角度に実直に
ながれる水
起伏に忠実に
うねる水
感情に従順に
あふれる水
代謝に一途に
したたる水

速さを競って
にごる水
優しさに慣れて
とどこおる水
正しさを嫌っ ....
こんなふうに、結局のところわたしたち似たもの同士だし。こんなふうに、流れ、うずまき、ぶつかりながらまじりあい、あわだつ分子のひとつひとつだし。

ペイズリー柄の緑色の安いバンダナを買いたかっただけ ....
蛾蛾蛾、
長い長い年月の、
土とホコリの溜まった、
そのアルミニウムの窓枠に無数に繁殖するに至った、
その、ちいさなちいさな三角形の飛翔体、
蛾、
蛾蛾、
蛾蛾蛾、
蛾蛾蛾蛾蛾蛾、蛾蛾 ....
 告白します

 ためらいの中で生まれる心の描写

 ペンを握りしめてから

 どれ程の時間が経過したんだ

 心の描写を文字にできない

 電気を消して窓を開いてみる

 ....
 

只サイトコントロールも人まかせ 川柳
 
 

*
システムコントロール or シスター(聖女)コンプレックス
二者択一のなかでも、どちらにも組せず生きている私たち
ai( ....
ハンノキハムシ、
小豆大ほどの、ちいさな黒い甲が秘めた、
爽やかな初夏の訪れを告げる、
まるで宝石質のように美しい、その青びかり、
葉を噛んでゆく、作業を放って、
框ドアのアルミのサッシを、 ....
昨夜観た
別れ人の
私の眠る
寝床に
ま直ぐ座る
マボロシの
余りの厚み、
声音の感触、
やはらかく
あたたかく
寄り添い続け
恐れることも無く
只々お前なのか
ほんとうにと ....
もう二十年近く

髪はショートヘア

気に入ってしている

昨日 少し伸びた部分を

自分で切って切り過ぎて

朝から鏡を見て見て溜息


越して間もないので

挨拶しか ....
都会にポッカリと空き地
照らすのは日の出から
カンカンぎりぎりと草原に
射し込めてこの爽やかさ
今日という日の 日日草
翳りだけ待たされて
鼻先につん!とくる
風は明日を感じさせない ....
 気が利くような言葉はいらない
  素晴らしい特別もいらない

       ── Aimer





咲くいのち散るいのちあり揚花火

しじみ蝶花へ花へと色移り

石塀に ....
生き切ったら
わりかし楽に死ねるやも

枯葉のぽとりと落ちるような

君、今、新芽でしょ
楽じゃないからおやめなさい

あの木は
ただの木だが

学者が見れば
情報の宝庫だ
 ....
午前四時のまだ薄暗い横断歩道で手をふった。
いつもすれ違う同じ配達仲間のお兄さんがバイクでやって来たからだ。
お兄さんとは言っても一廻りくらい年下のおじさんだ。
信号で、鉢合わせに止まったの ....
ぽつん ぽつん 
また ぽつん
雨だれ一滴、また一滴

通り過ぎるもの、落ち響き
消え入りながら終わること無く

響き落とし増幅し
皆々方と外れ重なり
すっと音信絶える

かと想 ....
仕事終わり

無性に

他人が作ってくれるものを飲み食べたくなる

帰り途には

コメの付く名の大店喫茶店がある

窓際に座り

あったかいカフェオレとサンドウィッチ

ゆ ....
きみの何気ない頬笑みでぼくは生かされている
交差する熱視線は刹那から永遠に続くと思った

きみの手のひらはとても柔らかく暖かくて
冷たいぼくの手を優しく包んでくれた
戸惑うぼくの頬は少年のよ ....
遠い近さの透明さの
抜けいく想いに迄至り
祈念 只々あれば 、

自らの内に宿り在る思考と云ふイキモノ
いよいよ強度増し震える福音の鳴り続け、

絶えて後に降り注ぐ神々の
怒涛の憤怒と ....
一切の書き込みが出来なくなったそうです。
現フォはそれほど狭量なのですか?
『英米故事伝説辞典』で、「handkerchief」の項目を読んでいると、こんな話が載っていた。「ハンカチの形はいろいろあったが、四角になったのは、気まぐれ者の Marie Antoinette 王妃 .... スポットワーカーうれしんだ
通勤列車で押されんだ
リュックを前に抱えんだ
いっぽんの棒になってんだ

スポットワーカーうれしんだ
年下上司がやさしんだ
あいさつをしてくれたんだ
その日 ....
移りいく季節の
余韻の何処までも
木霊残響させながら

伸びる伸びる、光帯の回廊の坂となり
光の奈落へ何も恐れることなく落ちいく

  この今の瞬間、

季節の狭間の窪みの深淵
濁 ....
血をよこせ、と内なる声は確かに言ったけど、それがどういう種類の飢えなのか俺には上手く判断することが出来なかった、贄なのか、それとも、もっと精神的な何かなのか、まごまごしているうちに渇望は激しさを増 .... それぞれが内に掴み取り
それぞれに抱く確言を
壮麗なる一つ宇宙祭壇へ
叡智に充ち自ら捧げいく
可能未来へ向かい努め生く


  ☆


愛ヲ育てず儲けニスル
鋭く尖った剣ノ力 、 ....
三宮駅で待ち合わせ

古い喫茶店で少し話してから飲みに行く

学友とバンドを組み

ミニスカートでギターをかき鳴らし

絵を描きバイトをし

夢のために人々の間を飛び回り

 ....
想いは沈み、
夜の静けさに息が漏れる
やがて、
瞼の裏に灯りはじめた
遠い星、
砂風の吹く
異郷の、
赤い空と渓谷

蒸気を吹き上げ、
無数のプロペラで浮かぶ
機械式の文明が、
 ....
わからない

わたしにはどうしてもわからない

私を傷つけた全員は無罪ですか?

罪は規定された範囲を超えないなら

いじめは無罪ですか?

ではその人をいじめることは無罪ですか? ....
梅雨入り前の雨降りに
ぽつんとまぁるい橙の
向かい家の明かり灯り
瞑目すれば
もういつでも 、
内から溢れ返る白銀の
ひかりえーてる
自らと共に常に在り

けれども何とも如何せん
 ....
推理してはいけない
かんがえごとはいけない
私には向いていない

言葉
手紙、でんわ、会話、メモ
余韻が大切
つめこみ過ぎではよくない

あくびして弥生私は入院中    高野 ....
そろそろ行くか
          ボチボチ逝くのですね

愛を歌う人は
愛を捧げた人に殺された
愛を奪いあうのね
平和の為に

父母よ
あなたはひとりの天使を育てあげる
その ....
ときどき船になる

ただ流されるだけの
木の葉ではなくて

川を下る船になる

くぐった橋を数えるだけの
泡ぶくではなくて

時を忘れた船になる

舳先にとまったユリカモメ ....
勿論クリエーターにもご両親はいるわけなのに
仕事でこんつきて言葉のなかから飛び出せない
誰も助けてくれない世界で忘れてしまっている
自分の軌跡は何かで消され自分が何者であったかを

他人 ....
海さんのおすすめリスト(2791)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 夏井椋也自由詩11*25-6-7
ペイズリー- 片野晃司自由詩1225-6-7
- 本田憲嵩自由詩12*25-6-7
ためらい- 佐白光自由詩3*25-6-7
シスコン(「私は傍観者」ではなく、「私は選ばない参加者」であ ...- 足立らど ...川柳225-6-6
ハンノキハムシ- 本田憲嵩自由詩625-6-5
病臥の幻、魂の現(改訂)- ひだかた ...自由詩825-6-5
花の人- 花野誉自由詩6*25-6-5
日日草- 洗貝新自由詩15*25-6-5
白紙に散る夏- 森田拓也俳句7*25-6-4
木の精- りゅうさ ...自由詩225-6-4
詩で人生を語らず- 洗貝新散文(批評 ...7*25-6-4
まほろば──入梅、夏はじめ- ひだかた ...自由詩7*25-6-3
雨日和の昼寝- 花野誉自由詩9*25-6-3
きみに- レタス自由詩7*25-6-3
まほろば- ひだかた ...自由詩625-6-2
リつはまったく何もしておりません。- レタス散文(批評 ...6*25-6-2
STRAWBERRY_HANDKERCHIEFS_FOREV ...- 田中宏輔自由詩11*25-6-2
スポットワーカーうれしんだ- 松岡宮自由詩625-6-2
根源ノ感触- ひだかた ...自由詩525-6-1
刻印の脈動- ホロウ・ ...自由詩2*25-6-1
五行歌、私は──「技術・産業・営利主義」に抗して- ひだかた ...自由詩425-6-1
娘の誕生日- 花野誉自由詩8*25-6-1
星の儀式- atsuchan69自由詩18*25-6-1
guilty2- TwoRivers自由詩3+*25-5-31
春雷- ひだかた ...自由詩625-5-31
すみれ日記2022.4.22________________ ...- 梅昆布茶 ...自由詩925-5-31
悪霊のうた- 洗貝新自由詩5*25-5-31
船になる- 夏井椋也自由詩13*25-5-31
クリエイティブでなくても鉄のレールを走る電車なりに装飾がある- 足立らど ...自由詩5*25-5-30

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