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権力者に視えないものはなんなのかな
些細な日常の窓から外を見たら良いのかもしれないが
そんな窓さえないのであれば城砦のなかで

国民的不本意を愁う歌でも詠んで自決してくれれば
三島由紀夫ぐら ....
窓の外は一面の銀世界

強い寒波で
氷点下の気温がおおう街は

すべってころんだりする
危険な世界

なのに
アメダスの積雪深は0cm

どうやら
切り捨て表示らしい

こ ....
僕たちはそれぞれ違う重さを抱えて同じ言葉を求めて
普遍は真理とはイコールではないにしても難儀な旅をするのだろう

愛したものの破片を集めてはならないのだと想う
戻らないものの再生には魔術が必要 ....
かつて、見たことのないような夕暮れに
わたしたちは影の、点描画にされてゆく
その横を、すり抜けるものがある

宴の、終焉を迎えようとしている
冷めきった夫婦間を
取り繕うように動くものが、 ....
旧い友だちが訪ねてきた気がして
俺はうっかり夜の扉に手をかけた
友だちは俺を素通りして
何食わぬ顔をしてこう言った
やあ、初めまして気分はどうだい?
お前のおかげで、最悪さ
夜に意味を求め ....
五冠を手にしても

いまだ
森林限界の手前とは

一冠も持たない棋士は

さしずめ
冨士のすそ野にひろがる
樹海をさまよう人か

森林限界とは5合目付近

即ち
八冠すべて ....
ひつじ雲はあんなに夕陽に映えて
街の建物はみなオレンジ色に染まり
見知らぬ異国になってゆくのに

君はやわらかに目をつむって
まだ見ぬ海の語りに耳を傾けている
僕には微かにしか聴こえないか ....
海の鉱石は
どこにあるのだろう
潮水
浜辺の砂の中
海底の岩窟
松毬魚の眼球?
独りぼっちのエメラルドグリーン
ずっと見惚れていたいけど
視線は波にさらわれて
浮島の両脚のように ....
コロナ
コロナる
コロナれ
コロナれば
コロナります
コロナる時
コロナろう
コロナった
コロナるまい

令和3年の地球はコロナ禍で窮屈
コロナウィルスはヘンタイす ....
楽園への切符をかった
でも誰も待っていないだろうとおもった

楽園への切符を売って
一冊の本を手にいれた

普遍性への手引きという
ちょっと手擦れのある素敵な本だ

ぼくたちのちいさ ....
すっかり日々は暖かくなり
桜もいよいよ開花間近

なのに私の心は鉛の様
不安と恐怖が波打って
奥底から沸き上がる
(昨夜は凶暴な悪夢に襲われ
汗みどろで目が覚めた)

すっかり日々は ....
貴方に
わかってもらえなくて
初めて
ブロックした親友も
よその道を歩く弟も
私に わかって欲しかったんだと
ただ受け止めて欲しかったんだと
わかった

巡ってきた課題にぞっとした
 ....
逢いに、飢えているのか。

冬の間、まるで導火線の火花を撒き散らし
恋心を待ち続ける歌を歌うのか。

水平線の朝日の静かだがゴシックで
低く刻まれる音がゆらぎながら、ゴゴゴゴゴ ....
円はそれを描き重ねていくと

ぎざぎざな多角形になる

円は点の集まりだからだそうだ


何度もそこ通ってた

曇り空

葬式の

垂れ幕みたいな桜木


円はそれを描 ....
うす汚れた
けだものの涎が熱い

この顔に
塗りたくられる
情熱の匂いがする
ねばつく息がくさい

それを
好ましいと思ってしまった
わたしの心臓が早い

いだきたい背中に ....
山をのぼるたびあたりまえのことだが

生き物いがいも存在しているこの世界に

山が石で岩でできていることをおもう


日本でにばんめに高い山は北岳だ

連山にあるのに富士山より孤独な ....
タブレットを口へ
冷たい柑橘の匂いが鼻腔を満たす
雪の爪が
空の扉に描く

生まれ故郷の風景、あのころの
笑顔………

オレンジ色の陽射しが
寒くて寒くて震えているこころを
 ....
朝日は夕日

生き物の気配のない夕日だ

でも夕日は

ちっとも朝日ではないのだ


影が長くのびるよ

ビルからひかりの後光さす

朝から立ち止まってるひと

誰も待っ ....
どんな素晴らしい力も

ただしいものにつながってそれを経て得た力でなければ

間違いなく汚れている

そんな力に触れてしまったひとはよく覚えておいてくれ


その汚れはあなたの富や名 ....
この世の塵の掃き溜めに涙も唾も吐き捨てる
俺の怒りの矛先は何処にも行き場を失って空っ風に震えるばかり

何でもねえょ
馬鹿馬鹿しいよ
どうでもいいよ

どいつもこいつも
あいつもそいつ ....
いつも僕らは
誰も知らない街で

わずかなエアスポットで
歌をつむぐのかもしれない

僕たちの存在を証明するてがかりさえもなく
ましてやお気に入りの音楽なんてながれてやしないけれど
 ....
巣から落ちて干涸らびた雛鳥の
虚ろな目が空を見ている
とっても綺麗だから
イヤリングにしたくなるね

ねえ、そんなに見つめても
決して辿り着けないよ?
それとも小さな魂だけは
この惨い ....
むっかしね、
書いたことがあって、
あたし最近記憶力バカになってるから、
どこで、どんな文章で書いたか、
まるで思いだせないんだけど、
書いたフレーズだけ、
アタマの何処かに残っていて
 ....
寂しいのは怖いんです
心や
言葉まで
寒くなってしまうから

寒いのはいやなんです
子供のころの
冷たい雨に打たれた
終業式の日が思い出されて
通知簿を仕舞い込んで
悩んでいた ....
おチビを連れて
冬の日
公園へ歩いてゆく

ほったらかしの木になってる柑橘
きっと期待のない味と思う
寂しいこころ
その木に 葉の裏に

うつせみ

寒さをしのいで生き ....
水面の雲がながれるように
素足で湖の上を歩きたい 
つめたく 人をさす ひとさしゆびのことは 忘れてしまいたい
わたしは くつしたをぬいで はっとする

わたしの あしのひとさしゆびは  ....
地上波には自由がなくなった

ネットならまだやりたいことができる

そう言っていた芸能人が

ネットで失言したお笑い芸人に牙をむく

この牙むき芸能人は結局権威的なだけだ

地上波 ....
あくまがいる
わたくしのなかにいる
うまれていた
むねにすくってつるぎのまいをまっていた

てんしがいる
くものうえにいる
あんなめにあったのは
わたくしのせいてんしはてんかいでま ....
久しぶりに近くの森林公園へ家族みんなで出かけた
元競馬場であった公園は楕円形で木々に囲まれ
その中は芝生が一面に覆っている

車椅子を出し細い女性を乗せ
二才の息子を負ぶって歩き始めた ....
安い喫茶店で

オレンジ傘のした

別れ話は後で

お土産はいらない

ひかりが滑る

孤独行を演じては

口はぽかんと

フェラチオみたい

車窓にうつる

死な ....
しょだまさしさんの自由詩おすすめリスト(910)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたへ- マークア ...自由詩822-2-25
ズレた積雪深の切り捨て表示- st自由詩522-2-23
破片のうた- マークア ...自由詩722-2-22
猫よ- ちぇりこ ...自由詩10*22-2-22
Lithium- ちぇりこ ...自由詩10*22-2-20
森林限界の手前- st自由詩422-2-16
海の開演- 壮佑自由詩9*22-2-3
海の鉱石- 壮佑自由詩11*22-1-27
コロナる- 鵜飼千代 ...自由詩9*21-12-12
楽園への手引き- 梅昆布茶自由詩1019-9-30
walk・on_11(改訂)- ひだかた ...自由詩7*19-3-20
殺した後に- 朝焼彩茜 ...自由詩419-3-20
最後の夢の架け橋- 秋葉竹自由詩619-2-22
ぎざぎざの円- ペペロ自由詩419-2-16
ほほえむ_顔- 立見春香自由詩819-2-12
孤独の山- ペペロ自由詩1019-2-10
ハチミツ- 秋葉竹自由詩519-2-9
朝日は夕日- ペペロ自由詩919-2-7
力と汚れ- ペペロ自由詩419-2-2
死にたかねぇよ- こたきひ ...自由詩519-2-2
音楽- 梅昆布茶自由詩819-1-29
飛翔- もとこ自由詩24*19-1-26
しあわせは、好かれるんじゃない、好きになることのほう。- 秋葉竹自由詩519-1-19
冬の雨- 立見春香自由詩1519-1-19
冬のお空の蝉- 朝焼彩茜 ...自由詩6*19-1-18
ゆび__- るるりら自由詩14*19-1-18
正論の悲しみ- ペペロ自由詩119-1-12
- 立見春香自由詩519-1-12
森林公園- 羽根自由詩15*19-1-6
死なないマネキン- ペペロ自由詩119-1-3

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