僕の言葉なんて、消えちまえばいい
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僕の言葉なんて、消えちまえばいい。

さわさわの雨が濡らした石畳

めくればそこにも、孤独なんだろう?

犬よ、僕の大好きな犬。

おまえが大好きでたまらないのだけれども、

おまえになりたくないのは

非常に失礼な理由。

一日一回の散歩なんかでやってられるか。

りりしい顔を見させておくれ

僕をかみ殺してやってくれ

明日こそ僕はおまえになる

言葉を捨てなければ、

伝わらないんだ。

伝わらないんだ


石畳に雨

爪がはがれても掘りつづけるよ









未詩・独白 僕の言葉なんて、消えちまえばいい Copyright as 2006-03-30 23:03:59
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