誰も教えてくれない希望や夢
教えてくれないから自分で探したよ
ほら 案外早く見つかるもんさ
宝物の一つになって 神様にお願いしたよ
叶いますようにと呟いて あ これじゃあダメだなと嘆くんだ
 ....
たとえばこのストロベリーキャンディーが
私の心臓だと言ったら
あなたは口に含んで舐めて溶かして
身体の一部にしてくれるだろうか
それとも捨ててしまうだろうか

甘く感じてくれて
最後は噛 ....
<ザ・ロング・アンド・ワインディング・ポエトリィ>


言葉はいつも
戸惑いながらやって来る
曲がりくねった道を通って
日常の生温い闇をすり抜けて

言葉はいつも
恥じらいながら ....
人質は天使
銃で脅して
無理やりコートの
ポケットに押し込んだ
鰐皮が冷たいと泣くので
真っ赤な頬を平手打ちした
頭上に浮かぶ輪っかは
使用期限の切れそうな
蛍光灯のようだった
つま ....
静かな朝だ

車も走っていなくて

風の音色だけがオーケストラのように

小さくなったり

大きくなったりしていて

皆がそれに耳をすましている

今のうちに買いものをすまして ....
天の川の映る河に
そっと二人で入ったなら
星たちが味方してくれて
私たちを夜空へ連れて行く

赤青黄白緑に輝く星が
君に纏わり付いて
最高に綺麗だ

きっと繋がっているから
 ....
幅わずか20cm足らずの白線に仕切られた世界は真逆の世界
私のわずか右の世界では皆
私がいた過去に向かって進んでいく
私の世界は誰もいない
皆私の右側の世界を進んでいく
まるで私の未来から皆 ....
ふたりの距離を測る定規の長さが足りない わたしの耳には
蔑む声が棲んでいる

わたしの耳には
嘲る声が棲んでいる

だから、気をつけて

わたしは素直に
言葉を受けとめられない

偽りを抱いて微笑むこともある
 ....
壁の隅の夜を
蜘蛛のかたちの水が昇る
ひとりの蜘蛛が
従者のように着いてゆく


緑の坂が八月を擦る
指は棘 長い長い棘
水の抵抗に反り返り
鍵盤の主に突き刺さる

 ....
熱帯がやってきた
渦巻きが熱い空をはこんできた
雲のないウルトラマリンがやってきた
木々の葉は分厚い濃色になり
くっきりと影を落とし
風にちぎれてぱちぱちと戸をはじく

うなぎが流されて ....
僕が息をしていられるだけの、空間をください。
それ以上のものは、いりません。

僕が一日一日を生きていけるだけの、食べ物をください。
出来れば三食。

僕が欲しくなった時に、必要な分だけい ....
床の上で夜中に何時間もノートに何かを書いてました
それは小説と言ってもいいのかもしれないですが
とても人には見せられない 滅茶苦茶な小説でした

一日の睡眠時間は2時間で 夜中に滅茶苦茶な小説 ....
しをかんがえる。
詩をかんがえる。
死をかんがえる。

詩は、
死の鏡
人は死ぬ瞬間に
必ずひとつの詩を残す



ぽとん、
グラスのなかの
水に赤い汁 ....
ハンバーガーを三つ頼んで最後の一個を
半分で残したので包み紙にくるんで溢れ
そうな分別できないゴミ箱に真顔で押し
込んでいた。

テレビでこわいウィルスで黒人がいっぱ
い死んでいたときに通 ....
アスファルトの
肌が焼ける臭いに
辟易しながらも
太陽を背負ったままの
僕にとって
影の温もりを
抱きしめることが
本当に罪深いことなんだと
鼻先に突き付けられた
絶縁状の文字の
 ....
逢う約束をしている日は
お互いに仕事が早く終わる

私の手料理でもてなす
あなたは美味しいと言って
喜んで食べてくれる

二人の夜は魅力的に深まる

喋る言葉に
夜の魅力が付きまと ....
真夏の葬列めがけ雨雨雨 ふくらんだ水を光の茎が
幾つも幾つもすぎてゆく
未明を見る弧
水を穿つ小さな火


誰かが径に刻んだものを
何かが触れてはすぎてゆく
粗れた光が歩みやがて馳せ
立ちど ....
船とともに
海に沈んだ母

父さんの部屋にも
レコードがあったよ

ずっとビートルズだったね
すこしだけ静になればいいのに
それだけでいいのに
生きることは
うるさい
引き寄せられるように
またそこにいる 
いつもそこにいるよ
またそこにいるよ

朝の蝶々は
静に飛ぶから
 ....
{画像=140806203834.jpg}




タイムカプセルは誰の心の中ににもあって
開けられる時を待っているんだ
中に入っている想いは人によって違うけれど
一度開けると流れて行 ....
うまれた、てのぬけがら

まれにうまれたてだから

とりせつはやさしく
首振りっぱなしの扇風機が家族旅行の留守を守る 例えば愛されることが
順番制だとしたら
わたしの番は
一億二七〇〇万番目
いつか必ず
いつか必ず
そう信じながら
年老いて
死んでゆくのでしょう
けれどもわたし
本当は
一番が好 ....
私ね
きっと
こんなに夜更かしするから
明日寝坊するよ

私ね
きっと
夏休みの宿題
最後の3日で終わらせるよ たぶん

私ね
きっと
写真撮るの好きなの
一瞬を切り ....
家に帰ると
娘らが星を食べている
お椀にいくつか
飴玉ほどの小さな星屑を入れ
テレビの教育番組など見ながら
気軽に口に運んでいる
おいおい、いいのか
と思ったが
今日日やってはいけない ....
心にもないことを言うときは
心はどこにあるのだろう

言う言葉だけがそこにあって
心は上空三メートルくらいから
こちらを見下ろしている

だからあの人とは
いつまで経っ ....
探すのを諦めてしまったら
なんだか楽になれたような気がする
放棄する事を覚えてしまったら
なんだか楽になれたような気がする

認めたくは無いのだけれども
まるで憑き物が落ちたかのように
 ....
わたしはロウソク
あなたが灯して
燃えてとろけた
一本のロウソク

いつも炎を消さぬまま
立ち去るあなた
戻ってくるまで
燃えていろ と

ユックリ…チイサク…
アナタガモドッテ ....
凍月さんのおすすめリスト(793)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
掴んだら離さない- 陽向自由詩2*14-8-12
「ストロベリーキャンディーの心臓」- 桐ヶ谷忍自由詩18*14-8-12
ロックン・ポエム- nonya自由詩24*14-8-12
人質は天使- やまうち ...自由詩214-8-12
台風の間- 灰泥軽茶自由詩714-8-12
星夜- 瑞海自由詩3*14-8-11
センターラインの右側の世界- ichirou自由詩16*14-8-11
ふたりの距離を測る定規の長さが足りない- 北大路京 ...自由詩714-8-11
ささやきを連れて- 千波 一 ...自由詩414-8-11
降り来る言葉_LXVII- 木立 悟自由詩614-8-11
Une_Tropique_Triste_(かなしい熱帯)- Giton自由詩4*14-8-11
有情無情- DAICHI自由詩114-8-11
わがままノート- 陽向自由詩17*14-8-10
『鏡』- あおい満 ...自由詩514-8-10
「忠実な胃と悲しき黒人」- 宇野康平自由詩114-8-9
溺れる- 寒雪自由詩114-8-9
二人の夜- 夏川ゆう自由詩314-8-9
真夏の葬列めがけ雨雨雨- 北大路京 ...自由詩514-8-8
ひとつ_奏夜- 木立 悟自由詩4+14-8-8
zutto_betles_datta- mizunomadoka自由詩114-8-7
朝方- こいち自由詩214-8-7
タイムカプセル_/_呪文の言葉は- beebee自由詩26*14-8-6
うまれたてのぬけがら- 阿ト理恵自由詩12*14-8-5
首振りっぱなしの扇風機が家族旅行の留守を守る- 北大路京 ...自由詩814-8-5
愛すべきひとへ- 川瀬杏香自由詩11*14-8-5
きっと- 瑞海自由詩8*14-8-4
おやつ- やまうち ...自由詩1214-8-4
心にもないこと- 小原あき自由詩8*14-8-4
ただいま- baby bird自由詩214-8-4
ロウソク- 森川美咲自由詩3*14-8-4

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