人の背中をみる
いろいろききたくてみる

なんにも言えないでみる
ふりむいてくれないからみる

それをみているひとがいる
不思議そうな顔でそれをみる

そんな風にだれもが
だれかの ....
缶蹴の缶残されて暮早し 私 もうずうっと前から
森の奥の大きな切り株で
寝たふりしてるの
小人のエキストラ7人も雇っちゃったの
クソまずいアップルパイ作って吐いたの

あなたをお待ちかねなの

ちょっ ....
ポッキーをアンテナにして冬銀河 東へ行ってとまどい
西へ行っておどろき
南へ行ってためらい
北へ行ってささめく

夕日だけは聞いている
旅人の来歴を
小さな声の問わず語りを

風の通り名を

城の孤独を

 ....
どんなに高い山に登っても
ビルにあがっても
下ばかりみてしまう

ちいさくなった車や
家をみてしまう

それなのに地上にいると
空が恋しいなんて

寝ころんでみる
白い雲は
な ....
はなしても はなしても
もどしても
つきかえしても

それは、三回
魔の三角

いずれはおなじ
いずれもおなじ

そのうち戻ってくるだろう
ピアノがないと ピアノは弾けない
フルートがないと フルートは吹けない
チェロがないと チェロは弾けない
トランペットがないと トランペットは吹けない
私に何が出来るのか
私は何も出来ない
 ....
愛するあなたの骸を葬る墓を
あなたの好きだった海の前に

魂が抜けていると
どうも軽くなっているようで
身体までも天に昇っていくかと
思い 抱きしめました

せっせと穴を掘りま ....
誰もいない横断歩道の上

月の方角を目指してセンカイチュウ

どこから星の香りがする

いなくなった君の音がする

フォークで刺した地球を

うっとりと眺めてから

おいしそう ....
ビリジアン



青みがかった緑色
鮮やかなビリジアンの色見本に
忘れていた記憶を取り戻した


ビリジアンが青色だと思っていた


その主人公は耳が聞こえず
声も出せず
 ....
私を目掛けた
スペースシャトルは

無事に頭の上で散った

キラキラと光っていれば
見つけやすいからって

変な名前もつけて
忘れられないようにしたの

彼が壊した
ワンダーラ ....
 
写真は撮らない

目に焼きつける

時がしっとり思い出にかえてくれるから



 
怖く 暗い 部屋の中で
冷たく 嫌な 夢を見ました

震えながら 午前4時
吐く息は白く 消える

暑い 塩水が頬を垂れて
少しだけ 私は海に還る

この時が最後だった

 ....
春になったら
暖かい匂いがしますね
陽だまりの野原に
君と寝転んだこと
思い出すんです

ふふふ
って口隠して笑ってた

夏になったら
夜風が気持ち良くなりますね
いつかの花 ....
書きかけの手紙を千切る秋の果 橋はたそがれの海に沈み
むかしの城は黄金に
碧い水面をすべる鳶
かなたに飛行機
銀の軌跡を曳く

秋は燦々 美しく燃え
いのり実らせたまえ
安らぎよ 君にあれ
感情を持った人々が
僕のそばを通り過ぎる
川の流れのように 車の流れのように
傷つかないように気を配りあって
気がついた時には人の海の中
グチを言いながら世界を味わう

すべての飢えた子 ....
赤いランプがカンカンと
向こう側とぼくを遮断していく
雨とガラスで閉めきった車のなかは
言いようのない層ができている

後部座席は少しだけせまくて
その季節はだんだん寒くなっていって
掴 ....
お隣に
君の横顔があります
白いうなじが光って
クラクラ目眩

音鳴りに
君の好きな歌が聞こえます
幸せそうに鼻歌うたって
キラキラ二重

大人なりに
君の良いところを褒 ....
まるで
この世界に
僕たち必要ないみたいに
針がまわる。
商店街の電線に鳥が止まり
音符がゆれ
八百屋の帽子に
曲順が隠され
駅ビルが舌打ちする。
喫茶店のメニューには
水しかない ....
枝の影
蜘蛛の影
午後から夜への
庭を噛む影


わずかに斜めの
旅をしてきた
骨に沈む目の
まばたきを数えた


うるおいを はばたきを
置き去りにして ....
屋根のうえで電話した

南の黒い風に吹かれてた

僕はあの頃小説を書いていた

吐き出す言葉はそこだけに注いでいた

僕はそういう道を歩いていた


みんな生きているか

ネットのニュースに人の影

 ....
退屈そうに明滅する星、瞬時にいなくなってしまう、明け方の線
あぁ、夜空におおきな水性くらげぽつり、どこまでも螺旋状に、響け
きょうのやわらかなことばたち、微熱をはらんだ、淡いかなしみたち
今 ....
私ね、月から来たんだよ

って君が言ったこと
最初は信じなかったけど
本当だったんだね ごめんね

天に架かる橋が
地からのびた日

君が裸足で近所の公園の
ジャングル ....
せっかくだから
手を繋ぎましょうよ
ここには私たち以外
誰もいないから
恥ずかしくないでしょう?

寒いんだから
あなた冷え性なんだから
手を繋ぎましょうよ
帰り道 一緒に帰 ....
     {引用=───さをさすみなもに
   あをきうを}
そうやって押入れの奥に挟まっていた紙を展げてみれば
かつては地図だったらしいだだっ広い切れ端の
ふちは褐色にすりきれ折り目に穴があ ....
外を歩いていると時々
場所によって周りの空気が変わる時がある
たとえば匂いだったり暖かい時や寒い時もある
きっとたくさんの人や動物たちがその場所で
何かを想い空気の匂いや温度を変えて
想いを ....
あのね あのね

夜の交差点
五月蝿くて
時を止めたの

タイツを脱いで
アスファルトと接する足が
痛くて ゾクゾクするの

高級車に引っ掻き傷をつけて
十字の交差点で
見 ....
私がずっとこわいこと

大切な人が
泣くこと
死ぬこと

大切な人を
嫌いになること
殺そうとすること

それよりもっと
こわいこと

人を好きになること

あな ....
凍月さんのおすすめリスト(793)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
連鎖- 朧月自由詩2+14-11-14
暮早し- chiharu携帯写真+ ...4+*14-11-14
お待ちかね- 瑞海自由詩4+*14-11-14
ポッキーをアンテナにして冬銀河- 北大路京 ...俳句414-11-13
夕凪- やまうち ...自由詩114-11-13
居場所- 朧月自由詩714-11-13
魔の三角- 水素自由詩114-11-13
recitative- くろこし ...自由詩214-11-12
海の終焉- 瑞海自由詩3*14-11-11
フォークで刺した地球を- ときたま ...自由詩614-11-11
ビリジアン__/__使い古しのチューブを握りしめて- beebee自由詩23*14-11-11
メリーゴーランドを壊して- ときたま ...自由詩314-11-10
撮らない- 殿上 童自由詩19*14-11-9
陽が昇る時に- 瑞海自由詩5*14-11-9
四季折々- 瑞海自由詩2*14-11-7
書きかけの手紙を千切る秋の果- 北大路京 ...俳句114-11-6
城の跡にて- 水銀自由詩214-11-3
地には平和を- 大島武士自由詩314-11-1
雨の夜に火花を飛ばす- カマキリ自由詩114-11-1
おとなりに- 瑞海自由詩2+*14-10-31
情報の森- 左屋百色自由詩7+*14-10-31
ひとつ_逢魔- 木立 悟自由詩3+14-10-31
そういう道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-10-30
おやすみが聞こえる- んあ自由詩314-10-30
アスファルトムーン- 瑞海自由詩7*14-10-29
だから- 瑞海自由詩12*14-10-28
河谷- Giton自由詩4*14-10-28
おもい- リィ自由詩2*14-10-27
虚ろ移ろう- 瑞海自由詩4*14-10-27
こわいこと- 瑞海自由詩7*14-10-26

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