すべてのおすすめ
始まれば終わるしかない額の花
箱庭や不在ばかりが生って夕
切り落とす音朝顔の青に似て
行き先のないまま咲くの月下美人

ダチュラダチュラダチュラダチュラ寂しい日
夜がこわくて炬燵でほっとしている

酒がこわくて酒飲みはやさしくて

パチンコ屋の横のコンビニは儲かるだろうなあ

愛を源泉として妻は歌づくり

妻が作業着洗ってくれてうれしい
 ....
寒風すこし感じつつ風呂はいり

月の行方しれずぼうっとしておる

牛タンビーフシチューが正月を彩った

カップをのぞいてお茶ののこりを確かめる

口さびしさ夜にチョコレットほっして ....
起きて快晴を浴びていた

ベランダに出てここが私の居場所

冬陽明るくあこがれていた

お雑煮いただいて「ふう」と息吹く

どこへいこうか空っぽのじぶん

それでも生きますサンタマ ....
陽があたたか孤心を照らす

氷を口に入れて陽にとかされる私

再出発こころ得てじっと手をみる

再出発の手ぶらでいく

お年玉用意してしずか座っている

煤逃げ、草の刈りさられた公 ....
けさは食事を摂らず青空ばかり

よい匂いの洗濯物ができました

妻とよく語り合いテレビが要らない

けさは小説を読む、言葉ながれてゆく

妻が動けば、朝が動く

わたしが家を発 ....
   夕陽が背伸びして犬の影がおちていた    森や林にさびしい色が川や海にかなしい色があった  いたずらにつけられた名前で一生袖にされ

 数億数兆数京の命それぞれに意味求める

 盆に探しもしない雉の鳴き声聞く

 黄色い花咲いて西瓜かメロンかカボチャか

 指先が乾きすぎて ....
 疲れ果てた昨日 夜明けとゝもに消ゆる

 鏡越しに消えない退屈

 音源にこだわってどうする

 昇る朝日に伸びる影ふたつ

 誰かゞ作り上げた世界今日も流されてゆく
 お茶の葉が開くまで

 2月の空に白い言葉淀む

 ピアノとは仲良くなれなかった

 彩る花なき植木鉢横たわる

 音楽も眠る深い夜
 流星を探したければ星は見るな

 手が海苔でベタベタしている

 こゝで喋れば全てが無になる

 意味ない言葉でページが埋まる

 明日へと繋がる階段を下る
 今まさに開いた花に蝶が来る

 命の奇跡を見逃した

 誰かと入れ替わった事に気がついた

 この空いっぱいの蜻蛉どこへ行く

 南の山から転げ北の海に流れ着く
君が好き君が大好き初茜


お揃いの冬帽子で行く散歩道


胴長の猫眠る横の初日記
今日の灯を消してあしたの福寿草


塩辛い水を湛えた星の冬


ヒーリング音楽を聴いて去年今年


今日よりも明日はもっと福寿草
果てのない選択終えてカプチーノ


冬茜あふれる思いでいたとして


クリスマスの後ろ姿と風一つ
泣き濡れて小さな光よこされている
不眠症、くすんだ心がひとつある
泣きじゃくるひとり閉じ籠ったままの空
さみしいうたかきあつめて夜明けの友とする
泣くだけは泣いて心ふやけるままに
捨て柿のよ ....
(自由律)


蝉の鳴き声もしない、蟻は蛇行する


あぜ道で蛙の合唱を聴く


街から逃げ、暗く笑った目


一息に冷水を飲んだ、窓に月


花を踏みつけたあとで気づく ....
冬隣電気ケトルが歌う部屋


虫鳴くや猫の目光るほどの闇


パンを焼く窓辺に今日も小鳥来る
屋根の下の終わらないうた星月夜


昨日来た手紙は捨てる十三夜


この星の果てをめざした秋の蝶


時の河の流れに浮かぶ木の実たち


「さよなら」と書いたお札でりんご買う
 ....
コラージュがわが家のポエジー天の川


わが猫の五キロの体躯秋うらら


ピアノ譜に林檎を載せてセピア色


秋の日に往日をしるピアノ一つ


林檎煮るフォークギターの鳴る部屋 ....
八月の靴で家路の最後の日


冷たくて甘酸っぱくて八月よ
小さな花瓶に朝が冷えている
うたた寝ゆっくり溶けている氷
冷え切った静寂の前に坐る
うすいひかりに夏の感傷吹きつける
パンクした自転車で夏を通過している
みんな同じような愚かさかかえて朝露
 ....
君の骨をみたことある、なんて嘘をつく



部屋に入った深夜、床にすわりこむ



あたらしい夜を探して路地をゆく



生きて、辛くても、啄木鳥



瞳 ....
みどりごの瞳の奥のほしづくよ


月さやか時計を捨てて丘で待つ


エプロンは空色でした秋の朝


小鳥来るメトロノームのその隣


港町夕焼け市場のレモン売り


十六 ....
自由律?
むろん山頭火さんの句に惹かれて。
ただの、マネ?
NOよ。心からの、オマージュ!



あの猿求めて風の中あるく

撫でたひたいが狭い猫か

まちが紫陽花ばかり自転 ....
八月の不思議の果ての白い靴


昨日より少しふんわり星の秋


初嵐キッチンクロスが飛んで行く
立てかけたギターが倒れかける夏
しずかな映画のしずけさを引き摺る
いつしか終わっていた曲と雨ふる
きつい煙草をあげた夏の畔
死にぞこないの春だ
ちぎれた雲がふいとさみしい
こんな小さな破片 ....
膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔った ....
冴え渡る赤信号のしずけさ
誰もいない青さの中にたたずむ
くやしさ敷きつめて眠れぬ夜となる
さびしんぼうの月あかりがそよいでいる
子供じみた言い訳で日が暮れてくる
たばこ眠れぬ夜を灰にするひと ....
水宮うみさんの俳句おすすめリスト(35)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダチュラ- はるな俳句323-7-7
自由律俳句_2022.01.08(土)_夕べ- 田中恭平俳句2*22-1-8
自由律俳句_2022.01.03(月)_夕べ- 田中恭平俳句122-1-3
自由律俳句_2022.01.03(月)- 田中恭平俳句2*22-1-3
自由律俳句_2021.12.30(木)- 田中恭平俳句521-12-30
自由律俳句_2021.12.29- 田中恭平俳句421-12-29
犬の影- 黒木節子俳句5+*21-11-4
悲哀の色があった- 黒木節子俳句5*21-11-4
自由律俳句「食べられる退屈」(138)- 遊羽俳句121-11-2
自由律俳句「食べられる退屈」(31)- 遊羽俳句321-6-18
自由律俳句「食べられる退屈」(30)- 遊羽俳句321-6-17
自由律俳句「食べられる退屈」(28)- 遊羽俳句321-6-15
自由律俳句「食べられる退屈」(11)- 遊羽俳句321-5-13
散歩道2- もっぷ俳句421-1-12
福寿草- もっぷ俳句321-1-1
鉄塔をのぼる猫- もっぷ俳句220-12-21
リバイバル- 直治俳句120-10-31
紅葉の天ぷら- 秋葉竹俳句320-10-22
誰も知らない小さな部屋から- もっぷ俳句320-10-9
屋根のしたの宇宙2- もっぷ俳句320-9-12
屋根のしたの宇宙- もっぷ俳句220-9-2
八月の不思議2- もっぷ俳句220-8-31
HOPE- 直治俳句120-8-30
嘘つく、啄木鳥- 秋葉竹俳句420-8-28
風の鹿- もっぷ俳句320-8-24
なにを犠牲にすれば、山頭火になれるのか?- 秋葉竹俳句420-8-10
八月の不思議- もっぷ俳句220-8-8
罪状(自由律俳句)- 直治俳句220-7-31
一夜- 直治俳句2*20-7-4
インソムニア- 直治俳句220-5-31

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