さくさくと踏み抜く足跡が
ほとほと燃える命の 居場所を教えている

小さな命が 耐えているのは
山道のけわしさより 母の病

雪原に 山影から
眩しい日差しが 差し込んで
今日半日の  ....
真っ赤な嘘っぱちを
誰も見抜いてくれなかった

橙色の夕日にとろけそうな
もはや追う者もいなくなった
逃亡者の長過ぎる影

気味の悪い戯言を並べた
ノートの頁は哀しく黄ばんで

 ....
どれくらい時間が経っただろう
もうずっと
海の見える街で
透明な観覧車に乗り
まわっている

昼間の
高い位置からの眺めにみつけた
泳ぐ船体はすこしずつ南方へ向きを変え
遠ざ ....
午後八時になると
地下の廊下と階段を降りていき
つきあたりの牢にアイオンスはいる

アイオンスは
青い毛皮に
五本の足と三本の尾を持つけど
顔だけは犬に似て整っていて
嘘ばかりしゃべる ....
 目の前にある現実を受け入れた時、
 世界がほんの少し明るく見えた。

 人の数だけ存在する悲しみを受け止めた時、
 ほんの少し自分の成長を実感した。

 苦しみを何でもないと思えた時 ....
勝てない
その勝負には勝てない
自分より劣っているから安らぐ
その気持ちには勝てない

劣っている人に寄り添って
生意気な態度を取られて腹立たしく思っても
やっぱり劣っているから
泣 ....
この道を
夕べ貴方と歩いた
おととい
貴方と待ち合わせ
そして一緒に飲んだ店の前

今、1人で歩くと
貴方は遠い遠い
空の下で
とてもこの道には
もどれない

でも、私はここに ....
冬が深まり、各地で豪雪が降り、外気は刺すような寒さで、ものみな凍り付きそうだった。私は復職が徐々に軌道に乗り、周囲の声や目があまり気にならなくなり、集中して仕事に取り組めるようになった。仕事も大詰 .... ガードレールに寄り掛かり
白いスリムを履いて黒い髪を掻き上げ
冬の陽射し浴びながら
眩しそうに目を細める
今 ソコに居た君
ふっと消えた 今日この青空の下

一瞬結像した鮮明な過去の現実 ....
いいなあと思うのは
いつもつまらない地味なもの
特別じゃないありふれたもの

あなたの声や
地面に映った夏の葉影や
洗濯されてぶら下がってるチェックのシャツや
音のない雪の夜

生き ....
ぽっかりと空いた穴に

当てはまるものなんて

何もなくて


あなたの置いて行った想い出でも

埋めることができない


いろんなもので
埋めようともしたけれど
 ....
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5297070#11473220
即興で詩を書くサイト 即興ゴルコンダ仮の今回の御題は【はなして】です。
みな ....
君が作ってくれた赤いマフラー
暖かさや愛を感じる

潤った街並み
恋人たちの楽園に見える
寒さは吹き飛ばされる

君は誰よりも魅力的
街を歩くカップルの
注目の的になっている

 ....
飛ぶ日まで

それはいつかの晴れた日 君は空を眺めてて
飛びたくなくなったって 寂しそうに愚痴る
どうしようなんて そんなこと僕に聞くなよ
僕に大層なこと 言えるはずもないだろ

けど誰 ....
大好きだよ

なみだの古里

もう離ればなれ

表面的でもいい

過去形だけど

大好きだよ


増殖していく

あのひとが

あのひとに

僕は敗北した

 ....
駅ビルをぶらついてたら
とんでもないものを
見つけてしまった

990円の茶色のニット

値札を見たら
黒字で3400円の文字
その上から赤い文字で990円
積まれたニットの背後には ....
淋しいから そっと伏せて
このこころを そっと消そう
悲しくないさ 虚しいだけ
虚しさもいま 消えてゆく

蝶々にも 情がないという
秋桜も 揺れるだけ

ぼんやりとした光景に
ただ ....
手を伸ばすと/眠っているお父さんの頬に触れる。

あまりにも冷たくて/冷たくて

触れたままの手では無く

「強いな・・・・。強いな・・・・。」と思っていた心臓が/冷たくなった。
そうだね
この世界は平らじゃないから

一人ではとても歩きづらい


だから一緒に歩こう

どんなことがあってもそばにいるよ

そして
君の幸せをね
一人じゃ持ち切れな ....
人の振り見てわが振り黙認
犬も歩けば僕に当たる
猫の手は貸さない
窮鼠猫をなでる
馬の耳にウォークマン
一を聞いて十を疑う

石橋を叩いて逃げる
急がば回りくどい
言うは易く行うは彼 ....
あなたが側にいるから
笑顔で過ごせる
どんな時もポジティブになれる

本当の私を受け入れてくれた
心と心の繋がりが完成している

出逢ったあの頃が眩しく光る
夏だけど涼しい ....
明日からは
贅沢離れ
味噌汁
納豆めしに
たまごをかける

好物の
紅鮭と
地アジの開きに
胡瓜の糠漬け
朝から豚汁

カリカリの
トーストにバター
イチゴジャム
ベーコ ....
モヒカンにピアスが天を崇める
そんなやつと会いたい
きっと言われるだろう
腰抜けって
自らを犠牲にして世界を救った人
そんなやつと会いたい
きっと言われるだろう
あなたこそ私が救いたかっ ....
駅のホームには
人々の疲労と希望が散らばっている

コンクリートの怒りによって
掃き清められた余りにも尊い人生たち

線路は狂おしく悲しみながら
大きないかづちを流している
 ....
月がわらっ照ら

笑ってら

赤ちゃんはどうやったら出来るのだろう

裸の木がくねっ照ら

苦ねってら

約束はいつも大義名分で破棄されるのだ


どこまでも静かに

愛 ....


墨の黒は
普通のインクとは違う
きっと
普通のインクより深みがある
でも
アクリル絵具の黒よりも鮮やかで
水彩絵具の黒よりも頼り甲斐がある

墨に触れたのは何時だろう
中学 ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え

死を前にして、死を前にして

外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る
 ....
珈琲の混ざった粘膜に唾液が滲みる
先刻の鳩の血液も蹴り足から鼻腔を貫いたか
公園で撒いたパンにありついた鳩を執拗に追い回していた
追手の鳩を蹴ったのは気紛れ
砂糖のない珈琲では消えない後味
 ....
裏山の防空壕の天井からは木の根がたくさん突き出ていた
入り口の高さは七十センチくらいで、湿っぽくて暗かった
近所のお爺さんから、近づいてはいけないと言われた
だけど、
小さかった僕らは友達三人 ....
 
ほんとに星になっちまったのかい スターマン

空で待ってくれてたんじゃないのかい スターマン

でも泣かないでいいようにソウルを残してくれたんだね スターマン



 
しょだまさしさんのおすすめリスト(967)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪道- いねむり ...自由詩516-2-4
虹の後始末- nonya自由詩22*16-2-3
観覧車- 自由詩14*16-2-3
アイオンスはないてない- 村乃枯草自由詩1216-1-31
ほんの少しで全て良し。- ヒヤシン ...自由詩6*16-1-30
勝てない- 鵜飼千代 ...自由詩20*16-1-28
思い出して‥- 薫子自由詩216-1-28
精神- 葉leaf自由詩116-1-27
タマシイの浮力- たけし自由詩516-1-27
陽射し- ガト自由詩8*16-1-26
穴の中- 幸絵自由詩116-1-23
はなして- るるりら自由詩14*16-1-23
マフラー- 夏川ゆう自由詩216-1-23
飛ぶ日まで- itukamitanij ...自由詩3*16-1-22
なみだの古里- 吉岡ペペ ...自由詩516-1-20
990円のニット- 自由詩3*16-1-20
虚無想歌- 颯太@自由詩5*16-1-18
つらら。- 梓ゆい自由詩416-1-16
足元- 幸絵自由詩416-1-16
自分の事を棚にあげて取れない人- イオン自由詩9*16-1-16
好きだよ、ずっと- 夏川ゆう自由詩316-1-16
食地獄- チーズオ ...短歌216-1-15
夕方にキス- こいち自由詩116-1-15
朝のホーム- 葉leaf自由詩616-1-15
約束- 吉岡ペペ ...自由詩1516-1-14
- 自由詩10*16-1-14
黒い星- たけし自由詩1016-1-14
鳩を蹴る- 深水遊脚自由詩10*16-1-12
cocoon- うみこ自由詩7*16-1-12
スターマン- 殿上 童自由詩20*16-1-11

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