分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
僕しか笑っていない  涙は手頃な宝石です
 貴方のほっぺを飾ります
 私の心を溶かします
 嘘でもいいかと許せます

 嗚咽が喉を焼きだしたら
 抑え込むのは無理でしょう
 風に押される野火のように
 貴 ....
知り得ることは少なく
成し得ることは更に少ない
だから傲慢になる必要も
卑屈になる必要もない
人生は短く
青春は更に短い
恋をして
愛して
そして死ぬがいい
自分の信じた道を貫けなく ....
恋ってとおいおとぎ話だってずっとおもってた
まるで車輪の錆び付いた自転車のように前にすすまないんだ

ほかの世界のことさぼくなんてとどかないことさ
カモメのジョナサンにでもならなければね

 ....
死に逝く間際
人は自らの人生を 遠く
心象風景として眺めると言う

ある者は石くれの丘に広がるぶどう畑を見た
長年の労苦のまだ見ぬ結実を眺望し
その芳香と甘さを味わうかのように
微笑みな ....
ぱたぱたとひるがえるちいさな二足のズック靴
幼稚園への近道で
つないでいた手を離し
走ってもいいよというと
かならず笑い声をあげながら
細い坂道を駆け下りていった
その弾む後ろ姿を
おぼ ....
?寂しさ?ってさ
暇を持て余した
自分自身が
勝手に作り出した
感情なんだよ

誰のせいでもないんだ

貴方のせいでも
あの人のせいでも‥



あの日から
私の身 ....
意地をはったら息がつまる
背中がぴりぴり痛くなる

いったん意地をはると
ひきかえせなくなる
はらなければよかったけど
吐いた言葉をどうにもできなくて

残った意地とだきあって
折れ ....
白いアスファルトの上を
やわらかい風が渡り
ときおり小鳥の影がすべる
小川の水がきらきらと光る
草が光を透かしながら揺れ
はだかのどろの木も白く芽吹き
細い枝々が一心に空に手をのばす
私 ....
自分の真実が
真理だと勘違いしてるんだ

誰もかも



そんなの違うのだと
それさえ認められなくて
不都合な真実から
いつも目を背けてる



 例外は
 自己責任
 ....
新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって

芽吹きの痛みは 遠い記憶

君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け

踏み出した ....
なにも 間違えじゃあなかった
自転車とは 自分で ころぶから自転車
自転車の練習をして みごとに こけたのは わざと だよ
わざと 痛い目にあってみただけさ
新しく自転車を買って その ....
目玉焼きの黄身が箸から崩れ落ち
食卓からも外れて床に落ち
砕け散った
バラバラのきみを
拾い集めては捨て
床の汚れを拭い取る
そして再び橋に向い
目玉の白目だけを食べ終わると
味気ない ....
タイムマシンに乗って同じ過ち 今日の朝は憂鬱だ

ぱちぱちぱちぱち
ばちばちばちばち

雨の音がだんだん強く地面を叩いている
大きな傘をさして自転車漕いで
つるつる滑るアスファルトに気をつけて
鞄はぐっしょり仕方が ....
今日が不安なのはいつものこと
ドアをあけたくない気持ちになる

雲っているから
雨がふりそうだから
制服の頃なら通じたいいわけ

もうため息はつかない
そんな約束は無効になって
背を ....
新緑がこころに刺さる季節は君と手を繋いで歩きたい
野辺の花を愛でながら世界をいとしく思うことだろう

背に負った荷物も軽くはないがそんなものこの五月にくらべればなんでもないんだ
大地からの息吹 ....
時の流れは
遅いと思えば遅い
早いと思えば早くなる

夏にした花火は遙か彼方
思い出せば昨日のことのよう

夜桜の下で線香花火する
華やかな桜の花は
静かに様子を見守ってくれる

 ....
山桜を眺めると、落ち着いてくる 
白い花々は、何処かうつむいているから。 

山桜を通り過ぎると、落ち着いてくる 
派手さは無く、思いをそっと抑えているから。 

遥かな国の方向へ 
さ ....
空虚な夜
流れている音楽も
今の僕には
よそよそしくて
どこかなじめない
身体が二つ重なっているような感覚
外側の僕は星をつかもうとしてる
内側の僕は内面の光をつかもうとしている
そし ....
目もくれず
日はくれる

閉じてしまった
隙間から
光は無くなった
夜がくる

目もくれず
日はくれる
目もくれず
日はくれる

まばたきを繰り返す
世界よ
僕は ....
つぼめて 槍のように立つ
咲いたら 雪にとらわれ
爪の先 包み乞う 花びら

紫 赤 黄色のスクリュー
破る葉と土 ほどけた傾斜

雪の香りに 身をひめる







 ....
王様は絵画の中に

閉じ込められた

もうその存在も感情も

何もない




そしてピエロは解放された

ああもう貴方の為に

わたしは

 ....
桜が咲いている……らしい

でもまだ私の手のひらには

桜の花びらは舞い降りてこない


桜が咲いている……みたい

たぶんあの人の住む場所では

見上げるほどの美しさで

 ....
桜ってあんまり好きじゃないんですよ

きれいすぎて 散るのが早すぎて 悲しくなるんだ

感激する時間より、苦しい時間が長いから

ふっと見上げて、うつむいてしまう

好きなんです 好き ....
しらとりが空を渡っていた
ありがとう
あなたがとてもきれいだから私は俯くのをやめて空を見上げたの
今朝、革靴がこっちを見ていた。
私は目を逸らしてスニーカーを履いて出た。
夕方、スニーカーを脱ぎ捨てて革靴を磨いた。
私はスニーカーを靴箱にしまい込んだ。
失恋って
誰かと共有する必要が
あるのかな?

一人飲み
布団かぶって寝るので十分
明日は
誰もそんなことがあったなんて知らない

そんな顔で
リセットしたいね
ただぼんやり笑って生きています
心から笑うことのないまま
ねこ、かぶって生きています

本音も言わない日々は少し息苦しい

言いたいこと言わないのが
大人だよって
我慢するのが ....
しょだまさしさんのおすすめリスト(967)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
僕しか笑っていない- 北大路京 ...自由詩313-5-10
悲しみは好きですか- まーつん自由詩17*13-5-10
人生- 渡辺亘自由詩213-5-10
哀しみの法則- 梅昆布茶自由詩913-5-10
叢の日- ただのみ ...自由詩22+*13-5-8
坂道をのぼると- Lucy自由詩28*13-5-6
〝寂しさ〟- 夢月自由詩113-5-6
意地っぱりの花- 朧月自由詩813-5-5
晴れの日- Lucy自由詩11*13-5-5
無責任- 莉音自由詩3*13-5-5
新緑- ぎへいじ自由詩21*13-5-5
【始】転んだ日__- るるりら自由詩22*13-5-4
朝食- ただのみ ...自由詩20+*13-5-4
タイムマシンに乗って同じ過ち- 北大路京 ...自由詩1913-5-1
雨上がりの空にかしわでひとつ- 灰泥軽茶自由詩9*13-4-30
親鳥- 朧月自由詩313-4-30
五月の音- 梅昆布茶自由詩18*13-4-30
四月の花火- 夏川ゆう自由詩413-4-29
桜並木の川_- 服部 剛自由詩8*13-4-28
空虚な夜- ジム・プ ...自由詩1*13-4-28
めぐめぐる- うみこ自由詩3*13-4-28
クロッカス- 砂木自由詩13*13-4-21
王様とピエロ- 多紀自由詩20+*13-4-21
- 文字綴り ...自由詩1*13-4-21
桜を愛でるということ- 三田九郎自由詩213-4-20
白鳥- とろり自由詩113-4-16
思いつき- 志賀羽音自由詩113-4-15
リセット- 鵜飼千代 ...自由詩13*13-4-15
高校一年生- 川上凌自由詩513-4-12

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