{引用=
さはれさはれ、去年(こぞ)の雪、今は何処(いずこ)・・・・・・、


フローラ、アルキピアダ、タイス、エロイース・・・、ヴィヨンの古い歌に現れる女たちの美しき名のように、とてもやわら ....
しずまりしずんで
またうきあがり
あがきあらぶり
いつのまにか
ふゆうし
すごしこえて
しずまる
あなたの
おだやかな
おももち
なにもかも
のりこえてきた
こくいんの

 ....
なんだろうなぁ
この感情は

分析すると

遠慮
気後れ
申し訳ない
いたたまれない
もっと役に立ちたい
もっと会いたい

帰り道はいつも

なぜか

幸せな気持ち ....
時の留まる瞬間の開け
ゆっくりと飛び込み
沈んでは深く深く
舞い上がり高く高く
拡がり抉り尚も拡がり

鋼の意識を保ったまま
ほらっ、

昇る月の真ん丸へと満ち充ちて
黄白く微笑み ....
自由に呪われている。とサルトルは言った。

ピンポン、
親分に食わせてもらってる以上親分の言うことには逆らえない。
 ~おまえ、死海の海を渡れ! と言われれば行くしかない。
死海行って来 ....
光流のうねりにうねり
観念の壁、
薄いベールと化しながら
光帯の回廊から
階段の現れ続く
続きの果てへ
昇り詰めれば
緑の稜線の
ふと顕わ
遥か向こうに
頂き見出しながら
やがて ....
微かに潮の香りがした
ような気がして振り返ると
手を振りながら君がアトリエ坂を
駆け上がってくるところだった
打ち寄せる波のように真っ直ぐに
トビウオのような足取りで

変なあだ名で ....
雨水で浸食された登山道には少しだけ草があり 
刃を石に当てぬよう、気を遣いながら刈り進むと
ヌマガヤ草原には未だニッコウキスゲの群落が残っていた
一日咲けば花は萎んで枯れゆく花
遅くとも八月に ....
 零れおちる一滴を口にした

これは絶命を前にした人の、閉じた眼から涙を掬うという
誰かが書き記した言葉である
多くに看取られて冥土へ旅立つ者もいれば
ひとり、寂寞と三瀬川を渡る者も ....
君の中に奥深くずんと入った時の驚愕
あぁもう只々じんわり温かい生命の
抱擁の熱そのもの存るを直観した瞬間の
なんにも見えなくなる薄紅の揺らぎ
死の間際の記憶薄っすら拡がる刻の鼓動
このまま逝 ....
「籠モル化」という言い方はまだ一般化していないが、ここでは詩の現場で見られる閉鎖的な相互評価の力学を指す仮称として用いる。語源は特定のグループに「籠もる」ことを強調した俗称で、少人数の内輪に作風や価値 .... 手探りに歩いている
何かやわらかなものに触れたような気がして
それは母の乳房だった
まだ若い母は哀しそうに娘を抱いていた
山積みにされた古い写真の中でも
あの一枚は記憶に眠っている
 ....
人柱法(抜粋)

公共施設は、百人収容単位につき一人の人柱を必要とする。
千人を超える公共施設に関しては、二百人収容単位につき
一人の人柱を必要とする。人柱には死刑囚をあてること。  ....
 日の暮れ早い
 夕ご飯のテーブルに今夜は
 旅先で買った青い陶器の深皿を
 出してみる

 そこへ絹ごし豆腐を半丁のせたら
 白い孤島のようにみえて
 潮風と打ち寄せる波が茫漠とひ ....
{引用= グラフ化される こころのなか
 それは まるで心電図のよう

 きのうであったものが 季節の符号に置き換えられてゆく
  ひと、おしながされてゆく
 ぼくはしあわせでした
 遠い ....
〈リピート、Endless〉

脳髄に細かく足踏みしながら
噛み砕く如く思考力動のステップ、
影踏み影踏まれ刻み込まれる木霊の
此処に至れば何れ全て識ることになると
瞑目意識の視界にもう終 ....
太陽と月に今日も見張られながら
24つに区切った計画を遂行していく

もう3日前の願い事なんて忘れてるのに
あの時の君の言葉だけは丁寧に保管されている

欲しい手がかりと残したい証拠が揃わ ....
 もっと上手に絵を描きたい

 夏休みの宿題に取り組んだこと

 頭の中で完成している絵日記が

 所在不明で消えていく

 次の日もまた次の日も

 浮かんでくる影像を描写で ....
(じゅるりと甘い豊水梨
まだ食べさせられていない
疲れこんで放心
ひととおり過ぎてペタと座り込む)
 
一人で悠悠と横たわりながら耐える
くらしと
半生を捨ててあまい缶詰の汁に
溺れる ....
 
Curly and honey blond from his mom’s side,
Black eyes from my side,
He looks so gorgeous unde ....
 よく冷えた梨が好き
 隣席のあなたがそう言ったから
 出勤前に、この梨を剥く
 
 指先を滴るまろやかな甘い汁
 一切れつまみ食いしてる間に
 時計の針が進んでしまう
 あわてて梨 ....
樹々のささめき
秋のまなざし
土の殻を脱いで
風鈴と戯れる
あの風のよう
出奔し
残り香をたぐる
民族という幻想の
ゲル状の遺跡を渡る
無造作に繊細に
ごぜの指先の
せつなの逡巡 ....
まるで涙の川ね
 ルイ、リバー

わたしの胸に、
水音がせせらぐ

白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡

ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
 哀しみの、 ....
「逢う」と「会う」の違いが
分かりますか

「夢」と「現」の境目が
見えますか

埋火のような想いはどうやって消したら
よいのでしょうか

叶わぬ願いを此処に置いて行っては
い ....
北国ではもうほとんど涼しい。秋の陽。こどもたちのみずあそび。さきっぽを踏んづけて、長い青いホースにはとても小さな小さな穴がいくつも開いていて、そこからとても細い細いやや霧状の水が勢いよく飛び出してきて .... 妹とふたり
霧雨のシンフォニーホール

舞台の上はふたり
セピア色の照明に浮かび上がる

息を吸うたび
音が全身に満たされる

長く透き通る高音の波が
眉間を通過し
思わず目 ....
 銀河騎士隆盛記 零の執筆を始めたのは、去年の3月頃だった。こんなストーリーの映画があると良いのにと思って、頭に思い浮かんだシーンを、映画のあらすじに毛が生えたような拙い文章を書いて、その続きを、なろ .... 白銀なる
柔らかな耀き放ち
天空の
まん真ん中、
真ん丸に縁取り
幾つもの
歳月を踏み響かせる

御前、この地に人を繋ぎ留め
いくいくの果て宙へと解き放つ 、

陽に身を預けたあ ....
他人(ひと)のことを
悪く言うのは
言った自分も
傷つけてしまう
それでも言うか?



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
了にもつと空筈だから
仕方なく数字の
られつでしたねローマ文字

きみとぼくと神とそうじゃない
者たちは異教徒だから
誰もが崇めるのは
なんだかんだ化学だったの
今も昔も現在も
ただ ....
海さんのおすすめリスト(2778)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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葬送&NewYou- ひだかた ...自由詩6*25-9-11
子心- 花野誉自由詩16*25-9-11
瞑目月下の瞬き- ひだかた ...自由詩625-9-10
自由にピン球?自由なんてあろうはずもない- 洗貝新散文(批評 ...5*25-9-10
現の内で、充ちる月夜- ひだかた ...自由詩5+*25-9-9
アトリエ坂- 夏井椋也自由詩11*25-9-9
九月のニッコウキスゲ- 山人自由詩10*25-9-9
こころのかける____涙の一滴(ひとしずく)- 洗貝新自由詩5*25-9-9
Nothing_is還って逝く- ひだかた ...自由詩625-9-8
詩壇における「籠モル化」とは何か_―_閉鎖性がもたらす評価の ...- atsuchan69散文(批評 ...13+*25-9-8
霧子の朝に__夜の変貌- 洗貝新自由詩8*25-9-8
図書館の掟。- 田中宏輔自由詩10+*25-9-8
冷奴- リリー自由詩18*25-9-8
9月の朝- ryinx自由詩1425-9-8
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手がかり- 自画自計自由詩3*25-9-7
思い出を絵日記に- 佐白光自由詩6*25-9-7
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混血- 月乃 猫自由詩10*25-9-6
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彼女のゼリービーンズ- ただのみ ...自由詩12*25-9-6
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ちいさい夏- 本田憲嵩自由詩1725-9-6
響き- 花野誉自由詩14*25-9-6
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満ちる月下(改訂)- ひだかた ...自由詩7*25-9-5
※五行歌「他人(ひと)のことを_悪く言うのは」- こしごえ自由詩11*25-9-5
きまりさがり上がり- カッラー自由詩3*25-9-5

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