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あたりまえのことや
何気無いことにも感謝を
忘れたくない なぜならば
あたりまえのことなど
無いのかもしれないから
天井を叩いて、
カミサマの不在を確認する
開いた空の先は
{ルビ主=あるじ}を失った海のよう
空っぽの海を、
深く深くのぼってゆく

つぶれそうな肺を
握りしめるように、
吐き出した ....
遠くを
みつめる
まなざしが
今を深くして
果てしない
もうあとは寝るだけ、という段になって
三日月を見つけた
三日月もわたしを見つけた
他者のさみしさに触れると
自分もさみしいということに気づき
それはことばにしてみたら
手にありあまるくらい ....
風が
季節を閉じようとしている
冷たい唇を噛んで
もどかしさを押し止めた

何も語らなかったから
世界は濁った
足跡もつかない
綺麗なコンコースの下では
臭い泥水が蠢いている
 ....
風光る風のささやきに悲しみ一つ。
悲しみはどこに帰るのだろうか
原初から欠けている魂という命と共に
光る 光る
この大切な悲しみ

未来の今も私は、今を未来に
忘れ去って逝く。忘れたくな ....
そのころ 宇宙が
「ふしぎの卵」から産まれた
その「ふしぎの卵」を産んだのは
「ふしぎ」だ しかし
その「ふしぎ」を
生んだのは
何だろうか
永遠か ならば永遠を生んだのは何か
永遠に ....
冬を編む音が聴こえてくると
祈りが近い
夕暮れが愛おしい
(行かないで)
熊ノ森のはずれにあった
馴染みの毛糸屋は
廃業してしまったらしい
けれど
絶望するにはまだ早い

めぐりめ ....
 
毎日を毎週を毎月を毎年をつつがなく暮らしてきた私たち日本の人
きっと全宇宙の知的生命体のほとんど全て私たちのことを知らない

とても幸せな朝

まだ真っ暗な四時の宇宙を切り裂いて自転車 ....
無限 道の終わりに
人の光 
言の葉、
ふるふる
ふるえふる


スッテンコロリンわらっちゃうな
愛娘の眩しい笑顔 瞳の奥の光
ふっと浮かび観る瞬間、
心に魂に刻み込み
スッテン ....
冬晴れの
光あふれる
居間に居て
母の背中と
光をわける
傷つけてきた
存在達のことを
思い返し
「ごめんなさい」
と つぶやく



銀河の岸で
小鬼が
魂釣りをしているけどね
釣っても返す
愛の元へ



こたこたいい ....
寒さが冬のにおいを連れてやってきていた
葉はそれぞれに、その存在を主張することもなく
いたずらに冬待ちの時間を費やしていた
そしてそれら樹々や草、虫ですらも
冬が来るということを知っていた ....
まだ硬い、
橙色の果皮をつきやぶって、
少しぬめっている、
その冷ややかさ、
滲み出てくる、橙色の果汁、
ほんの少しだけ粘り気のある、
硬めの橙色の果肉、
に挿し込まれてゆく、しろい歯の ....
それでも
命ある限り
命に従い
生きる私は
今を味わう
午後の水泳の後のような
細く眩しい筆跡
液状のカーテンでは
不都合なことが多々あり
懸案となっていた模様替えの
おさらいをしておいた

燃えるごみの日の
温かな坂道の傾きを指で ....
あまりにも遅すぎた桜の並木道、
ひるがえる、むすうの落ち葉たち、
まるで、うろこが剥がれ落ちてゆくような、
つよい晩秋の風は、
アスファルトのひび割れた路面を、
女の本心のように露わにさせる ....
冴え返る
静けさに
雨音のみの
真夜中
しみる
追い詰められた枝先で
黙り込んだまま
幾つかの季節を
背中を丸めて受け流した

独り言を蹴飛ばして歩いた冬と
味のない言葉を噛み続けた春と
溶けた爪先で帰ろうとした夏を越えて
束の ....
11月2日、「Now And Then」がリリースされ、
11月5日、阪神タイガースが38年ぶりに日本シリーズを制覇した。
何かが終わり、何かが始まる。僕は足掻いた。

どこを漂流し、どうやっ ....
   


今日も やつれた神経が 
のびのび している
僕のやつれ やせた感情が 
のびのび鳴いている
あぁ、昔好きだったあの子は
いつも校舎の屋上から 空を見てたっけな
しずんで ....
百パーセントの
善人も居なければ
百パーセントの
悪人も居ない ああ
人間は複雑でしょう



悪や善と
言うのは
ヒトのみであって
うん ヒトも
自然の一部ですね

・ ....
存在と
共に在る
影は
夕闇に
解ける
思い出という
言葉は
好きではないが
今は
すべてとつながっている
なびき艶めき
照り輝く
黒髪、
街行く少女の

光溢れる朝、

わたしの意識 限りなく明るみ
少女に街に世界に開かれ浸透し

静かな至福に包み込まれる

この切り取られた宇宙の ....
船場汁っちゅうのは
塩鯖のアラを使い、
その塩気と、
だしだけで食べるもんや

汁の具は鰭と目玉、
鯖の骨やらのアラのほかに
大根の薄切りをつかう
そんだけでもう十分やろ

板張り ....
安全な
ところから
何を言う
わかりようもない
戦地の気持ち

はたして
ここは
安全か
裏路地に
死屍累々

熊も
わかってる
人が弱ってること
プーの面影も
テディ ....

だけを
私としている
魂という命よ
ありがとう
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません。
ただ、魂のそばに在るだけ
それしか出来ません。

ああ何故だ
何故
と今は
のっぴきならないことを
問うのは止め ....


夕空と海の混じり合うそのすきまに
すべり込むうみどりの影のさみしさ
赤い包みのキャンディーをポケットから取り出すと
口に入れる間もなく
風景に溶ける




”ちかみちは ....
リリーさんの自由詩おすすめリスト(1087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌「あたりまえのことなど_無いのかもしれないから」- こしごえ自由詩3*23-11-21
何者でもないものの魂- 瑠王自由詩723-11-20
※五行歌「遠くを_みつめる」- こしごえ自由詩3*23-11-20
さみしい夜のぷちぷち- そらの珊 ...自由詩11*23-11-19
埋火- 夏井椋也自由詩5*23-11-18
帰る- こしごえ自由詩1*23-11-17
卵の果て- こしごえ自由詩2*23-11-17
もこもこ- そらの珊 ...自由詩10*23-11-17
今朝のうた- 足立らど ...自由詩11*23-11-15
五行歌、ヒカリ- ひだかた ...自由詩5*23-11-14
※五行歌「光をわける」- こしごえ自由詩6*23-11-14
※五行歌_三首「心一つに」- こしごえ自由詩2*23-11-14
冬の匂い(捨てられた林道で)- 山人自由詩6*23-11-13
- 本田憲嵩自由詩523-11-12
※五行歌「それでも_命ある限り」- こしごえ自由詩5*23-11-12
駅前- たもつ自由詩4*23-11-12
秋桜- 本田憲嵩自由詩523-11-12
※五行歌「しみる」- こしごえ自由詩4*23-11-11
渋柿- 夏井椋也自由詩8*23-11-11
November- 空丸自由詩623-11-9
夕日- 家畜人自由詩423-11-9
※五行歌_三首「けれど_人であるのだ」- こしごえ自由詩3*23-11-9
※五行歌「存在と共に在る影は」- こしごえ自由詩2*23-11-7
※五行歌「思い出という_言葉は_好きではないが」- こしごえ自由詩2*23-11-7
朝の光景(改訂)- ひだかた ...自由詩523-11-6
船場汁- atsuchan69自由詩13*23-11-5
渦の中- りゅうさ ...自由詩4*23-11-5
※五行歌「私だけを私としている」- こしごえ自由詩2*23-11-4
とんぼの涙と今日の空- こしごえ自由詩9*23-11-4
なないろ、五行歌風- wc自由詩10*23-11-4

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