巨大なるもの暴走する
わたしの頭のなか
知らない私の真っ白な視界 

廻り巡り廻り巡り
次第唐突
つぅうと垂直
舞い落ち流出する

萎びつつ在る物抉り出し

もう用済みだと 、
 ....
突然の電話で私の詩を褒めちぎる
たまたま同人誌への掲載作品を読んで
ここがこう素晴らしくて感動しましたと

その批評は見事で褒められて嬉しくて
こちらもデレッとしてしたところで
この詩を多 ....
裸の枝に実る柿

菊西 夕座


季節が頭をめぐらせて仰ぐ空へと囁くたびに
懐かしさは生まれた日の ....
つたのお家は さびしいね
 枯れ葉が ほろほろ はだかんぼう


秋のお庭は さびしいね
 のこったアサガオ ひとりぼっち


月夜のデッキは さびしいね
 子猫が 母猫おも ....
崩壊し構築しまた崩壊し
渦巻く意識の視界の
奥深く沈み込みながら
より明るみ明るまされ
照らされ浮き出す光道の
明日にだけ向かい伸び拡がり
この肉身の今にも崩壊し構築され
何れ完璧に滅び ....
秋というのは 死の匂いがかすかに漂い始める季節
そういえば 私の右目も死につつあります
光は来る けれど 深く沈むように
匂うように闇が染み渡る
枯れゆく広葉樹の葉の裏に
荒ぶる海の影が揺れ ....
楽しめ♪

その時その時
いのちを楽しみたい。
いつかいずれどの道絶対
終わることが出来るのだから
生きられるだけ
とことん生きてやるぞ

いのちはいのちのために言う
そうだ  ....
白くて水をたっぷり含んだような手

節の見えない長めの指

綺麗な淡色のマニキュア

カウンターに置かれたそれは
何か美しい生き物のように魅惑的で

コツコツ ....
なぜ日本刀を持ってしまうのか
知り得ざることなり

そのうち一人一殺とか
またぞろ言い始めないか
心配でならない

それよりも僕らは
一人一冊で生きたい

本が売れなくなり昨今
 ....
右、心房に届く
夜明けの海を
寄せては返す
ブランコたち
知らない
光の
所在なんて

笑う唇の端に
救急車のサイレン
初めてキャベツを
買った日の静けさ
何も無い
 ....
最近 目方が増えた気がする

八月の検診以来
体重計には乗っていない

でも 増えているのは確か
このデニムを履くとわかる

おそらく 新米のせい
二杯食べてしまう 新米のせい
 ....
降ってきた
背筋にどすんと重み持ち
僕の母親いきなり降って来た

真夜中のまん真ん中で
避けようもなく
この同仕様も無い重み

どすん 、どすん

そうして兄貴も親父も
ぼんやり ....
言霊って
あるよね
言葉の
いのちは
こころ次第





 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
   五行歌には、本来、タイトルは付けません。
   しかし、自作の ....
 ソニアは悲鳴をやめ、しわくちゃになったシーツを引っぱり上げて台なしになった魅力を隠すと、みっともなくのどを鳴らして悲劇的な表現に熱中しはじめた。ぼくはものめずらしい気持で彼女を仔細に眺めたが、それは .... 夏が終わっても
波打ち際の闘い滔々
オトコのオンナの
それぞれの輪郭
互い際立たせ
タマシイの
自らを生み出した優しさ厳しさ
知らぬうちにごちゃ混ぜ煮込み

(昨夜は寒い寒い一夜だっ ....
夕立
つるべはしぐれ
指先

防風、防水、防寒手袋
きみが忘れた公園も
ひぐれも時間も半袖も

スニーカーだけ走り出して
追いつけなくなる

撤去された
ジャングルジムと砂場
 ....
あなたの手のやわらかさを
表現することばが見当たらない
まるで世界が瞬きをしているみたいだ
シナプスのきらめきが脳内をかすめて

墜落する飛行機のニュースを見ながら

この夜が終わらなけれ ....
戻っていきながら進んでいく

今をみれば百一歳の石っころへ硬化し
見ず知らずの人に蹴飛ばされては
しなやかに躍動する天空の放物線なし

人生に水を愛情を捧げ遣りながら

青く濃くなる天 ....
初のページは何度も捲ってきたはずなのにそこに綴る物語はあったのだろうか



昨年は何をしていたのか
一昨年はどこにいたのだろうか

モヤに隠れて自分の腕が見つからない


咲いて ....
金木犀がたった数日でいなくなった公園で
わたしたちはどんぐり拾いをした
ここにも
そこにも
あっちにも
おいで、おいでと
どんぐりがわたしたちを呼ぶから
キミのズボンのポケットはすぐにい ....
街路灯に恋したらしいサルスベリがあって
幹はもう真っ直ぐぬは戻れないだろう

とわたしなどが案じなくともそれでも愛しくも切ない一本であり
九月の散歩道で出会うたびに花の




その ....
最初から知ってた

きっと私のどこかが感づいてた

あなたが私のことを好きでないこと

好きになろうとしてくれたのかもしれないけれど

あなたは一人で夢を見てた

私の笑顔が素 ....
俯いて下町の路地

久しぶりのスニーカー

探しているのは石っころ

謂われなくても蹴っ飛ばしたい

謝らないよ

石っころ
早朝に起きれば外は曇天、
慢性的な肉身の痛み蘇り
己、胡座かき背筋伸ばし
ゆっくりゆくり瞑目すれば

意識の視界の次第に明るみ 、

遂に今のいよいよ
黄金に充たされ
煌めき溢れ返る ....
命に帰る
私には 悪の部分がある
だからこそ
善く生きたい私
善く生きたい命

命を
見つめすぎると
悲しくなるけれど
命の命は
幸せに気付く
幸せとは
命が嬉しくなり満ちるこ ....
しわせはちっとも平等ではなくて投稿欄の家族愛たち

吉野家の普通の牛丼食べたいな駅の向こうが遠い病床

自分だけついてないとは思わないでもついていないことは本当

夢じゃなくてに掴みたいい ....
素直さのない
夏の熱砂が残す灰、夜想曲の静かさで
降り積もる
森は、夏の温もりになごり
いつか 一つの季節を追いやる
季節風は海の果てに姿をけし
かけ違えられた犠牲の森の彩
見捨 ....
薔薇色の日々を与えてくれて
貴方には心からの感謝を

どうしようにも
憧れすぎて
私は貴方になりたかった

貴方が知りたくて
ボードレールを読んだ
それがきっかけで詩を書き始めた
 ....
{引用=
青い水面に溶けこんでいる。陶酔。逆さまになったふたりの不定形。ぼくらの身体はまるで揺らめく塔のように、どこまでもながく伸びてゆくように、そのうねりをいつまでも繰りかえしてゆく。それは途方も ....
プラスティネーション

https://www.swissinfo.ch/jpn/society/リアル-ヒューマン-ボディーズ_ローザンヌで人体標本展を中止-拷問死した中国人を使用か/44489 ....
海さんのおすすめリスト(2780)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
点火- ひだかた ...自由詩725-10-25
食物連鎖の同人誌- イオン自由詩9*25-10-25
裸の枝に実る柿- 菊西 夕 ...自由詩13*25-10-25
みすゞ- 月乃 猫自由詩16+*25-10-25
ディープ・キス- ひだかた ...自由詩625-10-24
右目の歌- みじんこ自由詩5*25-10-24
いのちを楽しみたい_※(曲付き)- こしごえ自由詩8+*25-10-24
あわいの手- 花野誉自由詩12*25-10-24
本当に- りゅうさ ...自由詩5*25-10-24
所在- たもつ自由詩11*25-10-24
心太- 花野誉自由詩8*25-10-23
うんめいふくごうたい- ひだかた ...自由詩425-10-23
※五行歌「言霊って_あるよね」- こしごえ自由詩8*25-10-23
全行引用による自伝詩。_06- 田中宏輔 ...自由詩925-10-23
すぴりちゅあるわぁるど- ひだかた ...自由詩525-10-23
わすれ物- wc自由詩12*25-10-23
可惜夜- 青の群れ自由詩825-10-22
宙宇の石っころ- ひだかた ...自由詩7*25-10-21
余白____乱太郎- 梅昆布茶 ...自由詩325-10-21
どんぐりを置く- そらの珊 ...自由詩12*25-10-21
誘い__蒼風薫- 梅昆布茶 ...短歌325-10-21
最初から知ってた- 花野誉自由詩10*25-10-20
スニーカー___蒼風薫__- 梅昆布茶 ...自由詩525-10-20
戻りいく意識の朝に- ひだかた ...自由詩6*25-10-19
命に帰る_※(曲付き)- こしごえ自由詩6*25-10-19
かおるの音____蒼風薫- 梅昆布茶 ...短歌425-10-19
秋無月- 月乃 猫自由詩13*25-10-19
永遠の美しい男(ひと)- 花野誉自由詩11*25-10-19
水精Ⅲ- 本田憲嵩自由詩15*25-10-19
プラスティネーション- 足立らど ...散文(批評 ...325-10-19

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