R
as


かいつまんで言うことは苦手で
けれども饒舌に語るなんてことは以てのほかで
またしても私は能面のようにうすら笑いを浮かべて

輝ける場所は無くなった
いいえはじめからなかったのです
旋律を奏でるたびに
呼び起される痛みの夢

昨日は何処ですか
あなたのポケットが膨らんでいる
目を覚ましたのは
一体誰のため?

どうして私を疑うのですか
私は私を唄ったのです
勇敢な旅人は
満身創痍で眠りに就いた

ユメ ユメ
語りましょう
間違えだらけの
地図を広げて

ユメ ユメ
肩に背負えたら
形を変えろ
ただもう一度

ただもう一度


自由詩 R Copyright as 2012-06-04 22:23:39
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