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寂れた街頭の下で踞り

嗚咽混じりに初めて涙を流した

無関係の喧騒の中で

動かずともよいと何かが囁く

その頃はいつも歌が生まれた

言葉を持たぬ血を捧げながら


ゆっ ....
雪国の
冬の
晴れ間は
神さんからの
プレゼント
いなくなった私の
空白に
星が
ひとつ
生まれる



何はともあれ
ありがとうさまと
みんなを
思う
ひとつの宇宙で
何故… 何故…
君は其処にいるの?
遠くて
遠くて

いまはまだ届かない

水上飛行機のプロペラを回していけば
すぐなのに

いまは鍵を持っていない

予感が{ルビ奔=はし}る ....
ボーカルのテンコは機嫌が悪い。
向かい合わせの椅子に座った彼女はだんまりを決め込み、ウミネコみたいな目つきでひたすらもつ鍋を食っている。
今日のライブで声の調子が今ひとつだったこととか
取材にや ....
鯛       花は桜いろ
サワラ     甘やかなピアノのメロディーは
赤貝      血潮の香りが胸を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を眺め噛みしめる
え ....
○「ふつう」
血圧ふつう
天気ふつう
女房ふつう
ふつうが一番!
これ好日なり
散歩しながら思う

○「派閥の解消」
これからは
「無派閥」派に入ります

○「鳥獣保護」
近 ....
わ~い
自動ドアだぁ
裏で奴隷が
歯車を回す
人力で

わ~い
デジタルだぁ
裏で社畜が
データを入力
手作業で

この街がネオンで彩られるころ
あの街の空には爆弾が降り
 ....
ドライブする
現時点で何も決めてない
直感に任せてみる

行かないような場所だったり
綺麗な絶景に出逢えたり

色々決めるのもいいけれど
直感に任せてみるのも
楽しいと思う

気 ....
六花
しんしんと咲き
いずれ
ありがとうの
春に解ける



※「六花」=(りっか。ろっか。)雪の異称。
朝は曇っていたけれど
天気予報を信じて洗濯した
どうせ一日では乾かない
束の間の外干し

冬生まれの子はよくミルクを吐いて
深夜に洗濯機を回したものだった
洗濯物はいつでもエアコンで部屋 ....
あのラーマが販売を終了する
ラーマとは、インド神話最大の英雄の一人で
タイの現国王もラーマ10世なのだが、
販売を終了するのはマーガリンの名前だ

ボクたちは、あたりまえのように
毎朝パン ....
つらいことは
つらいですよ でも
人生はゲームだ
と思えば
気が楽になる私



私は
私を
生きている
これは
他人の人生ではないのだ
ほら、見てごらん
指先が少し光っているよ

表情のない肖像画が呟いた

ベランダに出て
夜空に透かしてみたけれど
少しも光っちゃいない

ん… 指が石化している
でもキーボードを打 ....
お下がりの大きな自転車は
不躾な轍を踏んでいた
5時のサイレンが鳴る頃には
納屋の隅の方から
古い天気予報が発掘された
曇りと雨の日には
ばってんが付けられていたけど
晴れの日は見たこと ....
青く凍結する冬のそら

しずか独り、浜辺に立つ

打ち寄せるイメージの波

浮かぶ波間の混沌は

思考の光に照射され

弾む言ノ葉、力動の渦

境界を溶かし、大地を洗う

 ....
午前0時を過ぎると
オレは変貌してしまう
コウモリも寝付いた夜に
静かなBARをさがし
街を彷徨い歩く

眠れない連中は
タンゴを踊り
歌をうたい
さかんにキスをする

オレはゲ ....
おなかいっぱいにカレーを食べて 強烈に暖房を利かせて

得も言われぬ 幸せを感じました


失ったものがあったとて

失うまでの過程でそれが本当に大切だったかには疑問符がつき

リセ ....
寒さと賑やかさが混然とした師走だった
子どもたちは家の手伝いを請け負う
障子に貼られた紙をビリビリに破ることほど
心躍るものはなかった
 平素子どもたちは無自覚に平凡で暇だったから
洗われて ....
自分の悪を
自覚する
私のこころを
シンプルにしたい
光はここにある
終えて
始めることを
止めた

当り前に
巡ることを
諦めた

透き通った人達の
声が届かないように
ひたすら囀った

正しすぎる風に
猫背を向けて
なけなしの炎を護ろ ....
まずしい国
ゆたかな国

お金がまずしい国
心がゆたかな国

心がまずしい国
お金かゆたかな国

愛している人がいる国
美しい秘境をかくす国

山岳が虹を掲げる国
大河が祈り ....
心音は
地球で鳴っている
宇宙人には知られず
とくんとくんと
リズム良く
天竺の行者は言った
無量大数よりも大きな数字を
ガンジスの砂を感じながら
無数を解いた

今もスーパーコンピュータで円周率を計算しているが
果ては無い
無駄なのだ

この宇宙の果てに ....
言葉の力は強い
それは特に詩でなくてもいい

人生に一撃を与える一行もあるだろう
それは特に詩でなくてもいい

言葉の造形はある その造形は刺激であり救済でありエネルギーである
イメージ ....
静かに
狂う
私の闇に
月は沈黙して
銀色に光っている
人は原初からあらゆるものを食べていた
等分に命を屠り
そして天に感謝と畏敬を捧げた

或る人らは動物性蛋白質は採らないと叫び
植物には痛みは無いと
その生命を己の肉体に採り込む

欧米 ....
在るだけでも
奇跡だ
一つの月を
見ている
今も
なにか寂しく思ったら 

あははと笑っておきましょう

いまこのときは荒れ狂う 心の波は高くとも

5秒後もたてば気付くのさ 笑って済ませた幸せに


街を漂う 水蒸気 

誰か ....
「明日は黄砂が降るでしょう」
天気予報の声はAI

曇りマークのない混じりけなしの晴れマークなのに
洗車したばかりなのに
布団は干せないなあ
とか 少しばかり
黄砂のことを恨んでみる
 ....
リリーさんの自由詩おすすめリスト(1087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
have_nothing- 自由詩6*23-12-25
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※五行歌_二首「星が_ひとつ_生まれる」- こしごえ自由詩4*23-12-24
夜間飛行- レタス自由詩4+*23-12-24
いつか星になるまで- そらの珊 ...自由詩5*23-12-23
寿司【改訂】_- レタス自由詩12*23-12-23
独り言12.24- ホカチャ ...自由詩1*23-12-23
クリスマス- りゅうさ ...自由詩8*23-12-23
直感- 夏川ゆう自由詩723-12-22
※五行歌「六花_しんしんと咲き」- こしごえ自由詩4*23-12-22
冬日のこころ- そらの珊 ...自由詩9*23-12-20
さよならラーマ- atsuchan69自由詩18*23-12-20
※五行歌_二首「人生はゲームだ_と思えば」- こしごえ自由詩4*23-12-20
ある肖像画- レタス自由詩11+*23-12-19
お下がりの自転車- ちぇりこ ...自由詩1123-12-19
静観の時に- ひだかた ...自由詩823-12-18
ピアソラのオマージュ- レタス自由詩4*23-12-18
カレーと暖房- 短角牛自由詩6*23-12-17
師走雑感- そらの珊 ...自由詩11*23-12-16
※五行歌「自分の悪を_自覚する」- こしごえ自由詩3*23-12-16
年の瀬- 夏井椋也自由詩7*23-12-16
メリークリスマス- 由木名緒 ...自由詩11*23-12-15
※五行歌「心音は」- こしごえ自由詩2*23-12-14
地に平和を- レタス自由詩9*23-12-14
書いてはいるものの- 空丸自由詩923-12-13
※五行歌「静かに_狂う」- こしごえ自由詩3*23-12-12
供養- レタス自由詩5+*23-12-11
※五行歌「奇跡だ」- こしごえ自由詩3*23-12-11
何もしないことを楽しんだ日に- 短角牛自由詩4*23-12-10
黄色い砂たち- そらの珊 ...自由詩10*23-12-9

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