かげろう
as


まつりのあとには
もう一度よみがえることをねがう
わたしがいる

もう二度との意味を
知らないふりで逃げようとしている

空を渡るかげろう
知らない君
町の果てへ
夢の中へ
寒い日射し 心地よい鼓動
手に入れたかった
マスクの外側が寒かった

指についた歯形を
取り除くことができるかい
ただ生きることは
あまり容易ではなかった

疑ってなんかいません
病に冒された脳は
歌うように、笑いました


自由詩 かげろう Copyright as 2011-02-20 12:22:26
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