星がしゃべるとき
わたしらは無口になった
あかりをみんな消して
肌で暖をとった

嘘とそれ以外
世界にあるものの
すべてを好きだった

言葉は
いくらでもあるのに
引き抜こう ....
うーん
美味しい
まだいける

またぁ
もういいよ
いつまで?
あぁ
果てのない選択終えてカプチーノ


冬茜あふれる思いでいたとして


クリスマスの後ろ姿と風一つ
あるはずの体を
あるはずの記憶で
建てなおす

あちこちにゆがんだ寂しさをもち
ありふれた色に懐かしさを覚える
吹けば飛ぶような思想を傘にして

いったいこの灰色の粘土細工の
ど ....
ラムネって
響きが好きよ

夏の広い空や
夏祭りや
風鈴の音や
懐かしいことを思い出す

今は飼えないけど
いつか猫を飼って
ラムネって名前を付けたい

透き通った
空のよう ....
夏終わる音も立てずに去って行く音も立てずに秋へと変わる

渋滞を潜り抜けてもまた渋滞行きたい場所が遠のく感じ

お茶を飲む温かいお茶場を癒す心も癒すひととき作る

釣りをする隣の人と会話す ....
冬の朝に
希望が灯ったよ
あの日と同じ灯火だった
安心した
もう心配要らないね
今日という日を
いつまでもいつまでも
大切にしよう
ままのかたちはいいかたちだねえ。
湯舟はみたされてうす青い。すぐに茹ってしまうむすめが洗い場でおもいがけないようなことを喋る。
なにか褒められると、この世は嘘だと思ってしまう。
世界は嘘だから、 ....
雨のふるとき
星はつめたい

あの人が
あの人のこと
愛しているといいなとおもう

わたしの心のために
あったものは
ひとつもないけれど

わたしの心は
草のうえにすわって ....
子供の頃
法事の時
お経の中
数珠を握り
経本を開き
目を閉じ
丸まって
念仏を唱える
年寄りたちの
小さな背が
今になって
美しい
哀しみは何処より来たりて
何処へと行くのだろう
苦しみは何処より来たりて
何処へと行くのだろう
人は何処より来たりて
何処へと行くのだろう
深淵に手を触れたとき
何を感じましたか
瞬く ....
麻の半袖ワンピースを
さっぱりと洗い
捨てる時を伸ばし伸ばしにしていた
サンダルに永遠の別れを一方的に告げる

風鈴は日曜日の新聞紙でくるみ
青いペディキュアを消す

扇風機の薄い羽根 ....
私は26歳にして
統合失調症になった
47歳にして
寛解を得たと思う
その証拠に
毎日仕事に行けるようになった
人生100年というからには
まだまだ人生を楽しんでいける
また私は
病 ....
歪な形をしているのは日々を送るのに必要な情報でしかないから。瞳にうつる水平線はない。瞳の先にあるのは羅列した言葉という心。自分以外に分かるはずもなく。空気感での、空蝉のように。何者にも分からない。間。 .... 見えない手で触る事ができるのは子供だけじゃない。忘れなければ掴む事ができる。夢の先と同じ。叶ったら逃がさないのかも人それぞれ。痛みを忘れてしまっては生きていけない。隙間。瞬く。

一ページ毎に生き ....
くもりの朝
まくをやぶって
私らは起きあがる

このあたりじゃ今日もビルが倒され蜜が降ってくる
クリームソーダくまの夢
名前をつけてやるから
こっちへおいで

むかしの歌ばかりき ....
あなたと砂浜に来た
何度も来ている白い砂浜
友達のようなものかもしれない

同じ海を見ている
その先にある夢を見ている

波の音が心地良い
静かになっていく心

あなたの口数が少な ....
地面に落ちる葉っぱの全てが
前を向いたら
その日はやっぱり
秋なんだ
誰かの分まで
運命という風を
ひとりで受け止めて
爆発したから
スカートの裾が揺れた
どこかで
傘の骨みたいに ....
ゆめ

ゆき

くも
{引用=  産んだの? と
教室できみが言った  


 かえらなかった}
いつしか、
日は暮れていて足元は寒くなった
ももに置いた手は静かに落ちた
しばらく眠っていたらしく
目の前で遊んでいた子たちも
いなかった

こうして一人の時間が増えたかわりに
雨や落 ....
    
      ように
      ぬいだ
死んだあの子がまた夢に出てくる
私が迷子になると
またあの子が夢に出てくる

深海を歩いていると
またあの子が夢に出てくる

ひざを抱えて昨日を見つめていると
またあの子が夢に出てくる ....
久しぶりに会った
一緒にお好み食べた

何も話さないのに
会わずにいた時間が埋まる

暖かい湯気の中
不思議だ

ぽっかり空いた時間が
埋まる
埋まる

二人は黙って
鰹節 ....
雪が綺麗なんて誰が言ったのだろう
こんなに廃ガスで汚れているのに
自然が美しいなんて誰が言ったのだろう
コンクリートジャングルを創った代償に

雪をスニーカーで踏みしめていた
「負ける ....
波の音を聞くと
ガラスの破片で
胸を切ったように痛むんだ
手を重ねて誓った未来が
抜け落ちてまた鼓動をなぞる
望んでも二度とは
戻らない時間が
そこに流れて
切なくなるから尖ってしまう ....
これなにかなって?
笑いあう
くちびるふれあせて
あたりまえのように
名前を呼んで、呼ばれて

つながった心つながったままで

終わりなんだな
思うほどに
君を想うよ
崩れ落ちる ....
ドーナツの穴といえば
不足の象徴ではなくて

ドーナツの穴といえば
宇宙の入り口でもなく

ドーナツの穴といえば
世界を洒脱に切り取る
象徴的な形でもなくて

悲しさや寂しさを吸い ....
猫の欠伸は花のようだと言った詩人がいた
そうであるなら
欠伸をしていない時の猫は
蕾なのだろうか

眠りから覚めて
今にも欠伸しそうな顔をしている猫は
咲きそうな蕾であると

今その ....
田舎に行かなければ
干し柿を見かけない
最近は田舎でもあまり見かけない

味が濃くてすぐ飽きそうだけど
そんなことはなく美味しい

最近は食べていない
近所で作る人がいなくなった
急 ....
水宮うみさんのおすすめリスト(1495)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- はるな自由詩1020-12-24
カレー- ヨロシク自由詩120-12-23
鉄塔をのぼる猫- もっぷ俳句220-12-21
あるはずの体- はるな自由詩820-12-18
ラムネ- ガト自由詩7*20-12-18
釣り- 夏川ゆう短歌220-12-15
断片- 渡辺亘自由詩220-12-11
ママ(メモ)- はるな散文(批評 ...220-12-5
雨の降るとき- はるな自由詩220-12-3
when_I_lock_eyes_with_you- mizunomadoka自由詩620-11-28
断片- 渡辺亘自由詩220-11-27
夏をしまえば- そらの珊 ...自由詩10*20-11-26
無題- 渡辺亘自由詩320-11-25
かげろう- 武下愛自由詩2*20-11-22
- 武下愛自由詩2*20-11-21
まく- はるな自由詩320-11-21
見ている- 夏川ゆう自由詩220-11-21
Autumn- ミナト ...自由詩320-11-19
11月18日(水)- みじんこ自由詩120-11-18
- 津煙保存自由詩3*20-11-18
栗のスープ- ふるる自由詩920-11-14
いぬ- 湯 煙自由詩1*20-11-13
さよならはまだ- きみのて ...自由詩520-11-13
いつもの店で- ガト自由詩4*20-11-13
さよなら雪結晶- 月夜乃海 ...自由詩320-11-13
感情回路- ミナト ...自由詩720-11-12
すときのあとい- トビラ自由詩3*20-11-11
ドーナツは誘う- ブルース ...自由詩3*20-11-9
あたたかな蕾- きみのて ...自由詩4*20-11-8
干し柿- 夏川ゆう自由詩520-11-7

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