旅の途中
as


ふるさとを求めて 
旅が続く

転んでも泣かない
雨が降ってもくじけない
わたしは
おてんとさまとおかげさまの
ちょうどまんなかで

胸に棲む虫がシクシク泣き出す夜も
脅えた鼓動が止まないめざめの時も
とにかく ギターをかき鳴らそう

君がくれた勇気に見合う贈り物は
見つからなかった
ありきたりな魔法だけれど
ありきたりな気持ちでは なかったよ

うつろな目でも 本当の場所を見つめる
ここは まだ 旅の途中

そして切り裂かれた我儘な自由の先にのたれ死んだとしても

涙の染み込む地面に眠る、そこは
やさしいふるさと


自由詩 旅の途中 Copyright as 2007-12-30 13:33:57
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