カート・コバーンや
イアン・カーティス
ガロアやアーベルみたいに
早死にするのが
理想だったけれど
家庭の事情でそれは叶わなかった
気が付いたら
漱石も三島も中上健次もみんな
年下にな ....
ほんとうに大切なものを探すなら
いらないものを捨て去るのでなく
すべてをきつく抱きよせて
ひときわ腕に食い込む
その痛みの行方
一生見つからないかもな
見つけたときにはもう遅いかも
完全 ....
さまざまな視点をもつためには勉強が必要で
私は勉強が大嫌いだから

アテレコで自分勝手に客観視して
そんなことは言ってないのになと不快がられる

中途半端に口と頭が回るから
なんとも否定 ....
やらなあかんことなんかやらんと、
やらんでええことをやれ!
やった方がいいことはやるべきではないし、
やりたいことは間違ってもやったらあかん。
やってることはやめていいし、
やったことはもう ....
街は闇を内包していて





俺やお前みたいな



サブカル好きの


予定調和嫌いは




そっちに心を奪われがちだ ....
今日晴れと思っていたが雨だった空が泣くほど嫌な出来事

真新しい畳みは何処か別物で部屋に馴染めば家族の一員

かき氷食べて頭が痛くなる夏に味わう痛みの一つ

よく冷えた麦茶を飲んで夏を消す ....
「博士、ついに完成しました
 これが掃除機を掃除する掃除機です」
「そうか、できたか
 冷蔵庫を冷やす冷蔵庫も大変だったが
 これは、かなり難航したな
 便利なものの不便を解消することが
 ....
日本サル党党首
高崎山ボスザルの
高崎山大五郎です!
サルにも基本的サル権を!
という世界的な動きに伴い
この日本でも日本サル党を
結成し、参議院選挙に立候補した
次第です
ただ人間だ ....
課題を最初の一週で終わらせる。
ゲーセンから逃げない。
友達と遊ぶ。
かき氷作りをする。
日にちがたっても焦らず「ぐ~たら」する。
旅行をまんきつする。
カブトムシをもとめて虫とりをする。 ....
この恐ろしいほどの
時間の無駄使い

無駄使いだけど
ただ無駄なわけではない

一番の贅沢かもしれない
お金も名も無いけれど

この命の
どうしようもない物語

この物 ....
渋滞を抜けると
森の中
心が戻りたくなる場所

ひとりで
調律した楽器を
鳴らしてみたい

石はそこで眠り
水は時を知らせ
客は足を濡らす

持ち込んだ熱が冷めて
木々の香り ....
休日の朝のホームを
滑り出した車窓から
照り返しの陽光みたいな
白い自販機がみえる

どこへゆくあてもなく
私を待つ人もなく
とてもよく似た子犬を
静かな夢の部屋に置き去 ....
なんやねん
だれやねん
そういうわれは
なんやねん
わいのこと
なんやおもてんねん
わいのこと
なにしっとんねん
いっこ?じっこ?ひゃっこ?
もっとあるわい
わってもわってもわって ....
いつしか俺の血には凝固したガラス片が混じり、血管の内壁を傷つけながら流れて行った、内耳にはいつだって体組織の悲鳴が聞こえていた―低く、呻くような、けれど確かに、それが悲鳴だと感じさせる、声が…感覚 .... 私は神経質だ 不安が人一倍強い
私は 世間のノーテンキな人のようになりたいと
ずっと思ってきた しかしそれは
自分の素質を ないがしろにする思考である
世間の人たちだって 相応の苦労をしている ....
 私は 思われ人

 なに考えてるか分からない と思われ

 気が利かない と思われ

 国籍不詳 と思われ

 かつら付けてる と思われ

 いいか 悪いか抜きにして

 ....
ゴキブリに殺される事は考えにくい
もっぱらゴキブリに遭遇すると殺したくなる

退治って名目を掲げてすばよく殺したい

まして女かきゃあきゃあ騒ぎだしたら
イッパツで殺したくなる

マァ ....
昨日、毒を受けた
この毒を解毒することに
残りの一生を費やそうと思う

なるほど、こりゃきついわ
妊婦や子供に与えられるものでは
到底ないな

内臓に裂けみを感じる
ピリッとプチっと ....
太陽系宇宙の中の一点の豆腐屋で厚揚げ二枚買う 顔もわすれたのに憶えている声


その星を物語だと想ってる


言葉を知る前に聴いたモノローグ


あなたのあとがきに揺れている木陰


お話が終わってもまだそこに居る
その昔
トレイシー・ローズの
ポルノビデオを見て
初めて二穴同時攻め
という行為を知り
衝撃を受けた私は
何となく
二兎を追う者は一兎をも得ず
と虎穴に入らずんば虎児を得ず
を合体さ ....
出会いとは暴力なのにわたしたちほらまたこうして近づいていく  青い月頭に降り注ぐ宵の口

 パグの群れ牡蠣にしか見えず

 本の1ページ欠け全てを失う

 日記書く間に寝落ちし朝まで

 何の役にも立たぬ経験ばかり積み
 鍋物に柚忘れ山に入る

 いつか醒めなくなる深い眠り

 クリスマスの首はねる12月26日

 犬に咬まれ尚も上機嫌

 あぶく眺め手をこする
残りの夏にかざした
みずいろの日傘をたたみながら
あのひとは言った
すでにそこに来て待っている
自分に逢いにゆくのです と
そうして
疲れたようなはじらいをのこし
鈴蟲寺の石段をのぼって ....
タイヤキ
頭or尻尾?

No
This is
イマガワヤキ

No No
オーヴァンヤキ
 夜になってしまった

 森で野宿だ

 きっと、綠色の夢を視るだろう

 すると

 焔のような瞳の狼がフラッと現れ

「あの、橫で寢ても良いですか」と云う

「良いけど」
 ....
ゆうなみ、こなみ

ぼくらのふねは


ながい、ながい

たびじをゆくよ


きいろい、かおした

わたあめだって


まちの、みんなが

わらっていたよ


 ....
圧倒的な魅力さえあれば
すべて
うまくいくのにね

たとえば食事
たとえば逢瀬
圧倒的な魅力さえあれば

願いはくずれるためにある

ダックワーズを
ほろほろ食(は)んで

 ....
    ぱちん、ぱちんと
    爪を切る
    飛んだ爪を拾ってみたら
    さびしさだった
    腰をかがめ
    切りにくくなった
    足の爪を切る
 ....
クーヘンさんのおすすめリスト(665)
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自由律俳句「食べられる退屈」(95)- 遊羽俳句1*21-9-4
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