらめの
地誌。そんな緯度にバビロンは無いぞ。想像上の怪物、あなた。私はすぐに忘
れてしまう、砂粒のようで、出かけようとしている、広が ....
容子さんの自由詩おすすめリスト(83)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
りんご静かに- m.qyi自由詩511-2-22
亡命少女- 佐野権太自由詩22+*08-9-19
夜球- AB(な ...自由詩508-8-22
妊婦のロボ子さん- RT自由詩3*08-8-5
ぷあるちゃあ- m.qyi自由詩508-6-9
夕方- m.qyi自由詩508-1-7
同性愛者の孤独_:_深夜のチャット_:_宇宙の闇を飛行- 狩心自由詩4*07-11-14
ミシガン・レリックス_- AB(な ...自由詩1107-5-10
わが実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩10*07-2-13
清志- m.qyi自由詩306-12-18
おひょろ- m.qyi自由詩706-11-24
別腹_1_(夕陽)- AB(な ...自由詩806-11-6
マーキング- 大村 浩 ...自由詩18*06-8-17
夜に向かう実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩15+*06-5-9
十四の黒い薔薇の歌- m.qyi自由詩606-4-5
To_Mr._Carter_1:_ミッキイのおもいでばなし- m.qyi自由詩306-2-6
- m.qyi自由詩506-1-8
真夏- たもつ自由詩606-1-7
自然淘汰、ポケットの- A道化自由詩1306-1-7
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
しらやまさんのこと(7)- AB(な ...自由詩905-12-8
小詩集「書置き」(三十一〜四十)- たもつ自由詩1705-10-6
水曜日の唄- m.qyi自由詩1405-9-28
こんとらすと- m.qyi自由詩705-8-18
草原- m.qyi自由詩405-8-17
包丁- 大村 浩 ...自由詩10*05-8-9
子供- たもつ自由詩38*05-7-23
しらやまさんのこと(2)- AB(な ...自由詩1205-6-2
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
マーチング・マーチ- 大村 浩 ...自由詩22*05-3-28

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