さながら
抹茶と炬燵が浮かぶ

冬のイメージくぐりぬけ
桜のトンネルすぐそこに

はらり きらりと美しく
ビーズ戯れ フリマ模様に

そろそろ マルシェシーズン
早速 連休の案 ....
華達が 空から降ってくる
柔らかな ソバ草に覆われて
側にいるよ
言い聞かされて いるかのように

真逆から 眺めた笠は
垂れ下がる ハートマーク

グラデーションしながら
今日の心 ....
喜怒哀楽を失くしてしまったら
ツマラナイなぁと思う一方

激しすぎる感情は
自らをも台無しにしてしまうのだろうと言う
危惧もあります

上手いこと調節してくれる器具が
あったならば
 ....
送り届けた後で キスをする
お決まりのワンシーンを見つめて
月が哂う

今日も お前達を
照らさねば なるまいか
路に長く伸びた影の分だけ
不満も積もる

其れが はらり落ちる  ....
何時も カメラを 向けては
色んな 人の 
色んな 表情を 
撮り 続けて 来た

写真 嫌いな キミだけど
今日ダケは 
素敵な 笑顔
残して 下さい

写真が 好きな  ....
空から落ちてくる何かを
咀嚼しようとして
すっと伸ばした舌先を
寸での処で引っ込めたのは
雨粒の不味さを 体感したから

あれは屋根の雪
が 数日を経て象られた 氷柱
美しい刃先の ....
踏切の向こう側
校庭を囲むように
桜並木が微笑っている

少し進めば
市役所と神社へ向かう道にも
見え隠れしている

活きてはいるけれど
動かぬ枝たちは
見えたり隠れたりする
 ....
のどかな季節の始まり
桃色の花びらが舞う合図
風と時めきが苛立つ庭には
慰めが必要

まぶされた砂糖は かつて真白だった
黄砂の季節だけに 少し黄ばみ始めた
それが汚いと連想するな
 ....
山歩きが大好きだと君は言う
途中で鼻をかみたくなる程に
激しい花粉症を煩い続けても
登り続けるのが正義なのだと

中腹まで上り詰めたところで
一息いれようと振り返ったら
太い幹に揺れ ....
目の前の機械は 未だ動くのに
危険に晒される脅威と 不愉快さだけが
増大していく

こんな機会は滅多にないのだから
十二分に楽しんでおかなきゃ損・ソン!と
君は背中を押すけれど 瞳は白んで ....
浮かんだのは たてがみ色の雲
何処に と 聞かれれば 迷う事なく空と応える
けれど 否 ここは海 そういう表現だってあると
教えてくれた 一房のたてがみ色をした髪を持つ少女

一年目は全 ....
真夏が似合いそうなシースルー
英字新聞のような洒落っ気も忘れず
透明感に包まれた肌

演出するのは若い監督
そこ もうちょっと 寄せて上げて

何時だって実物は黴嫌いだ
より美しく ....
丁度良い角度で群がっている星達を
遥か彼方から見つめる夜
濃いガスの絨毯を乗り越えて
箒星の小言にもメゲズ
辿り着いた 一番星
自らが瞬く理由づけとしては
最高の雰囲気

カクテル ....
実も心も引き締まるような
しばれる風が 空気を切り裂く

雲が割れる理由は
大抵そんなことろだ

皆が転寝したくなる陽気に
瞳を見開いて

ヒラ 平 片と繋がる花びらと
雛と惑 ....
二つに分かれた道の
内側を 歩いている

外側は 危険だ
あちら側は 強い者の通る場所だ
そう 教えられた

子供よりは 大人
女性よりは 男性
道幅が どんなに狭くっても
弱 ....
ケーキのように生きるには
どうすれば 良い?

先ずは 甘いクリームを
塗りたくること

言いたい事も 飲みこんで
ふわふわとした 笑顔で

一瞬で 溶けてしまうような
夢見心 ....
花は太陽が好き
夕方になると萎んでしまう理由
それは 闇が 怖いから

昼間になると
そりゃあ 天敵も 多いけれども
朝露も 温かくなって
笑顔のように 耀いている

冬の 落し ....
ぐちぐちの口は 掻い摘んでしまえ

痒い処に手が届くアンテナごと 
ぶった斬ってしまえば
幾ら足が長くとも 跨げぬのがマンホール

腿を組んで手首を回して目が回る
組み敷かれた下敷き ....
風邪を引いた時
キコキコと 缶切りの音がして
ぷるんとした 大きな
桃が出て来た

なんて言うお話は
きっと ホームドラマの見過ぎで
実際問題 そんなトキには
味わう余裕も 無 ....
カモフラージュされてしまうほどのオレンジ
大抵の人間が「夕陽」と呼ぶ現象が訪れる頃
少し冷たくなった風が そよと吹きかければ
花びらは ゆっくりと お辞儀をし始める

隣に似合うのは か ....
行ったり来たりの場面展開
ブランデーに似合うホワイト
真っ黒な猫に 似合う
根っこが確りしてる味
寝っ転がって 認めた
唯一の 甘さ

消しゴムの絞りカスや
カレーに入れる 最後の ....
良く見かける 昔ながらの三つ編み
黒く伸びる髪の毛の先に 
赤いリボンが はためいている
拘束された カラフル
誰しもが 似たような意見で 
流されて行く 世の中に
吐き気をもよおした ....
ぷうらりと 垂れる蜘蛛糸 手繰り寄せ
 宇宙感じる 時の間に間に


浮き上がる瞬間の
ふうわりと揺れる肢体を
思い出したかい

魂の浮遊物
大気圏の向こう側に巣食う残骸を握り締 ....
冬を越えた枝たちが腐る手前の物語
固い嘴が 何かを探して突きまくる音が
リズミカルに響く森の奥で
ピアノの鍵盤にも似た色合いの葉先たちが
くすぐったいような角度で触れ合えば
愛が生まれる ....
軍手もないのに
ベタベタの柱を触る作業は
非常に不愉快で

遠くを眺めると
さも気持ち良さげに飛んでいる姿が
一瞬で目に入ってしまったので
非常にムカツイタ

打ち付けるだけ ....
夕暮れの町並みには グレイが似合う
赤でも青でもない
喧騒を忘れた美しい光が 交錯する瞬間

それは シグナルだったり 
少し早い 月の女神だったり
今 落ちんとす 太陽光線だった ....
ホームパイ 割れた原因 キツツキか

円柱の 赤に差し込む ラブレター

春になり 下されるのは どのポスト

クチバシで 作る樹液の 吸い口を

ココア味 買いそびれたの ホーム ....
啓蟄を迎えた深夜
こぽこぽと淹れた レモンティー

出涸らしだからって
これ以上 涙 涸らさないで

葉に留まる 鳥たち
静かな囀りに混じる 合唱

二つの手を合わせたら
何で ....
人工的な骨盤を ゆっくりと動かすと
腰が ぐるりと 回転した
それに合わせて 揺れる尻

砂糖を入れた 紅茶
酸っぱい系統のものは キライだと伝えてあった
それでも垂らされる 一滴の黄 ....
何時だって 
哀しい雪だね

子供たちが まとわりついて
皆で固めた おしくらまんじゅう

本物の大福は 美味しすぎて
もう 食べちゃったけれど

もっと大きな 世界一の大福を  ....
藤鈴呼(1080)
タイトル カテゴリ Point 日付
オカキは茶菓子自由詩0*17/6/21 10:15
垂れ下がる ハートマーク自由詩017/6/20 10:03
万能シルバー自由詩1*17/6/19 20:58
ラブレターの行方自由詩3*17/6/18 8:43
『 結婚 写真 』自由詩1*17/6/18 0:52
見上げれば自由詩2*17/6/16 10:48
見渡せば自由詩1*17/6/15 21:54
ロールケーキの里自由詩017/6/15 10:16
ちり紙絡まる自由詩2*17/6/14 10:24
夢現の狭間で自由詩2*17/6/13 9:43
5年ライオン自由詩1*17/6/12 21:23
小娘のおっぱい自由詩0*17/6/12 10:28
惑星の先に自由詩017/6/11 14:55
春の覚醒自由詩2*17/6/8 9:12
冬のジュゴン自由詩2*17/6/7 10:15
緑色のライター自由詩2*17/6/6 9:25
キクザキイチゲの生た丘に自由詩3*17/6/5 22:53
べたべた愚痴口イライラするな自由詩1*17/6/4 11:43
色褪せぬ本気をください自由詩2*17/6/1 21:29
菜の花が見えない自由詩2*17/5/31 9:07
らヴ・ちょこれいと自由詩2*17/5/30 10:04
フィッシュボーン自由詩3*17/5/28 13:45
やもたんが浮く自由詩2*17/5/26 9:52
キリ自由詩2*17/5/25 14:06
スイッチ自由詩1*17/5/13 15:59
フライング・ムーン自由詩1*17/5/7 23:54
ホームパイ自由詩1*17/5/4 0:39
ユーカリ自由詩017/5/3 0:20
レモネード自由詩3*17/4/28 22:40
桃色の雪自由詩2*17/4/23 13:20

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