偏頭痛というのか
なんだかぼんやりとしている
気持ちが宙に浮いているというか
目が覚めている気がしない
声がくぐもる
気をしっかりしていないと
涎を垂れ流しそうだ
誰かにもたれかかりたい ....
(呼び名は市道というのだが)
 
 わが家に接した舗装路は
  歩道と車道の区分なく
     往きかうかげは
       乏しく淡く

   そのうえ しばしば
  三毛猫さえも巡 ....
自由というのは
主義主張が通ることではない
周りを気にせずに
グズグズできることでしょう
焦げたソースの薫る
烏賊の入った焼きそばがうまい、
湯気の立つソースに塗れた太麺には
紅生姜もたっぷりのっていて

そっと隠れて
刻んだキャベツや
玉葱だの
もやしも入ってる

青 ....
こともあろうにアオサギが 公園の池の鯉を狙っています

全く困りもののアオサギです 追い払うわけにもいかず
そのまま見ていると とうとう大きな鯉をとっちゃいました

ところが大きすぎて丸のみ ....
ある日夢を見た
大統領専用機をハイジャックして
銀翼のブーメランは肥えた豚の脇腹をえぐる
全ての核が夜明けのように地球を照らし
先史時代の遺跡に月が冷たく口付ける
砂場で遊ぶこどもの和毛が音 ....
土曜の午後
甘ったるいコーヒーを飲みながら
考えている 

風は南風
明日は梅雨入りの様だ

蛙の鳴き声がうるさい季節に
少し戸惑って
答えを急いでいる私

薬指に指輪がない君は ....
小指がしびれる

心臓がとくんという

動悸がきこえる

死ぬのが怖くなる発作がおこる

急に死ぬことが怖いのか

ただ死ぬということが怖いのか


死は凄絶なる生の中途に訪 ....
雨が降り続く日々
紫陽花が咲き誇る

薄暗い雨の一日
何をして過ごそうか
憂鬱な気持ち

紫陽花の様々な色が
街に溶け込む
街が潤う

紫陽花が咲く季節は肌寒い

雨音が耳に ....
言いたいことはいっぱいある
本当にいっぱいある
だけどなんでだろうね
言おうとすると言葉が口からでる瞬間
音を失くすの
色が褪せるの
無色透明どころか
何の匂いもせず
どんな感触かも
 ....
題名を見ただけで
読む気が失せる
いや、作者の名前を
見ただけでとばす

何故なら
題名や名前に
センスの欠片も感じられないのに
中身が面白い訳ないからだ

せめて名前に
ケンブ ....
しまった
こまったなあ
おれゆうれいなんだけど
このからだ
どうしようかなあ
正直重くてじゃまなんだよな

なんだろ
成仏とかじゃないんだよな
タダだからってもらってきたけど
いら ....
鮎は一年

人生80年
較べてみても変わりはない
それぞれの生を営み
生まれては
滅んでゆく

今は花咲く季節
若葉の繁る季節

人は眩しい季節を迎え
若さを取り戻し
夏を越 ....
夜にしか反省しないから進歩しないんじゃないかな
だけど星だって夜しか光らないじゃん
それから私たちは黙った
それぞれの反省に忙しかったから
二人はこういうときに便利だ
迷子にならないから
春の日差しに照る光
影と陽の二重音奏は
日常というリズムを奏でている

自然の一つ一つに
咲き始めた根を張る花弁に
青空のキャンパスを渡る一片の白雲に
私達の一つの想いに
無数の生活に ....
人は不思議だね
1人ぼっちだと死ぬのが怖くなくなる
1つ歳をとるのがどうでもよくなる
けれど好きな人と一緒にいると
死ぬ事が怖くなる
1つ歳をとるのが怖くなる
好きな何かから逃げてしまえば ....
恥じらいをレモンに例えよう
その丸み、その香り
べろの根が押し上げられるような
ちょっとした痛み

足がわなわなとする
勢いにまかせ
こんなところまで走り着いた

さっきのあなたが西 ....
わたしを呼ぶときは
歌うように呼んでね
るるるるる〜
まるで電話のベルみたい
わたし声色ひとつ変えて
答えましょう
はいこちら、
るるるるる〜でございます
陽気で愉快で意地悪な
るる ....
何度も読んでもらった
心に温もりをくれる紙芝居

大人になってから
子供たちに読んであげる
自分自身も子供に戻って

紙芝居を作り
読み聞かせする
オリジナルな物語

何故か心に ....
悩ましい夜の続きは
欠けた月が見ていた

夜に頼らない生き方を
長いあいだ望んだ

満ちた口は
夜を黙らせるから

両手を広げて太陽の下に出たのに

どうしてなんだ

どうし ....
冷たい灌木の素足を芝草が覆う
うぶ毛のようなスギナの森
露に閉じ込められて朝の光が震えていた

「友よ お飲みなさい
こっちは先に頂いています もうすっかり
辺り一面へ溶けだして ほら太陽 ....
心は無防備な壁のように
何も言わずに建っているけれど
音も立てぬまま剥がれてゆくのは
真っ直ぐだった僕の懐かしい声

ずっと一人で戦って来たんだ
ずっと一人で隠して来たんだ
 ....
本当に大切なものだけを
本当に大切にするって
難しいことですね
あなたがそう言った
皮肉でしょうか

本当に大切なものだから
本当に大切にしてよって
あなた本当はそう言いたいのでしょう ....
ぬかるんだ草むらに
芋が一つ転がって
そこに獣が蹄をたてる

水を張った水田に
金色の稲穂
そこに人々は鎌を入れる

気付けばいつも
あぜ道を歩いている
今日もあぜ道を歩いて
あ ....
君は私の足元にいる。
歩むたびに君は、
どんどん細かくなって殖えていく。
君の一人が、
私の脛を這う。
君は私の毛孔から、
私を引き出して、
私を裸にする。

纏うものがなくなった私 ....
いつまで経っても終わらないから
終わらないなら始めないよと
うそぶいて急かします
冷たいシャトルに腰をかけたわたしたちは
地球を発射して
酸素がなくなるまで旅をしたい
まあるい命は重力を綱 ....
この二日間
帰宅せず
妻を心配させた

彷徨い
歩き続け
ようやく帰宅

久々に妻と飲み
帰宅を祝った

有り難い喜びの言葉に涙を流し
深まる愛情に涙を流し

明日を占う
地面にめりこむようにして死んでいた
獣は獣として死んでいた
そして
殺したのは私たちなのだろう
忘れてはならないと思う

私もいつか
死ぬだろう
忘れてはならないと思う
死ぬというこ ....
加齢と毛髪、反比例
苦労と抜け毛、比例
広くなるおでこ
狭くなる心

ヘンゼルとグレーテルよろしく
なくしたものを拾い集めて
それでいったい何になる
不可逆の道を辿るのか

発毛促 ....
私はあなたの隣りに居るのに
飾り物みたいに息を潜めて
顔色ばかり気にしているけれど

続きが見たくなるドラマのように
あなたのひと言に心踊らせ
時には突き落とされそうになる
 ....
しょだまさしさんのおすすめリスト(967)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
このまま- 坂本瞳子自由詩3*16-6-5
王道- 信天翁自由詩516-6-5
優柔普段- イオン自由詩2*16-6-5
焼きそば- atsuchan69自由詩10*16-6-5
困りもののアオサギ- st自由詩2*16-6-5
夢見ぬ人- ただのみ ...自由詩8*16-6-4
六月の雨- 星丘涙自由詩7*16-6-4
生の中途に- 吉岡ペペ ...自由詩116-6-4
紫陽花が咲く季節- 夏川ゆう自由詩116-6-4
あなたへ- 文字綴り ...自由詩116-6-4
名前からしてダメ- 花形新次自由詩116-6-2
からだのもちぐされ(ゴル投稿)- 高橋良幸自由詩5*16-6-1
- レタス自由詩4*16-5-29
反省会- 朧月自由詩316-5-29
忘却- 鷲田自由詩316-5-29
ほんね- リィ自由詩1*16-5-28
レモン- 印あかり自由詩316-5-28
暇なので電話しませんか- 縷々流 ...自由詩316-5-28
紙芝居- 夏川ゆう自由詩216-5-28
Vampire- ガト自由詩2*16-5-27
不法投棄地帯- ただのみ ...自由詩13*16-5-25
孤独の番人- ミナト ...自由詩916-5-24
202号室- 縷々流 ...自由詩216-5-24
月満ちて- 藤山 誠自由詩216-5-24
爪先- あおい満 ...自由詩116-5-23
最終回- 縷々流 ...自由詩516-5-23
帰還- レタス自由詩116-5-22
亡骸- 朧月自由詩316-5-22
Hage- たいら自由詩216-5-22
ジェットストリーム- ミナト ...自由詩316-5-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33