路地のかどから
愛しい音
特別なワケもないけれど
なでてほしい
なでてほしい

となりの窓から
優しいまなざし
今日も行こうね
一緒に行こうね

もうなにも見えないけれど
 ....
ノロマな夏の風が肌に染み込み
この世の全ては鼓動に飲み込まれる

平等に夜はやってくるとして
不可解な事実は複雑にからまり続けるとして
星が、絶え間なく降るように
この世の全ては混沌と ....
泣かないための方法は
見つからなかった
それでもいいかな
会いに行ってもいいですか

指先が踊る
ペンライトの群れ
月の夜には
虫たちが騒ぎだす

マジメな生きもの
そんなの ....
かいつまんで言うことは苦手で
けれども饒舌に語るなんてことは以てのほかで
またしても私は能面のようにうすら笑いを浮かべて

輝ける場所は無くなった
いいえはじめからなかったのです
旋律 ....
夕陽が燃える
コンテナが揺れる
私の町から少し遠く

涙はかげろうの向こう
あまり簡単なものではないって
わかっている

けど

そこはかとなくこみあげてくるよ
これは何かな
 ....
まつりのあとには
もう一度よみがえることをねがう
わたしがいる

もう二度との意味を
知らないふりで逃げようとしている

空を渡るかげろう
知らない君
町の果てへ
夢の中へ
 ....
言葉ではない 詩が
僕の尻尾の先をかすめて 
逃げてしまった

もういくら耳を澄ましても
ただ車の往来が鼓膜を揺らす時間がきて

うなだれた首に、夏の風が下りてきた
どうか、大好き ....
ペンを持つ手が震えている
私は私に もうすぐなれるのだろうか

一歩一歩積み重ねることの大切さは
今更、わかった気がする
でも 一番大切なものは
こんなものじゃない

幻が、呼ぶよ ....
からっぽなんかじゃなく

ただ、シンプルに

日々を、過ごす


またねの約束と

変わらない面影が

今、宝物になるのだ


歩いていこう

道の続く限りは

 ....
生きていること


バタンとドアを閉めて
出かけること


ただいまとドアを開けて
帰ってくること


そして ごはんを食べて
お風呂に入って
暖かい布団で眠ること

 ....
 花が咲く頃

にわかに、雨の降る頃

 私達
 
また会いましょう


気がつけば
 
 優しい命に守られていた

夢は近く
 
 本当に、ここにいた


 ....
鼓動は高鳴りを増した

描いては 消した

落書きのように

夢も見ず

泣きもせず

刻々と時が流れる


置いてけぼりになりたかった私の

気持ちとは裏腹に 
 ....
あまりにも青すぎる空が

胸を刺す日がある

チクリ ギクリ と 痛む

青空は絶対的に元気をくれるものかと

信じていたけど


それでも外へ出れば

少しホッとして
 ....
まだ片付かない私の心の中にも

また、新しい季節がやってきそうです

思い出にすがりついてしまいたい気持ちから解き放たれて、

ひとりぼっちで笑いたいのです


相変わらず強迫観 ....
おかの上で
見た
雪が降っていた
たくさん
家は白
木は白
犬が茶色
黒い私と
ピンクのマフラー

許せないから
口笛を吹く
木枯らしに
負ける

二十の私の口癖は
“ ....
ふるさとを求めて 
旅が続く

転んでも泣かない
雨が降ってもくじけない
わたしは
おてんとさまとおかげさまの
ちょうどまんなかで

胸に棲む虫がシクシク泣き出す夜も
脅えた鼓 ....
きっと輝いているこの瞬間に
死にたいと願う私がいるのは
いつかの、本当の瞬間に、
生きたいと願う私への裏切りの行為かもしれない

この脈拍の速さはそういうことであって
世の中はうまくま ....
焦げ臭い街並みの

そらは今日もいい色をして

僕の上


てちてちと歩く

君と

ふたり


歩幅じゃなく

こころの、深いところで

わかりあえたらいいの ....
リリーの胸の鈴の音が聴こえてきたら、
それを合図に

背骨を軋ませる恨みも
誰とも話せない理由も
寂しくなくなる方法も
黒猫のリリーの面影も

とにかく今は引きずったまま
ゆ・こ ....
カートに

またがり

かごめかごめ


ハイスピードの

その先には

通りすがりのお兄さん


かさ小僧が通るよ


転んだって

泣かない

眼鏡を ....
新しい風

揺れ落ちる、ハンモック

止まない8ビートに

甦るのは


嫉妬と希望



誹謗中傷を、

吸い込んでよ。

彼らが自由である限り、

僕たち ....
僕の言葉なんて、消えちまえばいい。

さわさわの雨が濡らした石畳

めくればそこにも、孤独なんだろう?

犬よ、僕の大好きな犬。

おまえが大好きでたまらないのだけれども、

おま ....
生まれた瞬間から歩いていた。
この道は
いつかは確かに終わるけれど
今は一人ぼっちの、
ただまっすぐな
道。

気がつけばいつも欲張って、
幾通りもの道を試してしまうよ
高望みを許さ ....
 
休日のピエロは、ギターを弾きます
ポロン ポロン

ひとりになって、わかったこと
わかりたかったことも
わかりたくなかったことも
わからなければならなかったこと
ポロン

僕が ....
けれどもただ個性的というだけでは認められないから
自分を偽ったりもするでしょう?

ひとりぼっちは多分たいしたことではなくて、
誰かが決めた価値観に沿って生きるよりも
自分で納得のいく自 ....
テントの外の
雲は鳥のようで
月は、まんまる

ああ僕、
あの月で玉乗りをしたら
きっともう一度笑えるのに

おどけすぎた道化師の詠んだ
詩の先があまりにも尖ったから
あの人は死ん ....
as(26)
タイトル カテゴリ Point 日付
そら自由詩122/5/7 16:23
ほしあいのうた自由詩313/8/6 20:47
光の道自由詩213/3/25 17:58
R自由詩012/6/4 22:23
待ち合わせ自由詩011/8/11 20:02
かげろう自由詩111/2/20 12:22
夜と魔法使い自由詩010/5/22 14:15
3月10日自由詩110/3/9 21:44
明日自由詩209/12/28 15:53
生きていること自由詩009/3/9 21:40
無題自由詩308/12/31 13:49
未完成自由詩008/10/5 12:16
青空自由詩008/3/23 14:31
トロールからの贈り物自由詩008/3/10 0:12
ピロー自由詩108/2/17 22:40
旅の途中自由詩007/12/30 13:33
うた自由詩107/6/10 22:17
散歩自由詩607/3/23 16:23
リリー自由詩206/12/30 13:00
かさ小僧自由詩006/9/14 14:27
彼らの詩自由詩106/8/6 13:47
僕の言葉なんて、消えちまえばいい未詩・独白206/3/30 23:03
19個目の一里塚自由詩106/3/15 21:06
ピエロの休日自由詩105/12/31 17:41
生きるということⅣ自由詩305/10/9 18:34
道化詩自由詩205/10/7 23:14

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