未完成
as


鼓動は高鳴りを増した

描いては 消した

落書きのように

夢も見ず

泣きもせず

刻々と時が流れる


置いてけぼりになりたかった私の

気持ちとは裏腹に 


糸巻きが緩む金曜日

熱を帯びた首に

キミの 声が 巻きつく

もう一つ

勇気さえあれば

無神経さがあれば




もしも、また夏が来たら

飛び込みましょう

息を

吐いて


自由詩 未完成 Copyright as 2008-10-05 12:16:46
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